三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2022 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 海洋生物資源学科・海洋生物資源学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択
授業科目名 水産情報利用学概論
すいさんじょうほうりようがくがいろん
Introduction to Fishery and Environmental Data Utilization
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Mari-3541-003
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部校舎(教室番号は、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。)

担当教員 岡辺 拓巳(生物資源学部)

OKABE, Takumi

実務経験のある教員 気象情報企業や情報通信企業にて,気海象情報システムの構築や運用に関する実務に従事した経験を活かして,ICTの実装とビッグデータが鍵を握るスマート水産業の実務的な情報も踏まえた指導を行う.

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本講義では,社会実装が本格化しつつある情報通信技術(ICT)を活用した水産業を主題とし,様々な手法を用いた漁業情報の収集・解析とデータ利活用に関する基礎を学ぶ.海域の環境計測から沿岸での養殖業などへのデータ利用の実例を交えて講義する.スマート水産業の社会実装と生産から流通,消費までをデジタル化で一貫するデジタルトランスフォーメーション(DX)について解説する.

(DP,CPとの関連)
本講義では,生物資源学部DPのうち(2)生物資源学の基礎知識・技術と経験の修得を目指す.
学修の目的 海域の環境計測や沿岸の養殖業でのデータ利活用,陸海域のビッグデータに関する基礎を習得する.漁業やその環境基盤となる漁場モニタリングの基礎技術や情報・通信技術のほか,漁業データの分析手法など,幅広く,かつ先端的な当該分野の基礎を学んで理解し,持続可能な水産業を実現するための基礎知識を得ることを目的とする.
学修の到達目標 漁業の情報化やデータ収集に関する手法,そのデータ解析と利活用に関する基礎的知識を幅広く習得し,水産業におけるこれまでの課題や持続可能性について考えることのできる素養を身につける.そのために,以下の学修到達目標を設定する.

(知識)
水産業や海洋分野におけるスマート化(計測,情報通信,データ分析,情報の利活用)に関する基礎的な知識を習得する.

(態度)
国内外のICT動向やその社会実装に関する先端的な事例を,積極的に習得することができる.また,その情報を的確に要約し,レポートすることができる.

(技能)
スマート水産業や海洋DXについて自ら調べ,その知識を基に論理的な思考と考察により,ICTの水産業への展開に対して自らの意見を述べることができる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○(2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 (3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 最終筆記試験(記述形式を含む70%),小レポート課題(30%)より評価する
合計が60%以上で合格(単位取得)となる.

(知識)
知識の修得および定着度について期末テストで評価する(40%).

(態度)
事前事後学習として課す小レポート課題により評価する(30%).

(技能)
期末テストにおける記述問題(漁業・海洋の情報活用に関する意見記述)の内容と論理展開により評価する(30%).
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業改善の工夫 授業アンケートの結果を基に改善に取り組む.
教科書 必要な資料を配布する.
参考書
オフィスアワー Eメールにて予約,日時を調整する.okabe@bio.mie-u.ac.jp
受講要件 なし
予め履修が望ましい科目 なし
発展科目 なし
その他

