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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部看護学科 ・母子看護学
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次
助産師課程4年生
選択・必修 選択必修
授業科目名 助産学実習Ⅲ
じょさんがくじっしゅうⅢ
Practicum in Midwifery Ⅲ
単位数 4 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-MIDW-3401-003
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間
授業形態

ハイブリッド授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 ヤナセクリニック及びセントローズクリニック

担当教員 安積陽子(医学部看護学科)、齋藤真希(医学部看護学科)、近藤桃子(医学部看護学科)、高橋恭子(医学部看護学科)

ASAKA Yoko, SAITO Maki,KONDO Momoko, Takahashi Kyoko

実務経験のある教員 看護師・助産師として臨床(産科病棟など)での実務経験があり、助産学実習3で教授する基礎的知識・技術を備え、学生の看護実践を指導するための能力をもっている。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 学生は、助産に関する基礎的知識を用いて対象に応じた分娩期の助産診断を行い、適切な基本的助産技術を実践できる。
学修の目的 学生は、助産に関する基礎的知識を用いて対象に応じた分娩期の助産診断を行い、適切な基本的助産技術を実践できる。
学修の到達目標 実習を通して、学生は、以下について達成することができる。
1.産婦の状態に応じた分娩期の助産診断とその展開ができる。
1)妊娠経過を把握し、分娩経過に影響する要因を診断できる。
2)産婦の健康診査ができる。
3)分娩の経過診断、予測を適切に行える
4)健康生活診断が適切に行える。
5)分娩進行状態、および、産婦の状態に応じた助産計画を立案できる。
6)立案した助産計画に基づいて、必要なケアを実施できる。
7)実施した助産ケアを分娩経過、および、産婦の状態をもとに適切に評価できる。
8)分娩経過の異常の予測と判断ができ、対応を述べられる。
9)正常な分娩経過を逸脱した状態を理解し、状況に応じた介助ができる。
10)関係書類の記載方法を理解できる
2.正常な分娩経過をたどる産婦に基本的助産技術を用いて安全に分娩介助が行える。
1)分娩介助手順に則って、正常経過をたどる産婦の分娩を介助できる。
2)実施した分娩介助を産婦の反応をもとに客観的に評価できる
3.正常な分娩経過をたどる産婦の間接分娩介助、出生直後の新生児の観察・ケアを実施できる。
1)間接分娩介助として、分娩進行状態を把握し、経過を予測できる。
2)産婦の状態に応じたケアを直接分娩介助者と連携して実施できる。
3)正常な分娩経過を逸脱した状態に気づき、報告できる。
4)出生直後の新生児の状態に応じた観察・ケアを判断し、実施できる。
4.褥婦・新生児の状態に応じた産褥・新生児期の助産診断とその展開が理解できる。
1)褥婦の入院中の経過を把握し、状態をアセスメントできる。
2)褥婦の入院中の状態に応じた助産計画・実施・評価について理解できる。
3)新生児の入院中の経過を把握し、状態をアセスメントできる。
4)新生児の入院中の状態に応じた助産計画・実施・評価について理解できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
○地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
○人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
○他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
 国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
○看護職としての責任感を持つ。
○科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
○保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

感じる力20%,考える力40%,生きる力10%,コミュニケーション力30%

成績評価方法と基準 知識・技術・態度、出席状況、実習記録の内容・提出状況について、評価表をもとに総合的に評価する。
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 学生による授業評価、学生との面談をもとに教授・指導方法を検討し、改善する。
教科書 助産学講座:2.母子の基礎科学、3.母子の健康科学、4.母子の心理・社会学、5.助産診断・技術学Ⅰ、6・7・8.助産診断技術学Ⅱ
病気がみえる Vol.10 産科 第4版 MEDIC MEDIA
最新産科学 正常編・異常編 文光堂
実践マタニティ診断 第4版 医学書院
マタニティ診断ガイドブック 第5版 医学書院
分娩介助学 医学書院
正常分娩の助産術 医学書院
根拠と事故防止からみた母性看護技術 医学書院
NCPR新生児蘇生法テキスト 第3版 メジカルビュー社
参考書 母乳育児スタンダード 第2版 医学書院
助産師のためのフィジカルイグザミネーション 医学書院
写真でわかる母性看護技術 インターメディカ
今日の助産 南江堂
帝王切開のすべて メディカ出版
オフィスアワー
受講要件 助産師選抜試験に合格しており、助産技術学Ⅰ、助産技術学Ⅱを履修していること。
予め履修が望ましい科目 母性看護学Ⅰ、母性看護学Ⅱ、母性看護学実習、助産論Ⅰ、助産診断学Ⅰ、助産診断学Ⅱ、助産技術学Ⅰ、助産技術学Ⅱ、助産学実習Ⅰ、助産学実習Ⅱ
発展科目 統合実習Ⅰ(母性看護・助産学)、統合実習Ⅱ(母性看護・助産学)、助産論Ⅱ
その他 主体的・能動的に実習に臨んでください。
実習においては、実習施設の指導者の監督のもと、実習協力の同意が得られた産婦を受け持ち、分娩介助を10例を行なっていただきます。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 助産ケア
Key Word(s) Midwifery care
学修内容 1.直接分娩介助(分娩1期~4期の分娩介助、助産ケア)  9例(継続事例1例を除く)
1)産婦の健康診査
2)分娩期の助産診断とその展開
3)産婦の観察、助産ケア(分娩進行状態に応じたケア)
2.間接分娩介助、出生直後の新生児の観察・ケア 2例
3.褥婦・新生児の入院中の経過、状態の把握、アセスメント

※その他詳細は助産学実習Ⅲ実習要項を参照。
事前・事後学修の内容 助産論Ⅰ、助産診断学Ⅰ、助産診断学Ⅱ、助産技術学Ⅰ、助産技術学Ⅱ、助産学実習Ⅰ、助産学実習Ⅱの講義・演習・実習資料、および、課題・自己学習レポートをもとに復習を繰り返す。その上で、正確な知識を身につけ、確実な技術を習得して実習に臨む準備を整えてください。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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