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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名 ドイツ文学演習A
どいつぶんがくえんしゅう えー
Seminar in German Literature A
単位数 2 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修
授業科目名  ドイツ語圏文学演習A
どいつごけんぶんがくえんしゅう えー
Seminar in German Literature A
単位数 2 単位
ナンバリングコード
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 水曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 稲葉 瑛志(人文学部)

INABA, Eiji

SDGsの目標
連絡事項 https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19528

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本演習では、フランツ・カフカ(Franz Kafka)の小説『流刑地にて(In der Strafkolonie)』をドイツ語で読みます。
ドイツ語圏だけでなく世界的にも有名な20世紀の作家カフカが書いたこの小説には、いわゆるカフカ的な「不条理」だけでなく、オリエンタリズムやユダヤ性、苦痛など様々な論点が含まれています。
内容:旅行家が、学術調査のため訪れた流刑地で、特殊な拷問機械で行われる死刑執行に立ち会うが、囚人と死刑執行人の立場がいつの間にか逆転する光景を目にするという奇妙な物語です。

授業では、本作品を輪読形式あるいはグループで読みながら、同時代の社会や文化状況も紹介しながら、カフカ文学の理解を深めます。
中級程度の文法事項は、必要に応じて説明します。あるいはグループワークで3, 4年生に説明をしてもらいます。
また、ゼミ生の発表を聞き、議論する機会を設け、ドイツ語圏の文学や文化についての関心を深めます。
学修の目的 1.比較的平易なドイツ語で書かれた文学を精読すること
2.文学作品における思想的・文化的意味を考察できること
3. ドイツ語圏の文化的問題について考察できること
学修の到達目標 1.辞書を使って、中級程度のドイツ語の文章を精読できること
2.文学作品の文化的背景や思想的意味を説明できること
3. ドイツ語圏の文化的問題を説明できること
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 平常点のみで評価する。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 プリントを配布します。
参考書 授業中に紹介します。
オフィスアワー 火・木曜日12:00~13:00、稲葉研究室(あるいはドイツ語ゼミ室)
受講要件 ドイツ語の初級レベルを終えていること
予め履修が望ましい科目 異文化理解I /ドイツ語I
発展科目 「ドイツ文学演習」、「ドイツ文学論」、「文学概論」「ドイツの文学」
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード ドイツ文学、ドイツ文化
Key Word(s) German Literature, German Culture
学修内容 授業はテクストを輪読する形式で行う。
毎授業の訳文作成担当者を決め、担当者は訳文を提出する。
意味や解釈が分かれる箇所については、授業で議論をする。
ゼミ生の発表を聞き、ドイツ文学や文化の理解を深める機会も設ける。

授業は以下の流れで進める。
1. ガイダンス、テクストの説明、中級文法の解説
2〜14. テクスト読解と発表
15. まとめ
事前・事後学修の内容 訳文作成担当者は、授業開始までにあらかじめ訳文を作ること。
それ以外の受講者も各自、テクストを読解し、授業に挑むこと。
『流刑地にて』は翻訳もいくつかあるので、授業までに読んでくること。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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