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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・社会
科目名 外国史
がいこくし
World History
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 3年次, 4年次
73-74 期生
卒業要件の種別 選択必修
日本史・東洋史・西洋史で卒論を書く社会科教育コース(AⅡ類)の学生は選択必修
授業科目名 東洋史概論Ⅱ
とうようしがいろんⅡ
Studies on Oriental History Ⅱ
単位数 2 単位
ナンバリングコード
edu-sosc-HIST-3043-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

開講時間 金曜日 9, 10時限
10/26(土)2〜5コマ 対面、 11/01(金)11/08(金)11/15(金) 11/29(金)12/06(金)12/13(金)12/20(金)5コマ メディア(zoom, moodle使用)、 12/21(土)2〜5コマ
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 鈴木宏節(神戸女子大学)

SUZUKI, Kosetsu

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 日本はアジアの構成要素であり、それを無視しては今日の全球化した世界を理解することはできません。日本がアジアの各地とどのような関わり方をもっていたのかを、おもに中国古代史の展開を中心に概観します。ただの中国史ではない、世界史を意識した講義内容になります。
学修の目的 日本におけるアジア認識を出発点として、日本という存在を相対化して考えられるようにします。そして、日本が地理上どのような場所に存在しているかをアジアのなかに位置付けられるようにします。また、物事を歴史的に捉えるため、日中関係に関わる事柄を時間軸・空間軸によって論理的に説明(記述)できるようにします。総じて中学校(社会科)、高等学校(地歴)で授業を構想できるようにするための基礎学力を涵養します。題材としては「正史」や「冊封体制」、「遣唐使」などをとりあげ、ヒト・モノ・カネ・情報の交流を考えてゆきたいと思います。
学修の到達目標 日本、中国、韓国、北朝鮮などといった枠組みにとどまらないアジアの古代史について知見を広げます。知識を単語の暗記という形で習得するのではなく、他人に説明できるレベルで、すなわち口頭または記述によって説明できる訓練をします。(例:「東アジア/中国の地理的な特徴や生業を説明できる」「前近代の中国における史料の特徴を説明できる」「古代の東アジアではどのような国際関係が取り結ばれたのか時代毎に説明できる」「中華王朝から日本に伝わった文物制度について具体例をあげて説明できる」など)
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
○教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 moodleを使用した授業後のコメント30%+到達度を確認するための記述レポート70%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 なるべく多くの画像を提示したいと思います。また、教材をmoodleで共有して予習復習をうながします。
教科書 特にありません。レジュメを毎回配布します。
参考書 岸本美緒(著)『中国の歴史』(ちくま学芸文庫)筑摩書房、2015 年。そのほかは授業中に紹介します。
オフィスアワー 対面時は教育学部建物2階の控え室にて受け付けます。授業の合間の休み時間に対応しますので気兼ねなく声をかけてください。オンライン授業時にはmoodleに目安箱を開設して随時質疑応答したいと思います。またzoomのチャット機能を使用して呼びかけていただければ、授業後に時間を設けます。
受講要件
予め履修が望ましい科目 外国史概論
発展科目 史学概論、東洋史特殊講義
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード アジア、東洋、中国大陸、朝鮮半島、東アジア、冊封体制、漢字文化圏、ユーラシア、正史
Key Word(s) Asia, Eurasia, Orient, Modern History, China, Korea, Japan, Eastern Asia
学修内容 □対面:中国と日本の関わり《対面 2024年10月26日(土)2〜5コマ》
 第01講:中国の歴史書
 第02講:東洋史から見る金印
 第03講:ユーラシアから見る魏志倭人伝
 第04講:中国の歴史書をひもとく

□オンライン:中国古代史の展開《オンライン》
 第05講:「中国」と地理空間
 第06講:中国文明と初期王朝
 第07講:春秋戦国時代と秦の統一
 第08講:漢帝国と匈奴
 第09講:匈奴とその滅亡
 第10講:三国鼎立と南北朝
 第11講:民族大移動期

□対面:隋唐帝国の成立《対面 2024年12月21日(土)2〜5コマ》
 第12講:拓跋国家と隋の統一
 第13講:世界帝国としての唐
 第14講:ゴビの防人
 第15講:まとめ
事前・事後学修の内容 オンライン授業の前にはレジュメをmoodleで配信しますので、予め目を通し不明の用語などを小辞典類で調べてください。あるいは不明の語をマーキングしておいてください。参考文献は授業中に紹介したり、リストを配布します。多くの地名が出てきますので地図で確認する習慣をつけてください。なお、中学校、高校で利用した地図帳を持参してください。また、高校の世界史図説もあれば便利です。例:『新詳高等地図』帝国書院,『最新世界史図説タペストリー』帝国書院
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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