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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ヨーロッパ・地中海の思想 B
よーろっぱ・ちちゅうかいのしそう びー
European Philosophy B
単位数 2 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 西洋哲学特論 B
せいようてつがくとくろん びー
Lecture on Western Philosophy B
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2130-006
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 田中 綾乃(人文学部)

TANAKA, Ayano

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ヨーロッパ近代哲学における根本思想を考察することで、近代から現代に至るまでの思考法の基礎を学ぶことを目論見とする。本授業では、近代哲学に成立した「美学」をテーマに講義を行う。普段、私たちは「きれい」や「美しい」という言葉を用いているが、「美しい」とは一体どういうことなのだろうか。また、美と芸術の関係はどうなっているのか。それらを近代の哲学者たちの思想を通じて考察する。近代の西洋哲学者たちの理論を学ぶと共に、日常的な問いから哲学的なものの見方や考え方を学ぶ。
学修の目的 西洋哲学における主要な主題を歴史的かつ体系的に基礎づける。
物事をじっくり考察するという哲学的思考法や哲学的態度を学ぶ。
先人たちの思想を考察することで、多角的なものの見方や価値観を養う。
学修の到達目標 ヨーロッパの近代の哲学者たちの考え方を理解することで、近代のヨーロッパに通底する思想を把握する。とくに「美学」の基本的概念について理解を深める。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業時のレスポンス(レポート)の内容、平常点、期末試験などから総合的に評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 井奥陽子『近代美学入門』(ちくま新書)
参考書 小田部胤久『西洋美学史』(東京大学出版会)
小田部胤久『美学』(東京大学出版会)
小田部胤久『芸術の条件』(東京大学出版会)
小田部胤久『象徴の美学』(東京大学出版会)
バウムガルテン『美学』松尾大訳(講談社学術文庫)
佐々木健一『美学辞典』(東京大学出版会)
佐々木健一『美学への招待』(中公新書)
髙木駿『カント『判断力批判』入門』(よはく舎)
今道友信『美について』(講談社現代新書)
オフィスアワー 水曜日12時〜13時、事前にメールで問い合わせること。
受講要件 ・哲学は「自分自身で考える」学問である。それゆえ、受動的ではなく、能動的に授業に参加すること。
・毎回の授業でムードルに自身の考えを書き入れる。
・哲学カフェ形式(対話型授業)を採り入れる。
予め履修が望ましい科目 哲学・倫理学の科目
発展科目 ヨーロッパ・地中海思想演習
その他 ・授業内での携帯電話、スマートフォンなどの使用を禁止します。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 美学、芸術、芸術家、天才
Key Word(s) aesthetic, art, artist, genius
学修内容 第一回  イントロダクション
第二回  「美学」とは何か?
第三回  美しさと芸術
第四回  liberal arts と mechanical arts
第五回  fine artsの成立ー技術から芸術へー
第六回  バウムガルテンの「美学」
第七回  美の客観主義
第八回  美の主観主義
第九回  カントの美学(1)
第十回  カントの美学(2)
第十一回 芸術家の誕生
第十二回 「創造性」について
第十三回 「独創性」について
第十四回 「天才」とは何か?
第十五回 まとめ


ただし、受講生の関心や理解度に応じて授業を進めるので、
必ずしもスケジュール通りに進むとは限らない。
事前・事後学修の内容 事前学修:配布した資料に目を通す。
事後学修:論点整理、身の回りにある哲学的課題を発見する。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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