三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・社会
科目名 高校の教科教育法
こうこうのきょうかきょういくほう
Teaching Method of Subjects at High School
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 3年次, 4年次
73,74 期生
卒業要件の種別 選択
高校免許(地理・歴史)の取得に必要な科目
授業科目名 地理・歴史科教育法
ちり・れきしかきょういくほう
Methodology of Geography and History Education
単位数 ④ 単位
ナンバリングコード
educ-comn-SOSC3122-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

前期は歴史領域(火曜),後期は地理領域(金曜)。
前期と後期で開講曜日及び時間が異なるので注意すること。

開講時間 火曜日 5, 6時限; 金曜日 7, 8時限
歴史領域(石川)は前期の火曜5,6限,地理領域(髙田)は後期の金曜7,8限。 地理と歴史で合わせて4単位となる。どちらの領域も同一年度中に合格する必要がある。
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 石川照子(教育学部) 髙田準一郎(非常勤講師)

Ishikawa, Teruko; FUKAKUSA, Masahiro

実務経験のある教員 高校地理歴史科の指導経験のある教員が,地理歴史科の指導法について講義する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 前期の歴史教育では,目標論,カリキュラム編成論,学習方法論,授業構成論,評価論等についての基礎的・基本的な知識・理解や技能・能力を習得し,「歴史総合」や探究科目の年間計画や授業を構想する。高等学校地理歴史科教育とはどのような目的で,どのような内容や方法があるのかをとらえる。
後期の地理教育では,地誌的学習・系統地理的学習・テーマ地理的学習の内容構成をとらえ,それぞれの授業実践を分析し,授業案を構想する。
学修の目的 高等学校の地理歴史科教育ではどのような視点から授業を組み立てていけばよいのかをつかむ。
学修の到達目標 ①高等学校地理歴史科教育の目標・内容・方法について理解する。
②地理教育の地誌的学習・系統地理的学習・テーマ地理的学習の特質を理解する。
③地理教育の授業分析をもとに,新たな授業を構想できる。
④歴史教育の様々な観点をとらえ,文化と環境を取り上げる意義を理解する。
⑤歴史学研究で得られた知見を新たな授業に生かそうとすることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
 自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

地理教育における地球的課題や歴史教育における文化と環境の関係について感じ,考えてほしい。

成績評価方法と基準 「授業への参加態度」= 25%,「提出物」= 25%,「レポート」= 25%,「テスト」= 25%
地理と歴史を合算して総合的に評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 毎年,一部の内容を変更していく。アンケートをとり,講義の内容について学生の意見から取り入れることが可能な部分を改善する。
教科書 『高等学校学習指導要領解説 地理歴史編』(購入)
井田仁康(代表)『わたしたちの地理総合 世界から日本へ』二宮書店(購入方法については授業で指示する)
社会認識教育学会編『中学校社会科教育・高等学校地理歴史科教育』学術図書出版社(購入)
参考書 『データブックオブザワールド』二宮書店
オフィスアワー 毎週金曜日13:00~14:00,教育学部1号館2F地理歴史科教育研究室
受講要件 受講は3年生以上に限定する。地理歴史科の専門科目を10単位以上取得しておくこと。地理領域と歴史領域を総合して評価する。同年度で地理教育の後期と,歴史教育の前期をとらなければ単位は取得できない。
予め履修が望ましい科目 初等教科教育法(社会),社会科教育法Ⅰa・Ⅰb ・社会科教育法Ⅱa・Ⅱb
発展科目
その他 歴史領域(前期)と地理領域(後期)を合わせて通年4単位となる。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 地理歴史科,高等学校地理教育,高等学校歴史教育,現代世界の諸課題,文化と環境
Key Word(s) Department of geography and history, High school geography education, High school history education, The issues of the present world, Culture and environment
学修内容 歴史領域(前期)
第1回:地理歴史科創設の背景  
第2回:地理歴史科教育の基本的性格と課題
第3回:高等学校歴史教育の現状と課題
第4回:高等学校歴史教育の目標と内容
第5回:高等学校歴史教育の指導と評価
第6回:高等学校歴史教育の学習指導論
第7回:高等学校地歴科「歴史総合」の基本的性格
第8回:「歴史総合」の年間計画
第9回:「歴史総合」の単元構想
第10回:「歴史総合」の本時指導案構想(グループで)
第11回:「歴史総合」の本時指導案作成(個人で)
第12回:「歴史総合」の模擬授業実施
第13回:高等学校地歴科の探究科目の特質(世界史探究・日本史探究を中心に)
第14回:高校地歴科探究科目の年間計画の作成(世界史探究・日本史探究を中心に)
第15回:地理歴史科の教師に求められる資質・能力(歴史教育を中心に)

地理領域(後期)
第 1回  高等学校地理歴史科地理教育の目標と内容構成
第 2回  高等学校地理教育の歴史、初期社会科、ESDとSDGs 
第 3回  地理総合と地理探究、地理的な見方・考え方 
第 4回  地理総合の学習内容―GIS、国際関係論― 
第 5回  地理総合の学習内容―持続可能な社会、防災と地域―  
第 6回  地理総合の学習内容―地形図の読解―
第 7回  高等学校地理教育の評価、歴史からみた試験と考査
第 8回  地域教材と地域調査―考現学と路上観察学―
第 9回  地理探究の学習内容―系統地理的考察の場合―
第10回  地理探究の学習内容―地誌的考察の場合― 
第11回  地理探究の学習内容―地域(生活圏)調査の場合―
第12回  問題設定と仮説-検証アプローチ、理論負荷性と授業科学
第13回  模擬授業―地理総合の学習内容―  
第14回  模擬授業―地理探究の学習内容―   
第15回  模擬授業―地域調査と地域観察―   
事前・事後学修の内容 各回の授業テーマに関する学習指導要領解説の関連個所を読み,予習する。
基本的に講義中にやれなかったプリントの残りなどを次の時間までに仕上げる。
講義に関わるレポートを提出する。
事前学修の時間:45分/回    事後学修の時間:45分/回

Copyright (c) Mie University