三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 アメリカの思想E
あめりかのしそういー
American Philosophy E
単位数 2 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 西洋哲学特論K
せいようてつがくしとくろんけー
Western Philosophy K
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 木曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 野上志学(人文学部)

NOGAMI, Shigaku

SDGsの目標
連絡事項 オフィスアワー(木曜日12:00-13:00)では思想資料室(人文学部3階305)にいることもあります.
moodleのURLは
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19275
です.

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 現実はいまあるようにあるだけであるが,そうあらねばならなかったわけではないし,別様にもありえた.あることがそうありうるという可能性,あることがそうあらねばならないという必然性はまとめて,様相(modality)と呼ばれる.可能性や必然性とは何なのかという形而上学的問いは古代哲学から現代哲学に至るまで,哲学の中心的問題の一つである.本講義では2つの部分に分かれる.前半では,様相に関する哲学史を瞥見し,後半では,可能世界論を中心とする様相に関する現代的議論を扱い,さらに反事実条件文や因果,傾向性といった様相に関連する哲学的議論を紹介する.
学修の目的 現代形而上学の概略を理解する
様相に関する哲学史の概略を理解する
様相の問題が哲学においてどのような重要性をもつのかを理解する
学修の到達目標 現代形而上学における諸理論の概略を理解する
分析哲学における議論スタイルを身につける
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 中間レポートおよび最終レポートによって評価する。レポートの課題は各回のハンドアウトに添えられた問題から選択してもらう。希望者にはレポートのフィードバックを行う。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 なし
参考書 飯田隆『言語哲学大全II-III』、勁草書房
野上志学『デイヴィッド・ルイスの哲学』、青土社
オフィスアワー 木曜日12:00-13:00
オフィスは野上研究室(人文学部3階319)
可能な限りメール等でアポイントメントをとってください
受講要件
予め履修が望ましい科目 必要というわけではないが,哲学Gでの論理学の講義を受講しておくと,理解は深まるだろう
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 分析哲学,現代哲学,因果,様相
Key Word(s) analytic philosophy, contemporary philosophy, causation, modality
学修内容 1. 導入
2. 古代哲学における様相:アリストテレス
3. 近代哲学における様相1:ホッブズ
4. 近代哲学における様相2:ヒューム
5. 近代哲学における様相3:ライプニッツ1
6. 近代哲学における様相4:ライプニッツ2
7. 近代哲学における様相5:カント
8. ヴィトゲンシュタインの「論理哲学論考」
9. 論理実証主義における様相の扱いとクワインの批判
10. 可能世界論1:カルナップの「意味と必然性」
11. 可能世界論2:デイヴィッド・ルイスの様相実在論
12. 可能世界論3:クリプキの「名指しと必然性」と貫世界同一性の問題
13. 傾向性と現実主義
14. 様相と因果の問題
15. 総括

なお、受講者の理解度や関心等によって、内容は前後することがある。
事前・事後学修の内容 講義で配布するハンドアウトおよび、共有する資料を授業前後に読み込むこと
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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