三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部法律経済学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 日本経済論特論
にほんけいざいろんとくろん
Contemporary Economy of Japan
単位数 2 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 資源・環境経済論
しげん・かんきょうけいざいろん
Resource and Environmental Economics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-laec2230-022
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 森 久綱(人文学部)

MORI,Hisatsuna

実務経験のある教員 食品流通企業にてMD(Merchandising)を担当。
本講義では農業・資源・環境の問題に関して、MDでの知見を踏まえた講義・解説を行う。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 持続可能な経済発展における課題とは何かについての理解を深めるために、「資源循環・環境保全」の側面から、現在直面する諸問題についての解説を行う。
学修の目的 「持続可能な経済システムとは何か」について基礎的な知識を得るとともに、批判的な考察力を得る。
学修の到達目標 日本において構築されつつある資源循環システムにおける課題の理解及び批判的検討を行うための知識や理論的枠組の習得。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
○現代社会・地域社会の課題に挑戦する積極性を備える。
 自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 レポート又は期末テスト100%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業アンケート結果を受けての改善点 設定したテーマについての具体的イメージを得るために各種映像資料等を用いる。
教科書 なし(プリント配布)
参考書 吉田文和『循環型社会』中公新書、2004年。
高月鉱『シリーズ地球と人間の環境を考える08ゴミ問題とライフスタイル』日本評論社、2004年。
細田衛士『グッズとバッズの経済学』東洋経済新報社、1999年。
オフィスアワー オフィスアワーについては講義内にて提示する(場所:人文学部専門校舎5F508研究室)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19017
キーワード 持続可能な経済発展のための「資源循環・環境保全」のありかたについて考える。
Key Word(s) Sustainable Economy, Recycle
学修内容 大量生産・大量消費・大量廃棄に支えられた日本の経済成長システムは、世界的な資源枯渇と環境悪化にともない、その限界に逢着している。これは日本経済に限定される問題ではないが、本講義では、この問題を解決する一つの方途として日本において進められている資源リサイクルに着目し、その意義と課題についての検討をつうじて、持続可能な経済発展のための「資源循環・環境保全」のありかたについて考えたい。

第1回
ガイダンス
第2-4回
資源調達のグローバル化と資源・環境問題(トピックからの接近)
・Coco Dumping Incident (カリンB号事件)とバーゼル条約
 ・廃棄プラスチック海洋流失
・廃プラ輸入禁止措置と国内処理
第5-13回
廃棄物リサイクルシステムへの経済学的接近
  ・廃棄物由来原料と既存原料の需給接合システムの差異 
  ・価格形成メカニズム(廃棄物処理費用と既存原料価格との競合)
  ・流通システム(制約要因との関係 財特性 - 保存性, 物流ロット, 再生処理技術)(競合再生利用財と需要など)
  ・資源リサイクルのグローバル化と国内におけるリサイクル問題
    (資源流出の要因 - 環境・再資源化に係る規制, コスト, 需要)
  ・リサイクル事業者における損益と原料・需要確保問題
第14回
持続可能な経済発展とは何か
第15回
講義の整理
第16回
試験
事前・事後学修の内容 講義内で参考文献・資料等は提示しますが、下記のKey Wordsについては、事前に新書・新聞記事などで事前に調べるなどして基礎的な理解をしてください。

Key Words
第2-4回
カリンB号事件(ココ事件), バーゼル条約, プラスチック海洋流出, 廃棄プラスチック輸入制限・禁止措置(中国ほか)
第5-13回
   ・廃棄物の種類と再生利用割合について注目し、その差異がどのような要因にあるのか整理する。
     e.g. 樹脂類, 金属類, 紙類, 食品廃棄物, 建築廃棄物(コンクリート類など), 自動車, 家電(エアコン,冷蔵庫等), 小型家電など
    ・国内でリサイクルされた廃棄物はどのような製品として利用されているか? 
    ・国内での資源リサイクルを促進する法体系には何があるか?
    ・国際化する廃棄物処理に何があるか?
    ・環境及び廃棄物処理に係る各国の基準格差にはどのようなものがあるか。

   
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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