三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 全学科・全教育コース
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
単に資格目当ての学生にはハードな内容です
選択・必修
学芸員資格取得科目(必修)
授業科目名 博物館教育論
はくぶつかんきょういくろん
Education in Museum
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 開放科目    
  他学部の学生の受講可
教育心理学専攻の学生の受講歓迎
開講学期

前期集中

8月開講予定

開講時間
8月開講予定
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部校舎

担当教員 大野 照文(非常勤講師)

OHNO, Terufumi

実務経験のある教員 【実務経験の内容】京都大学総合博物館、三重県総合博物館において、幼稚園児から熟年者までを対象としたワークショッププログラムを開発し、実践し、その成果を論文として公表している。
【授業内容との関連性】現場での経験と、人類知性進化の観点を融合して、博物館現場でだけで無く、学習者がいるあらゆる教育現場で活用できる授業を展開する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 モノとの出会いの場である博物館において、来館者の学びをどのように広め、深めるかについて論じるのが博物館教育論である。本集中講義では、学びへの動機づけをキーワードに博物館教育論に深く関連した様々な要因、たとえば、好奇心、自己効力感、メタ認知などについて、座学ではなく、いくつかのワークショップを体験しながら統一的な理解を図る。
学修の目的 教育の重要な目的の一つである学びへの動機づけとは、学習者に
1)この世は不思議なモノ、楽しいコトに満ち溢れていること。
2)自身がそれを楽しむ力を備えていること。
の2点を伝えることである。
博物館では、モノを活用したワークショップを通じて、ほぼ一期一会の来館者にも上述のような学習への動機づけが可能である。このことを理解するのが本講義の目的である。
学修の到達目標 体験する数種のワークショップにはそれぞれ意図や狙いがあることを理解すること。また、ワークショップを通じた来館者の学びへの動機付けのあり方、方略について自分なりの考えを持てるようになること。さらには、自身でワークショップを開発し、実施できる力を付けること。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 (2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○(3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
○(4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
○(5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 出席率20%、ワークショップへの積極的参加30%、ワークショップの開発、実施30%、期末レポート20%
ワークショップや、授業内でのディスカッションを通じて考究するので、出席、ワークショップ時の提出物、ワークショップ開発・実施に係る記録、期末レポートに依拠した評価に重点が置かれる。
万が一、パンデミックなどの影響で対面授業が行えない場合は、オンライン授業となる。その場合、ワークショップに対応する部分は、講義となる。
双方向性が担保できないのでオンデマンド形式は取らない。
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 ワークショップ(実習)ごとに感想文およびアンケートを取り、分析し、学生の能力・理解度およびニーズに合うように講義の内容を改良しつつ行う。
教科書 必要な資料は、プリントにして配布する。
参考書 授業において適宜示す。
オフィスアワー 集中講義なので、特に指定しない。申し出があれば別途指定する。
受講要件 学芸員資格の取得を目指している学生を優先する。内容は普遍的なので、教育心理学など、広く教育に興味を持つ学生の聴講を歓迎する。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 学芸員資格に関連する科目
授業内容には、実地体験型のものを含む。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 博物館定義、博物館教育、博物館学習、人類の智恵の進化
Key Word(s) Definition of Museum, Museum Education, Learning in Museum, Evolution of Human Intelligence
学修内容 第1回 ガイダンス、受講者自己紹介
第2回 好奇心を刺激するワークショップ「三葉虫を調べよう」
第3回 「三葉虫を調べよう」から見える好奇心の刺激のしかた
第4回 自由な発想を刺激するワークショップ「生物進化年表をつくろう」
第5回 「生物の進化年表をつくろう」とオープンエンドの学び
第6回 ワークショップ「貝体新書」
第7回 「貝体新書」から見えてくる学びの諸相
第8回 ワークショップ「化石の成長速度を調べる」
第9回 「化石の成長速度を調べる」と仮説を立てる楽しみ
第10回 博物館での学習コンテンツの作り方
第13回 博物館ワークショップをつくる
第11回 博物館ワークショップを行う
第14回 博物館ワークショップを味わう
第15回 博物館ワークショップを評価する
定期試験
事前・事後学修の内容 この講義は、来館者になったつもりで様々なワークショップを体験し、その教育上の意味を受講者自身で考えることに重点を置く。また、後半では、自分たちでワークショップを開発し、実施するので、そのために、事前学習が必要となる。また、毎回、事後に課題を課してレポートを作成し、学習の定着をはかる。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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