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開講年度 | 2024 年度 | |
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開講区分 | 人文社会科学研究科(修士課程)地域文化論専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | ミクロ社会論演習 | |
みくろしゃかいろんえんしゅう | ||
Seminar on Social Interaction | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | ||
開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期 |
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開講時間 |
昼間開講 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 林原 玲洋(人文学部) | |
HAYASIBARA Akihiro | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | ひとは誰しも,日常生活において自分なりの「問題」(「わたしの問題」)を体験しています.しかし,すべての「問題」が「社会問題」になるわけではありません.ある「問題」が「社会問題」となるためには,その「問題」を「われわれの問題」として体験することを可能にする,一定のコミュニケーション(相互行為)が持続する必要があります.社会問題のこのような捉え方を「構築主義」と呼びます. 構築主義の社会問題研究は,「問題」をめぐるコミュニケーションを研究するという点は共通していますが,その対象は研究者によって様々です.この授業では,「問題」をめぐるコミュニケーションのうち,とくに「論争」に焦点を当てた先行研究を輪読します.輪読する文献は受講者と相談して選定しますが,前期に輪読した文献を踏まえ,レトリック論の視点(論法・転義・同一化)を取り入れたものを読む予定です. |
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学修の目的 | 受講者自身の研究(修士論文)に,論争の研究を取り入れることができるか否かを判断できるようになることを,学修の目的とします. |
学修の到達目標 | 論争の研究にあたり,どのような調査や分析がおこなわれているのかを例示できるようになることを,学修の到達目標とします. |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 文献報告(要約の作成)60%,討論への参加度40%,計100%(合計60%以上で合格) |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業 Moodleを活用する授業 教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業アンケート結果を受けての改善点 | 授業改善のための提案は随時受け付けます. |
教科書 | 輪読する文献の候補は授業で示します. |
参考書 | 中河伸俊・赤川学編,2013,『方法としての構築主義』勁草書房. |
オフィスアワー | 毎週木曜昼休み(12:15~13:00) ※上記以外の時間帯を希望する場合は,メールで問い合わせてください. |
受講要件 | 受講者自身がなんらかの「素材」を持っている(「問題」をめぐるコミュニケーションを研究している)ことが望ましいと思います. |
予め履修が望ましい科目 | ミクロ社会論特講 |
発展科目 | 特にありません. |
その他 |
MoodleのコースURL |
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=14260 |
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キーワード | 構築主義の社会問題研究,論争,レトリック |
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Key Word(s) | constructionist studies of social problems, controversy, rhetoric |
学修内容 | 【第1回】ガイダンス:輪読の進め方と文献の選定 【第2回】講義:論争というコミュニケーション 【第3回~第6回】先行研究の輪読:論争における論法 【第7回~第10回】先行研究の輪読:論争における転義 【第11回~第14回】先行研究の輪読:論争における同一化 【第15回】総括討論 |
事前・事後学修の内容 | 【事前学修】当該回の文献を精読し,担当範囲の要約を作成する. 【事後学修】報告や討論を通じて学んだことをふり返り,自身の研究(修士論文)に活かせるかどうかを検討する. |
事前学修の時間:225分/回 事後学修の時間:15分/回 |