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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
全て邦訳を使い外国語の知識は問わないので内容に興味がある学生は誰でも歓迎
選択・必修
授業科目名 ドイツ文学論A
どいつぶんがくろんA
German Literary Criticism
単位数 2 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次
全て邦訳を使い外国語の知識は問わないので内容に興味がある学生は誰でも歓迎
選択・必修
授業科目名 表象文化論
ひょうしょうぶんかろん
Studies of Culture and Representation
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 田畠 健太郎(人文学部)

TABATA, Kentaro

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 「表象」とはおおよそ「表現された(結果できた)もの」というような意味です。したがって「表象文化論」とは、私たちはどうやって言葉や記号、映像、音、手触りなど様々な手段を使って表現された多種多様な作品や文化事象を消費・利用・鑑賞・解釈しているかについて考える学問と思ってください。
この科目は、担当教員の興味・関心のもとに集められた表象文化(文学・映画・絵画・彫刻・その他諸々)を、時には批判的に、時にはオタク的に没入して、あるいは時にはしみじみと、受講学生たちと一緒に読んだり見たり聞いたり触ったりすることで、さまざまな表現のありかたに親しんでみようという文学・文化研究への入門科目という位置づけになっています。

本年度は、アメリカ文学を専攻している田畠が担当しますが、自分の専門地域や文学研究の枠にとらわれずに、「人造人間・ロボット」をテーマに据えて、ドイツ文学、イギリス文学、ドイツ映画、チェコ文学、アメリカ文学などから幅広く関連作品を選び、学生と一緒になって読んだり見たり気軽に話しあったりする予定です。

本科目は、2023年度以前入学の学生には「ドイツ文学論A」(文化学必修科目〔発展〕科目)として、2024年度以後入学の学生には「表象文化論」(基礎科目)として、開講しています。入門科目的位置づけなので、興味・関心があれば、どなたでも受講可能です。
学修の目的 文学を中心とした表現文化に親しみ、多種多様な作品を柔軟に受容するための素地を養う。
自分の興味・関心がどういった対象やジャンル、媒体にあるのかが自覚できるようになる。
自分と異なる他者の考えや感じ方を尊重したうえで独自の議論を展開できる心構えを涵養する。
文化研究についての基礎的知識を身につける。
学修の到達目標 文学を中心とした表現文化に親しみ、多種多様な作品を自ら進んで柔軟に受容できるようになる。
自分の興味・関心がどういった対象やジャンル、媒体にあるのかを自覚し、自ら進んで興味・関心を深められるようになる。
自分と異なる他者の考えや感じ方を尊重したうえで独自の議論を展開する心構えを前提として持てるようになる。
文化研究についての基礎的知識を身につけ、自ら進んで調査・解釈ができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
○国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 プレゼンテーション30%、レスポンスシート40%、レポート30%(受講者をみて変更の可能性あり)
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

反転授業
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 要望があれば可能な限り積極的に取り入れる
教科書 メアリー・シェリー 『フランケンシュタイン』、小林章夫訳、光文社古典新訳文庫、2010年。
カレル・チャペック 『ロボット RUR』、阿部賢一訳、中公文庫、2020年。
アイザック・アシモフ 『われはロボット』、小尾芙佐訳、ハヤカワ文庫、2004年。
上記以外はハンドアウトを使用する
参考書 授業中に適宜指示する
オフィスアワー 金曜7-8限
受講要件 特になし。どんな学生でも歓迎。(英語や第二外国語の履修を含め)外国語の知識は問わない。言語を問わず文学一般、文化事象一般に興味のある学生であれば、誰でも受講できます。
予め履修が望ましい科目 特になし。
発展科目 次年度の「文芸批評論」および、地域・言語に関係なく文学関係科目全般、外国語関係科目全般
その他 「表象文化論」は隔年開講の科目です。
2023年度以前入学の学生にとって、「表象文化論」は、文化学必修科目(発展)の「ドイツ文学論A」として認定されます(が、受講にはドイツ語・ドイツ文学関係科目の履修経験や知識は要りません)。興味や関心のある学生ならば誰でも歓迎します。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19043
キーワード 表象文化論、世界文学、ロボット、SF、アメリカ文学、イギリス文学、ドイツ文学、チェコ文学、小説、映画、演劇
Key Word(s) Studies of Culture and Representation, World Literature, Robot, American Literature, English Literature, German Literature, Czech Literature
学修内容 授業計画
第1回: イントロ:表象文化について&文化研究について&SF(人造人間・ロボット)について概観、発表分担
第2回: ホフマン 「砂男」
第3回: シェリー 『フランケンシュタイン』① まえがき~第四章
第4回: シェリー 『フランケンシュタイン』② 第五章~第十一章
第5回: シェリー 『フランケンシュタイン』③ 第十二章~第二十章
第6回: シェリー 『フランケンシュタイン』④ 第二十一章~最後
第7回: チャペク 「ロボット RUR」① 第一章
第8回: チャペク 「ロボット RUR」② 第二章~第三章
第9回: フリッツ・ラング 『メトロポリス』(映画)① 鑑賞
第10回: フリッツ・ラング 『メトロポリス』(映画)② ディスカッション
第11回: アシモフ 『われはロボット』① 序章~第二章
第12回: アシモフ 『われはロボット』② 第三章~第五章
第13回: アシモフ 『われはロボット』③ 第六章~第七章
第14回: アシモフ 『われはロボット』④ 第八章~第九章
第15回: まとめ・総評

期末レポート(SF関連著作のレビューないしは作品読解を予定)
*学生の興味や進度によって、学期中に調整・変更する可能性があります。
事前・事後学修の内容 毎回読むべき範囲を予習として読んでくること。個々の表現の間のつながりや全体との関係も考えるために、復習することで学習内容を次回の授業に活かすこと。
事前学修の時間:180分/回    事後学修の時間:60分/回

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