三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文社会科学研究科(修士課程)社会科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
2021年度およびそれ以前の入学生が対象となります。2022年度入学生は「特殊講義」でない「非営利組織論特講」を履修してください。
選択・必修
授業科目名 特殊講義[非営利組織論特講]
とくしゅこうぎ[ひえいりそしきろんとっこう]
Advanced Lecture on Non-Profit Organization
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 洪 性旭(ホン ソンウク、人文学部)

HONG, Sung Wook

SDGsの目標
連絡事項 https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19029

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 グローバリゼーションの進展や行き過ぎた市場原理主義の修正の必要性などから、新自由主義的市場経済の見直しの研究が進んでおり、そこでは社会問題の解決の担い手として非営利組織の活動領域の拡大が期待されています。
非営利組織は営利追求を第一義としない点で営利企業とは異なり、組織である点で個人のボランティアとも異なります。非営利組織は、広く捉えれば政府や地方自治体なども含まれますが、本講義では主に「民間の非営利組織」を対象とします。日本では、1998年にNPO法(特定非営利活動促進法)が成立して20年が過ぎ、「NPO法人」という名称も一般化してきていますが、民間非営利組織にはNPO法人のみならず一般社団/財団法人や公益法人、医療法人、学校法人、社会福祉法人、ボランティア活動や地域づくり活動などを行う無数の任意団体なども含まれます。
本講義では、非営利組織の種類、理論、制度などの理解を深めるとともに、非営利組織がどのような目的、どのような組織体制の下で活動しており、どのように資金を調達しているのかについて、文献購読・発表等を通じて学習します。また、自らの生み出す社会的価値をどのように定義し、発信できるかについても確認します。政府規制の改革に伴って非営利組織の新たな事業領域が生まれていることから、公共政策との関連についても取り上げます。
学修の目的 本講義の目的は以下の通りです。
①非営利組織の社会・経済上の位置づけを理解する。
②非営利組織がどのような事業を担うべきか、またどのように実現できるかについて理解する。
学修の到達目標 本講義では、以下の4点を履修者の到達目標とします。
①営利企業や行政と比較しながら、非営利組織の特徴を把握する。
②非営利組織が現代社会で果たす役割について理解する。
③非営利組織がどのような事業を担い運営していくべきなのかについて、基礎的な仕組みを説明できるようになる。
④上記①-③の理解を基に、具体的な非営利組織の事例について自分の言葉で説明できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業及びディスカッション等への参加40%、発表60%(計100%)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書
参考書 田尾雅夫,吉田忠彦,2009『非営利組織論』有斐閣
後房雄,2009『NPOは公共サービスを担えるか:次の10年への課題と戦略』法律文化社
原田晃樹,藤井敦史,松井真理子,2010『NPO再構築への道:パートナーシップを支える仕組み』勁草書房
後房雄,藤岡喜美子,2016『稼ぐNPO:利益をあげて社会的使命へ突き進む』カナリアコミュニケーションズ
後房雄,坂本治也,2019『現代日本の市民社会:サードセクター調査による実証分析』法律文化社
雨森孝悦、2020『テキストブックNPO(第3版):非営利組織の制度・活動・マネジメント』東洋経済新報社
オフィスアワー 火曜日13:00-14:30、洪研究室(人文学部5階)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 ソーシャルビジネス論特講と併せて受講することをお勧めします。
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19029
キーワード 非営利組織、NPO、NGO、ソーシャルインパクト
Key Word(s) Non-Profit Organization, NPO, NGO, Social Impact
学修内容 第1回 ガイダンス 非営利組織とは何かを喚起する、講義概要、成績評価、テキスト等について
第2回~第14回 非営利組織に関する文献の講読・発表
第15回 まとめ:授業で取り扱った内容の確認、今後の展望など
事前・事後学修の内容 第1回:履修希望者は必ず出席のこと。
第2回以降は、非営利組織と関連概念をめぐる全般的な議論について学習しつつ、授業内で指定する論文等の文献について、ローテーションで発表していただきます。受講生数によっては、教員によるレクチャーを含む場合があります。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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