三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・農業生物学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 フィールドサイエンスセンター農場実習Ⅱ
フィールドサイエンスセンターのうじょうじっしゅうに
Farm practice Ⅱ
単位数 1 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-2134-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

2024年9月2-6日 実施予定

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 農場

担当教員 ○長菅輝義(生物資源学部附帯施設農場)、奥田均(生物資源学部附帯施設農場)、三島 隆(生物資源学部附帯施設農場)、松井宏樹(生物資源学部)、白水貴(生物資源学部)

○NAGASUGA Kiyoshi, OKUDA,Hitoshi, MISHIMATakashi, MATSUI Hiroki, Shirouzu,Takashi

実務経験のある教員 長菅輝義:独立行政法人農業生物資源研究所(特別研究員)、稲を中心とした栽培方法の特徴やその発展に寄与した様々な技術革新とその理論的根拠となった過去の研究事例を講義する。
奥田均:果樹研究所カンキツ研究部栽培生理研究室(研究、室長)、安心安全な果樹の栽培や流通について、農業現場に即して初歩から講義する。

SDGsの目標
連絡事項 農業生物学教育コース以外の学生さんが受講希望される場合、履修申告前に担当教員(長菅輝義:nkiyoshi@bio.mie-u.ac.jp)へ必ずご連絡ください。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 日本人の食の基礎に位置するイネをはじめ野菜、果樹の収穫期にあたると同時に冬作物の準備にとりかかる秋季の管理ならびに収穫物の食味や収量、果実品質の調査手法を学ぶ。夏季休暇中に宿泊をともなう短期集中実習の形態で実施する。各項目は実習内容の概要説明につづいて作業等に移行する形で進め、理解の程度を深めるために随時レポートをまとめる。本実習では、コミュニケーション能力をグループディスカッションを通じても磨く。また、計測データの解析を通じて農作物の成長応答を理解し、今後農作物の成長経過を事前に予測し、対応方法を考える
(DP、CPとの関連)
この実習では、三重大学の目標である4つの力の中でも特に「コミュニケーション力」、「生きる力」を身に付けるため、生物資源学部のDPである(4) 豊かなコミュニケーション能力、(5)柔軟な対応性の習得を目指す。
学修の目的 収穫期にあたるイネや果菜類、梨を収穫する。また、収穫物の食味や収量、果実品質を調査する。
冬作物の準備にとりかかる秋季の管理ならびにの調査手法を学ぶ。これらを通じて、該当作目の栽培管理方法を身に付けるとともに、生産現場で求められている課題の解決方法を考察する。
学修の到達目標 夏、秋の農作業の要領や生産物の質・量を正確に評価できるようになる。
そのため、以下の学習到達目標を設定する
(知識)
イネやナシなどの収穫・調整の仕方、収量や品質の調査方法、圃場で発生している病害の識別法を実践できるようになる。
(態度)
共同作業を通じてコミュニケーション能力と他者との協調性を向上させることができるようになる。
(技能)
様々な農作業の実践を通じて情勢変化への柔軟な対応性を身に付けることができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○(2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
 (3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  •  主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 レポート60%、実習態度20%、農作業の習熟度20%
(知識)
実習項目に関する基礎知識および理解度を事前事後レポートより評価します(60%)。
(態度)
実習中の作業態度と出席率から評価します(20%)。
(技能)
各実習項目における作業の習熟度より評価します(20%)。
以上の評価基準をもとに60%以上で単位が取得できる。
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業アンケート結果を受けての改善点 アンケート、レポートなどをもとに必要な改善を実施する
教科書 特になし
参考書 参考資料はmoodleなどを通じて随時配布
オフィスアワー 随時実施
受講要件 特になし
予め履修が望ましい科目 農作物生育制御概論、フィールドサイエンスセンター農場実習Ⅰ
発展科目 卒業研究、フィールドを利用した科目
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)
口蹄疫などの家畜伝染病への感染を予防するため海外渡航する際は実習担当教員に事前に相談してください。
*インターンシップ要素を含む科目(2019年入学生から適用)

