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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 中国の文学D
ちゅうごくのぶんがくでぃー
Chinese Literature D
単位数 2 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 中国文学特論D
ちゅうごくぶんがくとくろんでぃー
Lecture on Chinese Literature D
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 花尻 奈緒子(人文学部)

HANAJIRI, Naoko

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 新興社会主義国家から経済大国へと変貌をとげた中国、その転換点である八〇~九〇年代に焦点をあてる。
「十年の災厄」と呼ばれるプロレタリア文化大革命が収束したあと、経済・社会構造・学術・テクノロジー等の面で、中国社会は大きな転換を迎えた。そこに立った中国知識人たちは、社会変革に伴い発生する矛盾をテーマに議論を戦わせたが、ある者は斬新な方法を採り、ある者は伝統に立ち返った。
 本講義は、「中国知識人」「民間文化」をキーワードに、主に文学研究者にスポットをあてて、文化大革命以降の重要な論争・運動、文学作品に関わる作品・評論等を通して、中国近代文学史の枠組の変革について考察する。回によっては映像も使用する。
学修の目的 文化大革命以降の中国文学のあゆみをまず知識として把握し、イデオロギー/脱イデオロギーの文学・文学史との関わりを理解したうえで、自身の興味に関連して論じられるようになる。
学修の到達目標 文学関連の論文・資料および作品を通して、多角的視点から問題を認識・表現できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
○国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 受講時のコメントペーパー提出50%、レポート50%、計100%。(合計が60%以上で合格)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 自主的にリサーチを行えるよう、予習・復習を前提とした資料を配付する。
教科書 使用しない。授業時に必要資料を配付する。
参考書 授業時に指示する。
オフィスアワー 花尻研究室にて、毎週水・木曜5コマ目(16:20~17:50)。
このほか研究室在室時は可、事前にメール等で予約することをおすすめします。
受講要件 積極的態度で受講すること。この授業は、国語科教員免許の漢文学に該当します。
予め履修が望ましい科目 中国語Ⅰ、異文化理解Ⅰ(中国語)および中国関連科目
発展科目 中国文学演習C・Dおよび中国関連科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=16511
キーワード 中国近現代文学、中国近現代文学史、近代化、中国知識人、中国民間文化、女性文学
Key Word(s) Chinese Modern and Contemporary Literature, Chinese Modern and Contemporary Literary History, Modernization, Intellectuals in China, Chinese Folk Culture, Women's writing
学修内容 第1回 ガイダンス
第2回 文化大革命 ~十年の大混乱~
第3回 文革中の文学 ~革命一直線!~
第4回 尋根文学と朦朧詩 ~切り開け新時代~
第5回 「新時期」の文学 ~なんでもあり、ですよね?~
第6回 文化熱と『河殤』 ~黄河文明、捨てませんか~
第7回 文学史の変革 ~ぶっ壊せ極左伝統~
第8回 文学言語問題と個人化創作 ~いざ立て女性作家~
第9回 人文精神討論① ~気づけばここは廃墟~
第10回 人文精神討論② ~僕らが生きる道~
第11回 民間回帰論 ~懐かしく新しいあの場所~
第12回 文芸批評への応用 ~最高のちょうど良さ~
第13回 ポスティズム批判 ~革新的な「保守」?~
第14回 行方不明の民間 ~ユートピアは今~
第15回 総括
事前・事後学修の内容 講義に関連する作品(日本語翻訳でもよい)などを、配付される文献集以外からも積極的に読んでおくこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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