シラバスの詳細な内容を表示します。
→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)
開講年度 | 2024 年度 | |
---|---|---|
開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
|
選択・必修 | ||
授業科目名 | 言語科学演習C | |
げんごかがくえんしゅうしー | ||
Seminar in Language Science C | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
|
開講時間 |
金曜日 3, 4時限 |
|
授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
|
開講場所 | ||
担当教員 | 黒上 久生 | |
KUROKAMI, Hisao | ||
SDGsの目標 |
|
|
連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 子どもは母語に関して驚異的な学習能力を持っており、特別な訓練も無しに、生後わずか5-6年で大人とほぼ変わらない母語の知識を獲得することができます。こうした事実について、現代言語理論の一つである生成文法は、「ヒトには母語知識の大部分が遺伝によって生得的に与えられている」と仮定します(母語獲得に関する生得仮説)。本授業では、こうした仮定に基づき、「子どもは母語について生まれつき何を知っているのか(あるいは知らないのか)」を議論していきます。また、母語獲得に関する様々な事実を学ぶことで、言語と脳(こころ)の繋がりについて理解を深めます。 |
---|---|
学修の目的 | [1]生成文法理論の基本的な考え方について知識を得る。 [2]母語獲得に関する生得仮説を支持する証拠について知識を得る。 [3]母語獲得研究とヒトの脳に関する研究の関連性について理解する。 |
学修の到達目標 | [1]生成文法理論が仮定する生得的な母語獲得の仕組みについて説明できるようになる。 [2]母語獲得に関する生得仮説を支持する証拠の具体例を挙げることができるようになる。 [3]言語学や母語獲得研究の目的について説明できるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
|
成績評価方法と基準 | 課題25%、学生による発表25%、期末テスト50%、計100%(合計が60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業アンケート結果を受けての改善点 | 資料や課題はMoodleにアップし閲覧できるようにします。 |
教科書 | 杉崎鉱司. 2015. はじめての言語獲得. 岩波書店. |
参考書 | 随時、参考となる文献を提示します。 |
オフィスアワー | 開講時に指定します。 |
受講要件 | できる限り前期・後期合わせて受講してください。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 他の「英語学演習」「言語科学演習」(特に言語科学演習D) |
その他 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19046 |
---|
キーワード | 心理言語学、母語獲得、生成文法、普遍文法 |
---|---|
Key Word(s) | Psycholinguistics, first language acquisition, generative grammar, universal grammar |
学修内容 | 第1回 導入 第2回 母語獲得の論理的問題 第3回 人間言語の特徴 第4回 ことばの音声 第5回 ことばの音声の獲得 第6回 ことばの構造 第7回 ことばの構造の獲得(疑問文) 第8回 ことばの構造の獲得(疑問文) 第9回 ことばの構造の獲得(受け身文) 第10回 ことばの構造の獲得(受け身文) 第11回 ことばの構造の獲得(取り立て詞) 第12回 原理とパラメーター 第13回 ことばの意味 第14回 ことばの意味の獲得(量化詞) 第15回 まとめ |
事前・事後学修の内容 | 教科書や資料(英語含む)の指定された箇所を読み、予習して授業に臨んでください。随時、参考となる資料を提示します。 |
事前学修の時間:180分/回 事後学修の時間:60分/回 |