三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部情報工学科/総合工学科情報工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
授業科目名 計測工学
けいそくこうがく
Instrumentation Engineering
単位数 2 単位
ナンバリングコード
engr-engr-ELEC-2661
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 小川 将樹(工学部情報工学コース)

OGAWA, Masaki

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 IoTの推進が進んだ現在では、実際のモノや事象を計測する技術に基づいた製品が身近に、当たり前に存在しています。また、それら製品に用いられている計測の技術は、近年急速に発展した人工知能技術の応用や、近い将来に実現が見込まれている自動運転技術、将来的なバーチャルトランスフォーメーションにまで関わり、長期的に重要な技術と考えれ荒れます。そこで本授業では、様々な分野における「計測」の基礎となる、共通する知識や概念、計測時に生じる誤差や、誤差を含むデータの解析方法等を扱い、実際に計測を行う際に必要な知識を学びます。
学修の目的 計測に関係する様々な基礎的知識の修得と、実際の計測に臨む際に必要な考え方や感覚を身につけることを目的とします。
学修の到達目標 1.計測に用いる単位や、それを物理的な性質に分類する概念について知ること
2.計測対象の特性に応じた有効数字を理解し、計測および値の取扱いに関する考え方を身につけること
3.計測時に生じる誤差について、基本的な種類や扱い方についての知識を得ること
4.計測結果の解析方法や表し方についての知識を得て、実際に簡単な解析ができるようになること
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 情報工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【技術者倫理】
 情報工学科に関連する様々な分野に関心をもち、未知分野を理解するために、自主的、継続的に学習できる。【自主的継続的学習】
 世界に多様な考え方があることを学び、様々な立場の考えや意見を尊重し、多面的に物事を考えることができる。【多面的な思考能力】
 情報工学に関連する課題に対して、与えられた条件や期限を熟慮し、計画的に作業を進め、報告できる。【計画的な活動】
 専門分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる.また、学習や実験で得た知見を、論理的に記述し、的確に発表し、討議できる。【コミュニケーション能力】
 自然科学と情報技術に関する十分な知識を修得し、それらの知識を応用できる。【知識の修得と応用】
 与えられた問題に対し、修得した知識や技術を利用して、関連情報を収集し、解決手法を提案し、実現できる。【問題解決能力】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 各種試験と出席、提出物等の点数の合計を10点満点に換算し、小数点第一位を四捨五入した値に応じて11段階の評定点とします。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書
参考書 購入が必須ではありませんが、予習・復習において困難があった場合に参考となる本の例として参考にしてください。
【計測システム工学の基礎(松田康広・西原主計、 森北出版)】
オフィスアワー 講義時以外は、電子メールで教員宛てに連絡してください。簡単な質問であればメールで対応します。ある程度説明等が必要な質問やメールでは聞き(答え)難い質問などは、メールで日時の調整を行い、担当教員の教員室で対応します。
受講要件 特にありません。
予め履修が望ましい科目 基礎線形代数学I・II、基礎微分積分学I・IIは予めの履修が望ましい科目です。また、本講義の後半の学修内容は解析的な内容を含むため、確率・統計学や工業数学JB等の内容とも関連が深いと思います。
発展科目 制御工学や情報工学実験I~III、画像処理、ディジタル信号処理などが発展科目と言えます。また、内容次第ですが、卒業研究においても役立つかもしれません。
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19193
キーワード 有効数字、国際単位系、測定誤差、測定精度、データ解析
Key Word(s) Significant figures, International system of units, Measurement error, Measurement accuracy,
Data analysis
学修内容 第 1 回:概要説明
第 2 回:物理量の単位、次元、国際単位系
第 3 回:誤差、有効数字、精度
第 4 回:誤差の伝播(1)
第 5 回:誤差の伝播(2)
第 6 回:ディジタル測定器の誤差、サンプリング周波数
第 7 回:計測結果の視覚化
第 8 回:中間試験
第 9 回:誤差の統計的考え方と処理(1)
第10回:誤差の統計的考え方と処理(2)
第11回:最小二乗法(1)
第12回:最小二乗法(2)
第13回:画像処理による位置計測における誤差の解析(1)
第14回:画像処理による位置計測における誤差の解析(2)
第15回:データの欠損と補間
第16回:定期試験

*実際の進行や状況によって調整する可能性があります。
事前・事後学修の内容 【事前学習】
第2回以降の講義前には、シラバスや前回案内された次回の内容を参照し、自分に合った本やWeb上の資料等から、事前に関連する部分について読み、学修内容の概要的知識を得ておくと良いです。

【事後学習】
授業中(Moodle上を含む)に出題した演習問題や、事前学習と同様の参考書などの資料にある問題を解くなどして、理解を深めたり、応用力を身につけたりしてください。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:180分/回

Copyright (c) Mie University