三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アメリカ思想演習F
あめりかしそうえんしゅうえふ
Seminar on American Philosophy F
単位数 2 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 西洋哲学演習L
せいようてつがくしえんしゅうえる
Seminar on Western Philosophy L
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 野上志学(人文学部)

NOGAMI, Shigaku

SDGsの目標
連絡事項 moodle URLは以下
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19320

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 認識論は,我々は何を知っているのか,知識とは何かという問いを扱う.因果の形而上学は,何かが何かを引き起こすとはどのようなことか,因果とは何かという問いを扱う.認識論と因果論は,知識をある種の因果関係によって特徴づける知識の因果説によって接している.この講義では認識論と因果論という,哲学においてきわめて重要な2分野の交錯する領域について議論するとともに,我々のお互いの知識はどのように関わっているのかという社会的認識論への応用,具体的には,我々に共有されている「常識」というものはどれほど信頼に足るものかという問題を扱う.この演習では,現代認識論の古典的なテキストの読解を行うとともに,ベイズ認識論の基礎を身につけることができるような問題を参加者に課題として解いてもらうことになる.
学修の目的 認識論の概略を理解する
認識と因果が哲学においてどのように関連しているのかを理解する
学修の到達目標 認識論における諸理論の概略を理解する
社会的認識論について理解する
分析哲学における議論スタイルを身につける
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 毎週ないし隔週で課題を提出するので、課題の評価による。最終レポート等の提出は求めない。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 なし
参考書 飯田隆『言語哲学大全II-III』、勁草書房
野上志学『デイヴィッド・ルイスの哲学』、青土社
オフィスアワー 木曜日12:00-13:00
オフィスは野上研究室(人文学部3階319)
可能な限りメール等でアポイントメントをとってください
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 必須ではないが、同日午前中の講義「アメリカの思想F」と合わせて受講することが望ましい。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 分析哲学,認識論,因果
Key Word(s) analytic philosophy, epistemology, causation
学修内容 1. 導入
2. 認識論入門1
3. 認識論入門2
4. 認識論入門3
5. 知識の因果説1
6. 知識の因果説2
7. ベイズ認識論1:確率と確証
8. ベイズ認識論2:確率と確証
9. 因果関係に関する哲学的問題1:
10. 因果関係に関する哲学的問題2:反事実条件説
11. ベイズ主義と信頼性主義1
12. ベイズ主義と信頼性主義2
13. 社会的認識論1:常識とは何か
14. 社会的認識論2:常識はどれほど信頼可能か
15. 総括

なお、受講者の理解度や関心等によって、内容は前後することがある。
事前・事後学修の内容 毎週ないし隔週で問題を出しておくので、参加者はそれを解いた上で参加することを求める。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

Copyright (c) Mie University