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開講年度 | 2024 年度 | |
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開講区分 | 人文学部法律経済学科 | |
受講対象学生 |
2023年度以前入学生対象 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 行政学 | |
ぎょうせいがく | ||
Public Administration | ||
単位数 | 4 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
火曜日 7, 8時限; 金曜日 3, 4時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 川上 哲(非常勤講師) | |
Kawakami Satoshi | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 行政学は政府の仕組みや組織および政策を対象とする学問です。それぞれ制度論、組織論、政策論と呼ばれています。政府の仕組みとして大統領制と議院内閣制では何が異なるのか、中央省庁の組織はどのようにつくられ発展してきたのかなどを検討するのが制度論になります。また官僚制にはどのような特徴があるのか、公務員はどのように採用され昇任していくのか、どのような組織であれば行政の仕事が合理的に展開できるのかなどを検討するのが組織論になります。制度論は政策過程論とも呼ばれ、政策とは何か、政策はどのようにつくられ決定され実行されるのかなどを検討していきます。この講義では行政学が扱う上記の制度論、組織論、政策論について、基礎的な理論の解説を行います。また行政学は様々な分野の学問とも密接に関連する学際的な学問です。政治学はもちろんのこと、経営学や経済政策、社会政策、心理学などに幅広く関心を持つとより理解が深まりますので、関連する科目も積極的に受講することをお勧めします。 |
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学修の目的 | ①行政学とはどのような学問であり、どのようにして成立し発展してきたかを理解できる。 ②主に日本の行政や公務員の役割についての知識を習得するとともに、課題や問題点についても理解できる。 ③政策とは何か、政策はどのようにして作られ実行されていくのかについて理解できる。 |
学修の到達目標 | ①行政の成り立ちや基本的な仕組みについて理解し説明できる。 ②公務員制度の基本的な仕組みや現在の公務員制度が抱える課題について理解し説明できる。 ③公共政策や政策過程の基本を理解し現在の政策を分析する視点を持つことができる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 講義中に行う3回の小課題レポート(30%)と期末試験(70%)によって評価します。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業アンケート結果を受けての改善点 | 講義レジメと資料によって授業を進めます。基本的なことはレジメに記載しますが、重要なことは随時、レジメにメモを取るなり、ノートを取るなりして補強するするようにして下さい。また分からないことや理解が不十分なことは放置せず、必ず質問するようにして下さい。 |
教科書 | 特に指定しません。 |
参考書 | 行政学全般に関わるもの 〇伊藤正次・出雲明子・手塚洋輔『はじめての行政学(新版)』(有斐閣ストゥディア、2022年) 〇曽我謙悟『『行政学(新版)』(有斐閣アルマ、2022年) 〇真渕勝『行政学(新版)』(有斐閣、2020年) 〇西尾勝『行政学(新版)』(有斐閣、2001年) その他関連するもの 〇嶋田博子『職業としての官僚』(岩波新書、2022年) 〇石川真澄・山口二郎『戦後政治史 第四版』(岩波新書、2021年) 〇小熊英二『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』(講談社現代新書、2019年) 〇中北浩爾『自民党―「一強」の実像』(中公新書、2017年) その他にも講義の際、随時紹介します。 |
オフィスアワー | 授業終了後。またはメール。 |
受講要件 | 特になし。 |
予め履修が望ましい科目 | 受講にあたっての前提ではありませんが、政治学原論や政治思想史など政治学関連の科目の他、憲法や地方自治論、経営学なども併せて受講するとより理解を深めることができます。 |
発展科目 | 政治学原論や政治思想史など政治学関連の科目の他、憲法や地方自治論、経営学など。 |
その他 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18971 |
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キーワード | 近代国家、現代国家(福祉国家・行政国家)、近代官僚制、アメリカ行政学、議院内閣制、大統領制、中央省庁、公務員制度、新自由主義、構造改革、政治改革、行政改革、政策過程 |
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Key Word(s) | Welfare State,bureaucracy, parliamentary cabinet system, presidential system, central government, civil servant, neoliberalism |
学修内容 | 1 導入と講義概要及び評価方法-行政学とは何か 2 行政学の歴史とその背景 3 行政学の発展-アメリカ行政学 4 組織論① 古典的組織論 5 組織論② 現代組織論 6 官僚制論① 近代官僚制と官僚制の逆機能 7 官僚制論② 官僚制の演繹的モデル 8 官僚制論③ 官僚制の機能的モデル 9 大統領制と議員内閣制① アメリカの大統領制 10 大統領制と議院内閣制② イギリスの議院内閣制 11 大統領制と議院内閣制③ 日本の議院内閣制 12 日本の行政組織① 内閣の補佐機関 13 日本の行政組織② 中央省庁の組織 14 日本の行政組織③ 中央省庁の編制 15 日本の公務員制度 16 国家公務員の任用 入口選抜制度 17 国家公務員の昇任 キャリアとノンキャリア 18 国家公務員の退職 天下りとグレーゾーン組織 19 行政改革① NPMとガバナンス 20 行政改革② 日本の行政改革 21 政策過程論① 政策過程とは何か 22 政策過程論② 政策過程の理論 23 政策過程論③ 政策評価と評価指標 24 EBPM(根拠に基づいた政策形成) 25 EBPMの問題点と課題 26 予算の編成過程と決算 27 法案の形成過程 28 行政責任 29 行政統制 30 講義のまとめ |
事前・事後学修の内容 | 毎回、次回の講義内容の概要について予告を行うので、行政学や政治学関連の文献(特に指定はしません)で該当する箇所について予習をして下さい。授業後はレジメや資料を読み返しながら復習を行って下さい。行政学は専門用語が多い学問です。特に専門用語の意味内容を理解するように心掛けて下さい。 |
事前学修の時間:90分/回 事後学修の時間:150分/回 |