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開講年度 | 2024 年度 | |
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開講区分 | 共通教育・教養基礎科目 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 2023(令和5)年度以降入学者対象 |
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授業科目名 | PBLアカデミック・ライティング | |
ぴーびーえるあかでみっく・らいてぃんぐ | ||
PBL Academic Writing | ||
授業テーマ | 新書の書評を書こう | |
単位数 | 2 単位 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次 2022(令和4)年度以前入学者対象 |
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授業科目名 | 教養セミナー | |
きょうようせみなー | ||
Active-learning Liberal Arts Seminar | ||
授業テーマ | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | gedu-libr-ACWR1119-005
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開放科目 | 非開放科目 | |
分野 | 環境・科学, 健康・医療・福祉, 社会・経済 | |
分類・領域 |
教養基盤科目・アクティブラーニング (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象) |
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開講学期 |
前期集中 令和6(2024)年度は8月19日(月)、20日(火)、21日(水)に行います。22日(木)を台風などに備えた予備日とします。 |
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開講時間 |
3日間の集中授業です。いずれも8:50に開始、17:50に終了します。 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 和田 正法 | |
WADA, Masanori | ||
電子メール:wadamasanori と ars.mie-u.ac.jp をアットマークでつなげてください。 | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | 2024年度に開講する前期集中の高大連携科目です。(和田) * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 本授業では、新書を読んで、2000字(原稿用紙5枚分)の書評を完成させます。多くの授業ではレポートを提出して終了になりますが、これでは文章執筆力が身に付きません。本当の訓練は、だいたいの学生さんが文章を書きあげたと思った瞬間から始まります。そのため、この集中講義が始まる際に、(新書を読んで)2000字の原案を持ち寄ってもらいます。事前の課題です。受講生には、あらかじめ書評を書くためのネタ(質問)を渡します。それに答えればそれらしいものができあがりますので、心配しないでください。授業の時間中には、(書くというよりも)書き直す作業を行います。 本授業は、他の人に読ませられる書評(作品)を完成させることを目標にしたPBL(課題解決型)の授業です。文章執筆法を学ぶうえで、他者の視点が欠かせません。5人程度のグループを作り、個々人が書いた文章の読み合わせを繰り返し行います。(※PBLは、受講者の満足度が非常に高い授業形態です。グループの仲間と楽しくやりながら、知識も身に付いてしまうという、発想を転換した授業スタイルです。) 書評という文章スタイルを用いますが、本授業での訓練は、他の文章スタイル(レポート、論文など)にも、必ず活かされます。今後の大学生活はもちろん、社会に出てからも一生役に立つ力を身に付けられますので、安心して取り組んでください。 本授業は、どの学部(専門)の学生でも安心して参加できるように設計されています。コミュニケーションが苦手な人も、この授業を練習の場にしてください。何年生でも大丈夫です。参加者が多様であることが、良いものを作る原動力になると授業担当者は考えています。 【高大連携科目】 三重大学との高大連携事業に参加する高校の生徒さんも受講することができます。文章作成のためにパソコンを用いますので、持参してください。電源コードも必要です。OSは問いません。キーボードを見ないで楽に入力ができる程度まで練習してきてください。若い人なら、ゲームか何かですぐに習熟するでしょう。 三重大学のキャンパスにおいて対面で受講することを推奨しますが、オンラインでの受講も可能です(高大連携で参加する高校生のみです。自宅が津市から非常に遠い場合には検討してください)。オンラインで受講する場合、出席確認(本人確認)のためにも、PCのカメラでご自身の顔を映してもらいます。 高校に入る実力があれば、本授業の受講は問題ありません。大学生には、「こういうことは高校のうちに習っておいて欲しかったんだけど」と言っています。自信を持って登録してください。 |
