三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名 ドイツの文学A
どいつのぶんがく えー
German Literature A
単位数 2 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名  ドイツ語圏の文学A
どいつごけんのぶんがく えー
German Literature A
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 開放科目    
  他学科の学生の受講可, 他学部の学生の受講可
開講学期

前期

開講時間 金曜日 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 白坂 彩乃(人文学部)

SHIRASAKA, Ayano

SDGsの目標
連絡事項 https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19530

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 「ドイツ語圏の文学における愛」
愛、と聞いてなにを思い浮かべますか。相手への思いやり? 恋の駆け引き? あるいは愛をテーマにした文学作品なんてあまりにもありふれているから、改めて愛といわれるとかえって戸惑うかもしれません。
ヨーロッパにおける愛の観念は大きく二つの潮流に分かれます。一つはキリスト教の愛の観念であるアガペーで、もう一つは古代ギリシャに端を発するエロースです。アガペーが隣人にたいする倫理的関係の基盤になるのとは対照的に、エロースは自己の感情に重点を置いた自己中心の愛でした。こうしたエロースがドイツ語圏の文学においてどのように表れてきたのかを、中世から20世紀まで概観します。
学修の目的 ヨーロッパにおける愛の思想の基礎を理解し、それが文学のなかでどのように現れているかを知る。
日常的に用いられている言葉を社会的・歴史的文脈のなかに置き、批判的に検討する視点を持つ。
学修の到達目標 ドイツ語圏の文学で描かれた愛の観念について、自分の言葉で説明することができる。
自身の視点を持ってテクストを読み、考えを説得的に伝える文章が書けるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
○自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末レポート60%、授業での発言・ミニッツペーパー40%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 授業資料を配布する。
参考書 授業中に適宜紹介する。
オフィスアワー メールかMoodleでお問い合わせください。
受講要件 ドイツ語圏の文学に興味があること。テクストは翻訳で読むので、ドイツ語を学習していない方も歓迎します。
予め履修が望ましい科目
発展科目 ドイツの文学B、ドイツ文学演習、文学概論
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ドイツ文学、オーストリア文学、愛
Key Word(s) German Literature, Austrian Literature, Love
学修内容 愛をテーマに、ドイツ文学に限らず思想書も取り上げます。適宜視聴覚資料も用います。なお、扱う作品は変更する可能性があります。
第1回 イントロダクション(ルージュモン『愛について』)
第2回~第3回 プラトン『饗宴』
第4回 ミンネザング
第5回 ゲーテ『若きヴェルタ―の悩み』
第6回~第7回 F・シュレーゲル『ルツィンデ』
第8回 ノヴァーリス『夜の讃歌』
第9回~第10回 ヘルダリン『ヒュペーリオン』
第11回~第12回 リルケ『マルテの手記』
第13回~第14回 ブーバー『我と汝』
第15回 まとめ・レポートの書き方
事前・事後学修の内容 事後学習として、講義で扱った作品や関連する文献を実際に手に取って読むことを勧めます。講義での内容と実際に読んで感じたことを比較しながら、期末レポートにむけて自分の考えをまとめておくこと。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:180分/回

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