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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部機械工学科/総合工学科機械工学コース ・専門教育
・総合工学コース1年生向け自由科目
・機械工学コース1年生向け専門選択教育科目
・電気電子工学コース1年生向け専門選択教育科目
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次
選択・必修 選択
授業科目名 化学 II
かがくに
Chemistry II
単位数 2 単位
ナンバリングコード
libr-fndt-CHEM1522-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 火曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 石原 篤(工学部),橋本忠範(工学部),八谷 巌(工学部), 溝田 功(工学部)

ISHIHARA, Atsushi, HASHIMOTO, Tadanori, HACHIYA, Iwao, MIZOTA, Isao

SDGsの目標
連絡事項 ・2022年度以前の入学生は教養教育科目となります。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 第1回から第8回
無機化学の基礎を学ぶ。
第9回から第16回
有機化学の基礎を学ぶ。
学修の目的 第1回から第8回
無機化学の基礎を学習し習得することを目的とする。
第9回から第16回
有機化学の基礎を学習し習得することを目的とする。
学修の到達目標 習得した化学の基礎を総合工学科の専門に活かすことを目標とする。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 個性に輝く技術者となるために、自らの短所を補い、長所を伸ばそうとする意欲と姿勢を持っている。【関心・意欲】【態度】
 社会性・国際性・倫理観:社会的・国際的に広い視野、先見性、倫理観を持つために、科学技術の果たす歴史的・社会的役割を理解している。【態度】
 コミュニケーション能力:自らの考えを日本語や英語で科学的・論理的に説明し、コミュニケーションすることができる。【技能・表現】
 工学基礎:工学の礎となる数学、自然科学、情報技術に関する基礎知識を持っており、これを使って議論できる。【知識・理解】
 機械工学専門:材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産、機械とシステムなどの機械工学の主要専門分野に関する基礎知識を持ち、これを応用することができる。【知識・理解】
 デザイン能力・創造性:社会の要求をとらえたモノづくりのための創造力と設計技術の基礎を修得している。【思考・判断】
 実践的能力:機械の専門分野とともに、産業の環境負荷や生態系への影響、環境と人間に調和する機械の知能化など、環境-人間-機械の関係を総体的にとらえて、科学技術を応用することができる。【思考・判断】
 自主性:地球の将来を見据えて、自ら課題を設定し、計画・実行することができる。【関心・意欲】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 欠席4回以下を前提として試験80%,小テスト,レポートなど20%、60%以上取得で合格
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 学生の授業評価アンケートに基づき改善する。
教科書 第1回から第8回
わかる理工系のための化学 (今西誠之・金子 聡・小塩 明・湊元幹太・八谷 巌 編著, 共立出版)
第9回から第16回
有機化学スタンダード 有機反応・合成(小林 進 著, 裳華房)
参考書 第1回から第8回
コットン、ウイルキンソン、ガウス、「基礎無機化学」、培風館
オフィスアワー 第1回から第8回
火曜日12:10~12:50、場所分子素材棟1階3112および3113号室
第9回から第16回
火曜日12:10~12:50、場所分子素材棟3階3313A2および3315号室
受講要件 なし
予め履修が望ましい科目 高校の化学
発展科目 無機化学、有機化学、物理化学
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 無機化学、原子の電子構造、分子の構造、結合生成、イオン性固体、多原子陰イオン、 配位化学、溶媒、溶液、酸、塩基、周期表

有機化学、有機反応、有機合成、炭素ー炭素結合形成反応
Key Word(s) Inorganic chemistry, Electronic structure of atom, Structure of molecule, Formation of chemical bond, Ionic solid, Polyatomic anion, Coordination chemistry, Solvent, Solution, Acid, Base, Periodic table

Organic Chemistry, Organic Reaction, Organic Synthesis, Carbon-Carbon Bond Forming Reaction
学修内容 第1回から第8回は「わかる理工系のための化学」の第1章から5章の無機化学に関する講義を行う。

第1回: 原子の電子構造。粒子性、波動性。水素原子のスペクトルとボーアモデル。原子軌道とは何か。そのいろいろな表示法と種類、形、エネルギー。
第2回: 多電子原子の電子配置(組み立ての原理、フントの規則、パウリの排他原理)
第3回: 電子配置の原子番号による周期的変化。各ブロック元素の特徴。イオン化エンタルピー、電子付着エンタルピー、電気陰性度、原子半径、イオン半径。
第4回: 多原子陰イオンの構造、電子配置。
第5回: 配位化学。配位化合物の構造、異性体。
第6回: 溶媒、溶液、溶質。酸、塩基の定義。電子効果、立体効果。
第7回: 第1回から第6回のまでの理解度の確認(試験形式)
第8回: 第1回から第7回のまでの復習と総括

履修のポイント:原子の電子構造、原子軌道、分子の構造、軌道の重なりと結合性相互作用、反結合性相互作用など、高校ではほとんど触れられていない項目であるので、教科書をよく読み、言葉の定義をよく理解すること。物理化学と関連するので、あわせて勉強すること。分子軌道、イオン性化合物の化合物の構造とエネルギー、配位化学、酸、塩基の定義など、無機化学を理解するために不可欠な項目を含んでおり、教科書をよく読み、言葉の定義をよく理解すること。物理化学と関連するので、あわせて勉強すること.

第9回から第15回は「有機化学スタンダード 有機合成・反応」を使用し有機化学に関する講義を行う。

第9回 有機反応と合成、脂肪族炭化水素の反応
第10回 ベンゼンと芳香族炭化水素の反応(1), (2)
第11回 ハロゲン化アルキルの反応
第12回 アルコール・エポキシドの反応, アルデヒド・ケトンに対する求核付加反応
第13回 カルボン酸誘導体の反応, カルボニル化合物のα位での反応
第14回 カルボニル化合物の縮合反応, アミンの反応
第15回 転位反応, 炭素骨格の形成
第16回 定期試験
事前・事後学修の内容 講義を受講する前に予習として必ず教科書を読んでくること。受講後、演習問題を解くこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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