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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義 韓国文化の理解
とくしゅこうぎ かんこくぶんかのりかい
Special Lecture on the Understanding of Korean Culture
単位数 2 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義 韓国文化の理解
とくしゅこうぎ かんこくぶんかのりかい
Special Lecture on the Understanding of Korean Culture
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 朴根模(パククンモ)

PARK KEUNMO

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 日本において韓国は最も近い国であり、互いの人とモノ、さらに文化を受け入れ、変容させるといった相互作用を通じて、融合してきたのである。特に近年の日本においては、大衆文化や食文化など、多様な領域において、韓国文化への関心が高まっており、韓国に訪れる旅行客や韓国語を学人々も増えている。しかし、韓国は明らかに日本とは異なる価値観や文化を持っている多国・他者である。以上を踏まえて、本講義では、「近い他者」である韓国・韓国文化について、また、韓国と日本は互いの文化をどのような脈絡の中で受け入れ、自文化と融合させてきたのかについて考えていく。
学修の目的 ①20世紀以降朝鮮半島や韓国の歴史・社会・経済などの文脈の中で生み出された現代韓国の文化表象と、②コリアンタウンを中心に日本における韓国文化の伝播と受容、そして変容の様子に注目する。そのことで、日本にとって最も身近でありながら他者(異文化)である韓国について理解することを目的とする。具体的に、韓国の普遍的かつ日常的な生活文化はどのようなものであり、どう生み出されたの。そのような韓国文化は日本社会でどう受容され、日本文化と融合したのか。さらに、日韓の文化は互いにおいて、どう移動し、広く根付いてきたのか。韓国の日常文化や食文化、日本のコリアンタウンに関する多くの事例を取り上げ、韓国文化への理解を高めると共に、異文化間の交流や融合において見られる文化の「普遍性と独自性」、異なる文化間の「相互作用」について学ぶ。
学修の到達目標 ・フィールドワークなど、文化人類学の基本的概念を理解し、それに基づいて、近くて遠い「他者」である韓国を理解する。
・日本における韓国文化の受容と変容のあり方から、異文化受容について理解する。
・日韓を巡って移動し、融合する「文化」の在り方から、文化と社会・経済など多様な背景の相互作用を理解する。また、その文化の融合を通じて、私たちに当たり前のように思われる「国家」や「民族」概念を捉え直してみる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
○変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 中間レポート 30%
期末レポート 50%
出席+質問などの授業参加度 20%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 特定の教科書は用いません。
参考文献などは授業中紹介します。
参考書 周永河(2021)『食卓の上の韓国史:おいしいメニューでたどる20世紀食文化史』慶應義塾大学出版会
朝倉 敏夫(1994)『日本の焼肉韓国の寿司』 Human 選書 
金成玟(2014)『戦後韓国と日本文化――「倭色」禁止から「韓流」まで』 岩波書店
オフィスアワー メールでアポイントを取ってください。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18994
キーワード 韓国文化、食文化、コリアンタウン、異文化交流、文化の移動、文化融合
Key Word(s) Korean Culture, Food Culture, Koreatown, Intercultural exchange, Cultural Transformation, Cultural Fusion
学修内容 1.オリエンテーション
2.「近いが遠い国」としての韓国 
3.メディアコンテンツに映っている韓国の文化的表象Ⅰ
4. メディアコンテンツに映っている韓国の文化的表象Ⅱ
5. 近現代韓国文化Ⅰ:歴史と経済
6. 近現代韓国文化Ⅱ:歴史と宗教
7. 近現代韓国文化Ⅲ:歴史と社会・日常表象
8. 日本における韓国文化Ⅰ:在日韓国・朝鮮人の形成背景
9. 日本における韓国文化Ⅱ:在日韓国・朝鮮人密集地域からコリアンタウンに至るまで
10.日本における韓国文化Ⅲ:コリアンタウンと在日韓国、朝鮮人、そして日本①
11. 日本における韓国文化Ⅳ:コリアンタウンと在日韓国、朝鮮人、そして日本②
11.日本における韓国文化Ⅴ:日本の韓国食文化①
12. 日本における韓国文化Ⅶ:日本の韓国食文化②
13. 韓国における日本:現代韓国食文化と日本の関わり
14. 韓国における日本:韓国における日本大衆文化の排除と受容
15. まとめ:韓国における日本(の捉え方)
事前・事後学修の内容 講義内で参考文献や映像資料などを指示するので、復習・予習として可能な限り読む(視聴する)こと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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