授業計画

各回
共通
MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=9744
第1回 概要 ガイダンス
授業時間内の学修内容 宿泊実習の実施要項を説明します。
キーワード(Key Word(s)) 実施要項
Deployment
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料も再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第2回 概要 農業生態系の微生物調査
授業時間内の学修内容 農業生態系における寄生菌や腐生菌の多様性と生態について調査する
キーワード(Key Word(s)) 農業生態系,真菌,同定
Agroecosystem, Fungi, Identification
事前学修の内容 『植物病理学の基礎 (農学基礎シリーズ)』(「植物保護学」で使用した教科書)を活用し,植物寄生菌の多様性や生態について予習しておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 「日本植物病名データベース」などの資料を活用し,農場で見られた真菌について復習してください。
https://www.gene.affrc.go.jp/databases-micro_pl_diseases.php
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第3回 概要 水稲の収穫
授業時間内の学修内容 春に田植えした水稲を収穫する
キーワード(Key Word(s)) 水稲、収穫
Rice, Harvest
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料も再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第4回 概要 夏季果樹の観察
授業時間内の学修内容 夏季の果樹の状況(樹体の生育ならびに果実発育状況、病害虫発生)を観察する
キーワード(Key Word(s)) 果樹、調査
Fruit tree, Growth survey
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を基に、当日実施する内容を予習しておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 実習内容を復習し、チェックテストを受けてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第5回 概要 コムギの加工Ⅰ(うどん作り)
授業時間内の学修内容 小麦粉を加工してうどんを作る
キーワード(Key Word(s)) 小麦粉、加工、うどん
Wheat flour, Processing, Udon
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料も再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第6回 概要 ナシの収穫・選果
授業時間内の学修内容 国内で栽培されているナシ品種の果実特性に関する講義とナシの収穫・調整・選果を行う
キーワード(Key Word(s)) 梨、果樹園、収穫、選果
Pear, Orchard, Harvest, Selecting
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を基に、当日実施する内容を予習しておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 実習内容を復習し、チェックテストを受けてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第7回 概要 バイオテクノロジーと社会
授業時間内の学修内容 バイオテクノロジーと社会のテーマでデベートを行う
キーワード(Key Word(s)) バイオテクノロジー、社会、デベート
Bio technonogy, Society, Debate
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 デベート内容も踏まえて、社会におけるバイオテクノロジーのあり方について考察しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第8回 概要 食肉センター他視察
授業時間内の学修内容 学外の食肉センターを視察する
キーワード(Key Word(s)) 食肉、屠殺、視察
Meat, Slaughter, Inspection
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第9回 概要 秋冬作物の定植
授業時間内の学修内容 秋冬作物を畑へ定植する
キーワード(Key Word(s)) 葉菜類、畑、定植
Leaf vegetable, Field, Planting
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第10回 概要 米の品質調査
授業時間内の学修内容 収穫した水稲の玄米の品質を評価する
キーワード(Key Word(s)) 水稲、玄米、品質
Rice, Brown rice, Quality
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第11回 概要 水稲の収量調査
授業時間内の学修内容 収穫した水稲の収量調査を実施する
キーワード(Key Word(s)) 水稲、収量調査
Rice, Yield survey
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 調査結果に誤りがないかを再度確認し、調査結果をMoodleへ提出する。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第12回 概要 ミニトマトの定植
授業時間内の学修内容 施設温室内の栽培ベッドへミニトマトの苗を定植する。
キーワード(Key Word(s)) ミニトマト、定植、施設温室
Mini tomato, Planting, Green house
事前学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を熟読し、当日実施する作業のポイントをリストアップしておいてください。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 Moodleに掲載されている各種資料を再度熟読し、実習内容を復習しておいてください。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第13回 概要 バイオサイエンスDX用調査・計測データの整理とサーバーへのアップロード
授業時間内の学修内容 これまでに調査およびセンサーに計測させておいた各種気象データを回収・整理し、データ蓄積用サーバーへアップロードする。
キーワード(Key Word(s)) データ、計測センサー、アップロード
Data, Measuring sensor, Uproad
事前学修の内容 各種計測データの回収方法やサーバーへのアップロード先とその方法を確認しておく、計測センサーについては故障等が発生していないかも同時に確認しておく。
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 学外からデータサーバーへのログインの可否、データのアップロード先の正誤・アップロードされたデータの内容確認等を各自の自宅より再度確認する。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第14回 概要 課題発表
授業時間内の学修内容 グループディスカッションで使用するためのプレゼンテーション資料を作成し、発表する。
キーワード(Key Word(s)) プレゼン資料、口頭発表
Slide, Presentation
事前学修の内容 過去の実習資料の内、ポイントとなる資料を整理し、リストアップしておく
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 作成したプレゼン資料の内容に誤りがないか、リストアップしておいた資料と内容を照合する。
事後学修の時間 60分
自由記述欄
第15回 概要 反省会
授業時間内の学修内容 グループ活動で、各自がこれまでの実習で新たに学んだこと、実施上の課題を取りまとめ、相互に意見を述べる。そして、今後の改善点を各自で整理し、取りまとめる。
キーワード(Key Word(s)) グループディスカッション、レポート
Group Discussion、Report
事前学修の内容 過去の関連資料の内容を整理し、要点をピックアップしておく
事前学修の時間 60分
事後学修の内容 グループディスカッションの内容を踏まえ、今後の改善点を各自で取りまとめ、レポートして提出する
事後学修の時間 60分
自由記述欄

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