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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ヨーロッパ・地中海倫理思想演習D
よーろっぱ・ちちゅうかいりんりしそうえんしゅうでぃー
Seminar in European Ethics D
単位数 2 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 西洋哲学演習P
せいようてつがくえんしゅうぴー
Seminar in Western Philosophy P
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 月曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 三輪 秦之

MIWA, Yasuyuki

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 カントの思考法を理解するために、カントの小論である『啓蒙とは何か』(Beantwortung der Frage: Was ist Aufklärung?)の内容を確認した後、アーレントのLectures on Kant’s Political Philosophy(『カント政治哲学の講義』)を英語で読んでいく。カントの思想は倫理を含めて多くの分野での転換点ともいえる発想を含むものであって、近世の倫理を学ぶ人にとっても、また近世以前および近世以後の倫理に興味がある人にとっても一つの基本となる思考法が呈示されている。アーレントの英語には時々難解な箇所があるが、比較的に読みやすい部類であるし、じっくりと読んで内容を追いかけていく。
学修の目的 カントとアーレントの思考法に触れ、近現代の思想の特徴をつかむ。
学修の到達目標 カントとアーレントの著作を読み、その内容について考えることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業への参加、ゼミ発表などから総合的に評価する。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 カント『啓蒙とは何か 他四編』篠田英雄訳、岩波文庫、1974年。
Arendt, Lectures on Kant’s Political Philosophy, 1989[1982](『カント政治哲学の講義』浜田義文監訳、法政大学出版局、1987年)
プリントを配布します。
参考書 その他の翻訳や参考文献などは授業中に適宜挙げる。
オフィスアワー 月曜日12:00〜13:00
事前に連絡をとること
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 アーレントの英語は文法的にはそこまで難しいものではないですが、単語は少し難しいところがあるかもしれません。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード カント、アーレント、啓蒙、批判、思考、批判的思考
Key Word(s) kant, Arendt, enlightenment, critique, thinking, critical thinking
学修内容 カントの思考法について、そして啓蒙主義とその解釈について学ぶために、カントの『啓蒙とは何か』とその周辺についての著作、およびアーレントの"Lectures on Kants political Philosophy”(『カント政治哲学の講義』)を購読していく。まず前者について日本語で内容を確認した後、後者について英語で読んでいくという形式を取る。目安としては以下の通り。

第一回: イントロダクション
第二回: 前期のまとめ
第三回: カントと批判的思考について
第四回~第十四回: Arendt, Lectures on Kant's political Philosophy
第十五回: まとめ

なお、受講生の関心や理解度に応じて授業の進み具合が変わるので、必ずしもこの通りに議論が進むとは限らない。また、『カント政治哲学講義』に関しては邦訳も配布するので、それと合わせて読んでほしい。
事前・事後学修の内容 用意として毎授業ごとに購読文献に目を通すこと
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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