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学修の目的 | 学問を探求するうえで必須の文章執筆力をつけることを目的とします。 |
学修の到達目標 | 次の二つの指針を満たす文章を書くための基本を身に付けます。 ・他の人に理解してもらえる文章が書ける。 ・他の人に誤解されない文章が書ける。 この二つの指針はすぐに理解してもらえるでしょうが、実際に達成するのは簡単ではありません。ひとまず、他の学生から、突っ込みどころがないと認めてもらえる文章が書けるようになることを目標の目安とします。本授業を受講することで完璧な文章が書けるようになるというほど文章執筆は生易しいものではありません。ここで訓練した経験を、その後の文章執筆力の向上に活かしてください。とはいえ、本授業での訓練を経験すると、訓練を受けたことがない人が書いた文章を読んだときに、自分に実力が付いていることに気付いて驚愕するはずです。読むのが自分が以前に書いた文章だったら、「自分はいままでこんなに情けない文章を書いていたのか、とほほ……、とても他人に読ませられるレベルではなかった」となるわけです。それくらい実力が付きます。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 課題(事前課題、二稿、最終稿)の提出40%、グループ学習への貢献10%、書評の内容50%。グループ学習への貢献点と書評の内容点は、教員による評価と学生による相互評価に基づきます。 |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
プロジェクト型PBL 反転授業 プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 Moodleを活用する授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業アンケート結果を受けての改善点 | 常に、よりよい授業を提供することを心がけています。私が担当する授業では、授業アンケートの総合満足度5.0点満点で4.8点以上を維持することを目指しています。授業に関することで不満をかかえたまま終盤にアンケートに書き込むことになるのは辛いでしょうから、その場で気軽に声をかけてください。対応が可能なものは、もちろん学期中に改善します。 |
教科書 | 教材として、書評の対象となる新書を用います。新書の選び方は別途指示します。 |
参考書 | |
オフィスアワー | 水12:00~12:50。 |
受講要件 | 誰でも受講することができます。学部、学年を問いません。2022年度以前入学生で教養セミナー(教養ワークショップ)の単位未修得者は、本授業の単位で、教養セミナー(教養ワークショップ)の単位に読み替えることができます。 高大連携科目です。三重大学との高大連携事業に参加する高校の生徒も受講することができます。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | |
その他 |
受講人数を制限する場合があります。 オンラインで受講する高大連携の高校生がいる場合、対面で参加する受講生に、オンラインでのグループ活動をお願いする場合があります。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | 読解、文書作成、論理的思考、情報リテラシー |
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Key Word(s) | reading, writing, logical thinking, information literacy |
学修内容 | 3日間の集中授業で、効果的に文章執筆力の向上を狙います。最終的に2000字(原稿用紙5枚分)の書評を完成させます。本授業の受講を通し、いったん原稿を書いたのちに繰り返し修正を加えることで、他人が読むのに耐える文章を作成するという、文章執筆の基本を学びます。 次に示す内容を順に行います。適宜休憩をはさみます。 1日目(1~5コマ、8:50開始・17:50終了) ガイダンス(書評は執筆力の向上に最適) 講義 自己紹介(ビブリオバトル) グループ活動 感想文と書評の違い グループ活動 コピペの問題 グループ活動 引用の方法 講義 要約の方法 講義 班内チェック グループ活動 初稿の書き直しと二稿の提出 作業 2日目(6~10コマ、8:50開始・17:50終了) 批判的読解 作業、グループ活動 100字要約・修正 作業 説得的な文章 講義 類語、ひと口メモ 講義 文章を良くするポイント 講義 トピックセンテンス 講義 三部構成 講義、作業 評価基準 講義 サンプルの採点 作業 班内での採点 グループ作業 二稿の書き直しと最終稿の提出 3日目(11~15コマ、8:50開始・17:50終了) 採点 作業 最終稿の修正(校正) 作業 完成原稿の提出 成長の確認 作業 あらためてビブリオバトル グループ活動 |
事前・事後学修の内容 | 事前に課題図書(新書1冊)を読み、2000字(原稿用紙5枚分)の書評を書いておいてもらいます。書評を書くためのネタ(質問)を渡します。そに答えればそれらしいものができあがりますので、心配しないでください。書評の対象は、授業日から1年以内に刊行された新書とします。新書の選び方は、登録が完了した段階で別途指示します。(事前に動画を配信することで対応する場合があります。) 授業内での指摘事項を踏まえて、事後に書評を改稿します。 |
事前学修の時間:180分/回 事後学修の時間:60分/回 |