三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・理科
科目名 中学校・高校の教科教育法
ちゅうがっこう・こうこうのきょうかきょういくほう
Curriculum Education Law for Junior and Senior High Schools
受講対象学生 A 類

学部(学士課程) : 3年次, 4年次
75~ 期生
理科の学生は3年で選択すること
卒業要件の種別 必修
理科教育コースの学生は必修
授業科目名 理科教育法Ⅰ
りかきょういくほういち
Methodology of Science Education Ⅰ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
educ-comn-SCIE3121-005
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 教育学部校舎1号館4階 PBL7教室

担当教員 杉澤 学(教育学部)

SUGISAWA, Manabu

実務経験のある教員 教育現場で30年以上、理科の授業実践に取り組んだ実務経験を基に開発した教材や指導事例を紹介する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 前半は理科教材論及び理科学習論(構成主義学習論、状況的学習論、認知論、STEM教育、STS教育等)を扱う。後半は、初等中等理科教育法と前半の学修を踏まえてグループごとに小学校・中学校の単元を設定して、①小学校・中学校の学習指導要領、教科書の内容や目標、意義等の解釈、②単元の構想、単元の本質(育成する科学概念と理科の見方・考え方)、教材研究、ICT機器の活用、予備実験に基づく学習効果、安全性、指導上の留意点の検討、学習指導案の作成などを進め、そららの成果をまとめて発表して討議を行い、理科教材研究に対する教師としての資質を認識する。
学修の目的 小学校・中学校の理科教材論及び理科学習論を理解するとともに、それらを活用して単元の構想、単元の本質(育成する科学概念と理科の見方・考え方)の検討、教材研究、学習指導案の作成と模擬授業の実施・討議を行い、理科教師としての資質・能力と実践力を幅広い視野から身に付けることができるようになる。
学修の到達目標 ・認知発達を踏まえた理科教材論及び理科学習論を理解し、それらに基づく教材研究、学習指導案作成ができるようになる。
・理科学習を通して育てたい問題解決(探究)の力の系統性を理解できるようになる。
・児童生徒主体の個別最適・協働的な理科の学びを理解し、それらを踏まえた教材研究、学習指導案作成ができるようになる。
・各単元に応じた理科の見方・考え方を検討し、教材研究、学習指導案作成、実際の理科授業に活かすことができるようになる。
・各領域(物理・化学・生物・地学)の特性とそれに応じた教材研究、学習指導案作成ができるようになる。
・実際の理科授業でICT機器を効果的に活用することができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
○教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業内課題(30%)、教材研究・学習指導案作成(40%)、模擬授業(30%)
授業の方法 講義 実験 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
eポートフォリオを活用する授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 授業時間外での予備実験や毎回の授業において振り返り活動を設定し、授業内容に対する質疑や感想、質問などを把握した上でフィードバックや個別指導を行う。また、それらをもとに授業改善を行う。
教科書 小学校学習指導要領解説 理科編(平成29年告示 文部科学省)
中学校学習指導要領解説 理科編(平成29年告示 文部科学省)
「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 小学校 理科(国立教育政策研究所教育課程研究センター著、東洋館出版社)
「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校 理科(国立教育政策研究所教育課程研究センター著、東洋館出版社)
小学校理科教科書(新興出版社啓林館、大日本図書、東京書籍)
中学校理科教科書(新興出版社啓林館、大日本図書、東京書籍)
参考書 授業中に適時資料を配布したり参考書を紹介したりする。
オフィスアワー 毎週木曜日 13時~14時 教育学部校舎1号館 2F・245
メールやムードル上でのメッセージ機能等での事前予約が必要です。
受講要件 3年生以上を対象とする。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 75期~は理科教育法Ⅰとして、~74期は理科教育法Ⅱとして受講する。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 理科学習論、教材研究、教育実践への参画
Key Word(s) science learning theory, study of teaching material, participation in practice
学修内容 第1回:授業の目的(ガイダンス)
第2回:理科学習論と実践事例
第3回:理科教材論と実践事例
第4回:単元設定、単元の目標、単元の本質(育成する科学概念と理科の見方・考え方)の検討
第5回:単元の指導と評価の計画、問題解決過程(探究)の検討
第6回:中間発表、討議
第7回:教材研究、予備実験、学習指導案の作成、ICTの効果的な活用検討①
第8回:教材研究、予備実験、学習指導案の作成、ICTの効果的な活用検討②
第9回:小学校A区分(エネルギー・粒子)単元の教材開発、教材研究と学習指導案の発表、討議
第10回:小学校B区分(生命・地球)単元の教材開発、教材研究と学習指導案の発表、討議
第11回:中学校生物領域の特性を踏まえた教材開発、教材研究と学習指導案等の発表、討議
第12回:中学校地学領域の特性を踏まえた教材開発、教材研究と学習指導案等の発表、討議
第13回:中学校物理領域の特性を踏まえた教材開発、教材研究と学習指導案等の発表、討議
第14回:中学校化学領域の特性を踏まえた教材開発、教材研究と学習指導案等の発表、討議
第15回:授業全体をふりかえり、理科教育における教材の意義と役割について考察する。
定期試験は実施しない。
事前・事後学修の内容 事前 教材研究、教材・教具準備、予備実験、学習指導案及び教材研究の結果をムードルに提出する。
事後 授業時の討論も踏まえて、教材研究と模擬授業を省察する。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

Copyright (c) Mie University