三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・理科
科目名 物理学実験、化学実験
ぶつりがくじっけん、ががくじっけん
Physics Laboratory, Chemistry Laboratory
受講対象学生

学部(学士課程) : 2年次
75 期生
卒業要件の種別 必修
授業科目名 理科実験II
りかじっけんII
Science Laboratory II
単位数 1 単位
ナンバリングコード
educ-scie-SCIE
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 5, 6, 7時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 教育学部1号館 物理学第1・第2実験室、化学学生第1実験室

担当教員 國仲寛人(教育学部理科教育講座), 阿部幸夫(非常勤講師)、市川俊輔(教育学部理科教育講座)、田中晶善(非常勤講師)

KUNINAKA, Hiroto、ABE, Yukio、ICHIKAWA, Shunsuke、TANAKA, Akiyoshi

kuninaka_at_edu.mie-u.ac.jp (_at_ = @)

実務経験のある教員 【教員名】阿部幸夫
【実務経験の内容】 三重県高等学校の理科教諭、教頭
【講義内容との関連性】 物理の基本知識に加え、理科教員に必要な知識やスキルを教授する

【教員名】市川俊輔
【実務経験】高等学校理科常勤講師、高等専門学校理科非常勤講師として勤務
【講義内容との関連性】 実務経験より得た知識や技術等を活かして、中学校や高校での化学実験を運営する力を鍛錬する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 (化学分野)
・化学実験の基本操作
・大学化学の基礎的実験
・中学校理科化学で扱う実験

(物理分野)
・高等学校物理基礎で扱う実験
・実験データの処理方法や実験結果の表現方法など、理科教育における基礎的素養を修得する
学修の目的 (化学分野)
・法則や事実を実験を通して確かめることにより理解を深める。
・試薬、器具の取り扱いや実験の基礎的な操作法を習得する。
・中学校理科の授業で扱う化学実験を行えるようになる。
・中学校理科の化学実験に関連したシミュレーションを扱えるようになる。

(物理分野)
・基礎的な実験装置の操作法、および実験データの処理方法を習得する。
・実験レポートの書き方を習得する。
・講義で学習した内容とこれから学習する内容を、実験を通して理解する。
学修の到達目標 (化学分野)
・実験器具の取扱法、試薬調製法、危険防止、ガラス細工等、化学実験の基本操作法を習得する。
・物質の化学変化と溶液の定量的扱いを習得する。
・化学の基礎理論を実証的に理解するとともに基本的な物理量の測定法及びデータの処理法を習得する。
・中学校理科化学分野で扱う実験(気体発生とその性質評価、エタノールの蒸留、炭酸水素ナトリウムの熱分解、酸化銅の還元、酸・アルカリの中和など)を実践できる。

(物理分野)
・自然の基礎法則を探る実験の有効性を体得すること。
・明解な報告書を書く能力を身に付けること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 ・実験態度50%とレポート50%、各担当教員の評価の平均値
・理論と実験についての理解度、毎回の実験を行う姿勢、時間的効率、記録や処理の仕方、実験レポート、後期試験の成績で評価する。
授業の方法 実験

授業の特徴

PBL

特色ある教育

反転授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 授業中の学生の状況、授業評価アンケート結果を参考にする。
教科書 (物理分野)
テキストをMoodleで配布する。
参考書 (物理分野)
・野島高彦『実験ノートの書き方』, 化学同人, 2017年
・G. L. Squires『いかにして実験をおこなうか』(重川秀実、他訳), 丸善, 2006年
オフィスアワー 時間:受講生と相談の上決定する
場所:教育学部1号館物理学教員研究室(國仲寛人)
受講要件 ・基礎物理学Aまたは基礎物理学Bを履修済みであること。
・基礎化学Aまたは基礎化学Bを履修済みであること。
・実験設備の都合上,受講者数を24名までとする。
予め履修が望ましい科目
発展科目 (物理分野)
物理学講義I, II, 物理学実験
その他 (化学分野)
実験することに意味があるので,欠席は認めない。
実験設備の関係で受講者数を制限することがある。受講者は初回から白衣を準備すること。

(物理分野)
基礎物理学A・Bの知識を前提とする。実験ノートとして使用するためのA4版ノート(方眼ノート。生協購買部で販売している)1冊を各自用意しておくこと。実験ノートは初回のオリエンテーションのときから使用する。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 理科教育, 物理学, 化学、基礎的化学実験
Key Word(s) Science Education, Physics, Chemistry, Basic Chemistry Experiments
学修内容 (化学分野)
第1回 実験器具の使い方、ガラス細工
第2回 液体の体積を計る器具とその精度
第3回 中和滴定と中和熱の測定
第4回 pH試験液の作成
第5回 酸素、二酸化炭素、アンモニアの発生とその性質
第6回 エタノールの蒸留
第7回 炭酸水素ナトリウムの熱分解
第8回 水やうすい塩酸の電気分解

(物理分野)
第9回 オリエンテーション、誤差の取り扱いに関する演習
第10回 円柱の体積の測定
第11回 力学的エネルギーの保存
第12回 電流と磁石の相互作用
第13回 コンデンサ
第14回 仕事と熱エネルギー
第15回 摩擦力
第16回 電気抵抗

内容や順番は変更になることがあります。
事前・事後学修の内容 ・毎回、実験の理論、機器の操作等について十分予習してくること。
・各実験のレポートは、次回の実験開始前までに必ず提出すること。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:180分/回

Copyright (c) Mie University