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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 全学が開講する教職に関する科目(教育学部学生を除く)
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
人文学部、工学部、生物資源学部の教職課程登録者
選択・必修
中学校教諭一種免許、高等学校教諭一種免許取得科目(必修)
授業科目名 特別支援教育入門
とくべつしえんきょういくにゅうもん
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 工学部校舎(共通教育校舎に変更になる場合があります。)

担当教員 荒川哲郎(非常勤講師)

ARAKAWA Tetsuro

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 特別な支援を要する幼児、児童、および生徒が人のつながりを作り、様々な社会活動を経験する中で、 困難な状況へ対処し、 失敗する経験を経て習得している現実を学ぶ。 学校、家族、 地域社会の様々な人たちとつながる事柄を具体的に学び他の教員や関係機関と連携しながら、対応していくための必要な知識、支援方法を習得する。
学修の目的 1.支援を要する人と向き合う前に、学生自身にある障害観を見出す学習を進める。学生自身が障がいのある人と経験してきた過去の事例から学ぶ。
2.学校における支援を要する子どもと家族、地域社会の人たちにみられる困難な課題に向き合う人たちの基本的考えを習得して、支援の方法を学ぶ。
3.学校を卒業した後の地域の事業所の活動における地域の様々なつながりを知り、その意義を考察する。
学修の到達目標 学生一人ひとりが人間観を明確に自己認識して、その一部である「障がい」観を明確に把握する。 学校の教育を実施していく前提になる、本人、家族、地域の人たちとの信頼関係を築くための活動について理解する。また、 学校の教育における特別な支援を要する子どもと他の子どもたちとの繋がる活動について、学習し理解する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 グループ討議の課題の考察をレポートして、文章化して報告。その課題への考察の論理、表現力、創作力等を基準に評価する。
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 障がいのある人たちの自らの意見を聞くこと、さらにコミュニケーションをして、社会的障壁、合理的配慮を考えていくための話し合いを授業の中に取り入れる。
教科書 授業中に適宜指示する。
参考書 授業中に適宜指示する。
オフィスアワー 各授業の前後
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 教員免許取得に関する科目

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 教育と人間の環境、インクルーシブ教育、合理的配慮
Key Word(s)
学修内容 第1回 現在の社会の人間観と障がい観 社会の多様な価値観と自己観。
第2回 教育の歴史 医学モデルの歴史的考察・人間と環境を相対化する社会モデル。
第3回 国連の障害者権利条約における障がいのある人の差別と権利について
第4回 学校教育における障害のある人の差別と合理的配慮(聴覚障害、視覚障害)
第5回 教育開始時における支援を要する子どもの家族との信頼関係づくり
第6回 家族との信頼関係に基づく学校教育の実践と展開
第7回 通常学校での支援を要する子どもの教育の問題と課題
第8回 医療的ケアの説明と家族・ヘルパーによる教育支援の在り方
第9回 医療的ケアを要する子どもへの教育支援の基本
第10回 医療的ケアを要する人の地域社会とのつながりと教育の意義
第11回 特別な支援を要する人たちの地域の資源の活用のための教育
第12回 学校の卒業後の地域の社会資源による教育の意義
第13回 学校卒業後の就労における教育的配慮と地域活動の展開
第14回 授業で学んだことを整理して、まとめる。
第15回 レポート作成の準備と今後の課題の認識と文章化。
事前・事後学修の内容 第1回 自己の人間観と障がい観の認識。社会の多様な考えと自己の障がい観の相対化
第2回 人間と環境を相対化する「障がい」の概念、社会モデルの学習をする。
第3回 障害者権利条約での差別と権利について学習をする。
第4回 特別な支援を要する子どもの教育を実施するための環境づくりを考える。
第5回 学校の教育における支援を要する子どもと家族との現実を考える。
第6回 支援を要する子どもと親との分離について学ぶ。
第7回 支援を要する子どもの自己への思いと課題について考える。
第8回 医療的ケアの現実を知り、様々な問題を知る。
第9回 学校で実施されている医療的ケアの現実と問題について学ぶ。
第10回 医療的ケアを受けている人の地域活動について情報を集める。
第11回 特別な支援を要する子どもの地域で活用できる資源について知る。
第12回 地域の事業所での障害者福祉のサービスの活用について知る。
第13回 特別な支援を要する人たちの就労について、情報を集めて、現実を知る。
第14回 いままでの授業で学んだことについて、全体をまとめて、考察する。
第15回 レポート全体の構成について、原案を練り、完成に向かう文章化する。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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