授業計画

各回
共通
MoodleのコースURL
第1回 概要 ガイダンス・イントロダクション
授業時間内の学修内容 スマート水産業の展開:日本の水産で展開されるスマート水産業とは何か
キーワード(Key Word(s)) ICTを活用した漁業
Use of ICTs in Fisheries
事前学修の内容 スマート水産業とは何か,インターネット等を活用して情報を整理しておく.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 理解が困難だった用語について調べ,不明な単語や理解できなかった情報を復習しておく.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第2回 概要 水産業と海洋環境が抱える課題
授業時間内の学修内容 水産資源,地球・地域環境の変化,持続可能な社会と環境の実現
キーワード(Key Word(s)) 海洋環境,漁業,持続可能性
Marine environments. Fisheries, Sustainability
事前学修の内容 地球環境と海洋環境の,特に近年の変化について情報を整理しておく(気候変動,潮流,ラニーニャやエルニーニョなど)
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 小レポート(Moodleへ提出)
環境の抱える問題が人の生活(主に食)に与えているインパクトをまとめるるとともに,持続可能な環境と食料生産に向けた課題を述べる.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第3回 概要 漁業と海の情報化およびその歴史
授業時間内の学修内容 情報・通信の発展と変遷
キーワード(Key Word(s)) 情報通信技術
Information and Communication Technologies
事前学修の内容 主に無線通信技術について,その歴史を今(5Gなど)から遡って調べておく.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 身の回りにある無線・有線通信をリストアップしてみる.電波に関する事後学習をおこなう.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第4回 概要 海洋環境計測の基礎
授業時間内の学修内容 海のアメダス,様々な環境計測・センサの原理
キーワード(Key Word(s)) 環境計測,センシング
Environment monitoring, Sensing
事前学修の内容 漁業のほか,農業や工場など,様々な分野での環境計測事例について調べる.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 衛星がどのように環境情報(地表面や海面,宇宙空間)を計測しているか,センサの原理と対象を調査する.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第5回 概要 音響センシングの基礎
授業時間内の学修内容 超音波.魚群探知機,ソナー,潮流計
キーワード(Key Word(s)) 音響計測
Echo sounding
事前学修の内容 魚群探知機の計測原理を調べ,整理しておく.超音波ドップラーによる流速計測について予習し,特徴を理解しておく.また,鯨のコミュニケーションと音響原理について
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 小レポート(Moodleへ提出)
通信技術やセンシング技術のうち,興味ある実例を調査し,その技術的な仕組みやデータの活用例や課題を述べる.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第6回 概要 測位衛星システムの基礎
授業時間内の学修内容 GNSS,電子基準点,RTK測量
キーワード(Key Word(s)) GNSS,Survey
事前学修の内容 身近なGNSS利用システムを見つけるとともに,その技術仕様を調べてみる.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 GNSSの測位原理を復習する.また,各国の測位衛星,その将来的な打ち上げ計画をリストアップする.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第7回 概要 通信の基礎
授業時間内の学修内容 通信規格や標準(NMEA),ネットワーク
キーワード(Key Word(s)) 標準,NMEA
Standard, NMEA
事前学修の内容 NMEAとは何か?を事前調査する.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 通信規格に関するソフトおよび電気的な仕様を整理してみる(NMEA,RS-232Cなど).
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第8回 概要 コンピュータの基礎
授業時間内の学修内容 センシングで活用されるマイコン,IoT,クラウド技術
キーワード(Key Word(s)) IoT,クラウド技術
Internet of Things, Cloud computing
事前学修の内容 IoTとクラウドコンピューティングの関わりについてまとめる.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 クラウドコンピューティングのサービスメニューを1-2社調査してまとめ,不明な単語を調べて理解する.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第9回 概要 ドローンの基礎
授業時間内の学修内容 リモートセンシング,光学センシング
キーワード(Key Word(s)) ドローン,リモートセンシング,カメラ
Drone, Remote sensing, Optical sensing
事前学修の内容 UAVやROVにどのような機種があるか,できるだけリストアップする(その特徴も).
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 スマートフォンのカメラを使い,映像や動画を撮影してみて,データにどのような特徴が出現するか,様々な撮影条件で試してみる.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第10回 概要 ビッグデータの基礎
授業時間内の学修内容 スマートフォン,デジタルトランスフォーメーション
キーワード(Key Word(s)) ビッグデータ,デジタルトランスフォーメーション
Big data, Digital transformation
事前学修の内容 デジタルトランスフォーメーション(DX)とは何か,様々な定義がなされているが,それら情報を集め,自分なりに定義する.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 国内外でDXが成功している事例を調査し,他の失敗例と何が違ったかを検討する.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第11回 概要 AIの基礎
授業時間内の学修内容 ニューラルネットワーク,遺伝的アルゴリズム,機械学習
キーワード(Key Word(s)) 人工知能,機械学習
Artificial Intelligence, Machine learning
事前学修の内容 AI.機械学習の手法・種類を整理し,ポンチ絵をつくってまとめる.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 様々なAIに対する特徴を整理してまとめる.また,AIを活用した新しいニュースを熟読する.
余裕があれば簡単な機械学習をプログラミングしてみる.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第12回 概要 1次産業と情報化
授業時間内の学修内容 農業に見る情報化および水産業との比較
キーワード(Key Word(s)) 1次産業,スマート農業
Primary industry, Smart Agriculture
事前学修の内容 農業におけるICT活用事例を1-2件調査し,システム構成やデータ分析手法を理解しておく.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 小レポート(Moodleへ提出)
ここまで学んできたICTやセンシング,コンピューティング,データ分析技術を総合的に活用している1持参業の事例を挙げ,その概要や技術的な詳細を詳解するとともに,自身が見出す改善点を挙げてその対応策を示す.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第13回 概要 海外における漁業の情報化と水産資源管理
授業時間内の学修内容 海外の漁業の先端事例,情報化や日本との相違点
キーワード(Key Word(s)) 水産資源管理,スマート漁業
Fishery resource management, Smart Fishery
事前学修の内容 海外の養殖業における情報化の先進事例を調査する.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 情報化によって漁業の何が変わったか?情報を収集するとともに,日本で同様のことが可能か否かについて意見をまとめる.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第14回 概要 資源管理とICT
授業時間内の学修内容 日本の水産業における漁業情報の利活用
キーワード(Key Word(s)) 水産資源管理,スマート漁業
Fishery resource management, Smart Fishery
事前学修の内容 日本の水産業におけるスマート化の成功事例を調査する.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 日本と海外のスマート化を比較し,類似点と相違点を表にまとめる.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第15回 概要 流通と6次産業化
授業時間内の学修内容 スマート水産業の将来像,ブランド化,高付加価値化
キーワード(Key Word(s)) 流通,ブランド化
Transportation, Branding
事前学修の内容 6次産業化とは何か,その具体例も含めて調査する.
事前学修の時間 120分
事後学修の内容 漁業における流通の課題を挙げつつ,その改善案を対案として検討する.
事後学修の時間 120分
自由記述欄
第16回 概要 期末試験
授業時間内の学修内容 本講義で学んだ知識についての定着度を測るための筆記試験を実施する.また,これら基礎知識や学習・調査した実例などを踏まえ,受講生自身の意見を述べる記述問題も含む.
キーワード(Key Word(s)) 情報通信技術,ビッグデータ,AI,水産業
ICTs, Big data, AI, Fisheries
事前学修の内容
事前学修の時間
事後学修の内容
事後学修の時間
自由記述欄

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