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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・国語
科目名 国文学
こくぶんがく
Japanese Literature
受講対象学生 教育学部, A 類
他類の学生の受講可
学部(学士課程) : 1年次
76 期生
国語教育コースの1年生を対象とする。
そのため、原則として他コースおよび2年生以上(再履修)の学生の受講は不可。
他コースおよび2年生以上(再履修)の学生は、前期木曜7・8限(4コマ)開講の同科目を受講すること。
なお、必修科目と重なるなどして前期の受講が困難な場合に限り、受講を許可する。
他コースおよび2年生以上(再履修)で後期での受講を希望する場合は、理由を明記のうえ、電子メールで授業担当者(和田)にあらかじめ許可申請をすること。
他コースおよび2年生以上(再履修)の学生の無断での履修登録は受講を認めない。
卒業要件の種別 必修
国語教育コースおよび中学校・高等学校国語科教員免許状の必修科目
小学校教員免許状の選択科目
授業科目名 国文学概説
こくぶんがくがいせつ
Introduction to Japanese Literature
単位数 2 単位
ナンバリングコード
educ-lang-LITR1011-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 教育学部1号館

担当教員 和田 崇(教育学部)

WADA, Takashi

実務経験のある教員 【教員名】和田崇
【実務経験】高等学校における非常勤講師の経験を有す
【講義内容との関連性】実務経験より得た文学教育の現状に関する知見を活かして,文学作品の歴史的背景や読解法を国語科教科書と関連づけながら教授する。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 国文学のオリエンテーション科目として位置づけられる本授業では、高等学校の国語教科書(言語文化・文学国語)に掲載されている近代文学作品を中心に取り上げる。前半は、明治・大正期の文学史を概説し、日本文学の背景にある思想や歴史を学ぶ。後半は、文学理論を概説し、文学作品を論理的に読む力を身に付ける。
学修の目的 明治・大正期の日本文学史に関する基礎的な知識を学び、近代小説の主題や文学史的意義を作品に即してとらえる。
作品を分析するための基礎的な文学理論を学び、近代小説を多面的に読む。
学修の到達目標 明治・大正期の日本文学史の基礎的な知識を得ると同時に、近代小説の読解法を学ぶ。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 ・授業内の提出物40%+授業への積極的参加度10%+中間試験25%+期末試験25%=計100%(合計60%以上で合格)
・3分の2以上の出席を要す(ただし、出席点として評価には加えない)。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 振り返りの提出者全員へのフィードバック。
単元の趣旨に関する丁寧な説明。
教科書 ・国語便覧または文学史の教科書(*高校や予備校などで使用していたものでよく、出版社や発行年は問わない。持っていない学生については、近現代文学に関する記述が比較的多い『新訂版 常用国語便覧』(浜島書店)の購入を薦める。)
・その他のテキストは授業で配布する。
参考書 ・安藤宏『日本近代小説史』(中公選書)
・鈴木貞美『入門 日本近現代文芸史』(平凡社新書)
・ピーター・バリー(高橋和久訳)『文学理論講義:新しいスタンダード』(ミネルヴァ書房)
*その他は授業内で適宜提示する。
オフィスアワー 時間:毎週月曜日5,6限
場所:国文学第1研究室(和田崇研究室)
受講要件 原則として国語教育コースの1年生が受講
予め履修が望ましい科目
発展科目 国文学講義ⅠA・ⅠB・ⅢA・ⅢB
国文学演習ⅠA・ⅠB・ⅢA・ⅢB
その他 ・第9回~第14回の講義ではグループワークを課すため、15分を超過する大幅な遅刻を認めない。
・社会状況や本学の方針に応じて、ハイブリッド、完全オンラインの各授業方法へ柔軟に対応する。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18896
キーワード 日本近代文学、明治、大正、文学理論
Key Word(s) Modern Japanese Literature, The Meiji and Taisho Period, Literary Theory
学修内容 第1回…イントロダクション:文学史と批評理論
第2回…近代小説の誕生:日本近代文学の出発①
第3回…没理想論争における森鷗外の主張:日本近代文学の出発②
第4回…自然主義文学と田山花袋の「蒲団」:明治後期の文学①
第5回…反自然主義と夏目漱石の西洋観:明治後期の文学②
第6回…白樺派の文学と志賀直哉:大正期の文学①
第7回…新感覚派とプロレタリア文学:大正期の文学②
第8回…中間試験:日本近代文学史のまとめ
第9回…森鷗外「舞姫」の分析:都市論
第10回…夏目漱石「こころ」の分析:テクスト論
第11回…志賀直哉「城の崎にて」の分析:テクスト生成論
第12回…芥川龍之介「羅生門」の分析:ナラトロジー①
第13回…横光利一「頭ならびに腹」「蠅」の分析:異化効果・ナラトロジー②
第14回…葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」の分析:読書行為論
第15回…講義全体のまとめ
第16回…期末試験:テクスト分析のまとめ
事前・事後学修の内容 前半(第2回~第7回)は授業の復習に力を入れ、後半(第9回~第14回)は授業時に配布する課題作品を次の授業までに必ず読んでおくこと。
課題作品についてグループでの討論を課すことがあり、課題作品を読まずに授業に臨むなど討論に消極的な受講者には単位を認定しない。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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