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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部法律経済学科
受講対象学生
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 人的資源管理論
じんてきしげんかんりろん
Human Resource Management
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-laec2230-004
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 岩田 一哲

Ittetsu Iwata

SDGsの目標
連絡事項 受講生多数の場合は、50名を基準に受講生の選抜を行います。なお、2年次、3年次、4年次、過年次の順に受講を許可します。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 この授業では、企業経営の根幹となる経営資源の一つである、ヒト(以下:従業員)の問題を取り扱う。従業員は経営資源の一つ、その中でも根幹をなす資源として考えられている。人的資源管理は、もともと、労務管理、人事管理といった名称で、従業員をコストとして考えることが多かったが、近年は、経営戦略との連動が叫ばれることによって、経営戦略の遂行者としての役割がより強くなっている。その意味で、戦略的人的資源管理という形で戦略的に従業員を管理することが重要となる。また、近年の日本企業を取り巻く状況は激変しており、仕事と家庭の均衡や非正規雇用などについて、議論が数多く出ている。したがって、企業は従業員の管理について、職場環境のみならず、家庭環境との調和も図る必要があると考えられるようになった。近年の日本企業を取り巻く状況の変化に伴って、これからの日本企業の従業員の働き方がどのようになるのかも含めて紹介する中で、日本における人的資源管理の新しい方向性も考えたい。
学修の目的 第一に、人的資源と経営戦略との関係を念頭に入れた各種人事施策の検討が目的となる。採用、配置、人材開発、異動、退職といった、人的資源管理論を構成する各内容が、日本企業が採る経営戦略をどのように見据えて遂行されるのかを考えてもらいたい。
第二に、日本企業を取り巻く状況の激変に伴って、日本企業の人的資源管理の方法がどのように変化するのか、あるいは、どのように変化する可能性があるかを考えることが目的となる。特に仕事と家庭のバランスや、雇用形態の変化についても検討の幅を広げ、正社員以外の人的資源の管理並びに、企業が採りうる家庭との関係に関する施策などを検討することとなろう。
学修の到達目標 第一に、人的資源と経営戦略との関係を念頭に入れた各種人事施策の検討ができるようになる。採用、配置、人材開発、異動、退職といった、人的資源管理論を構成する各内容が、日本企業が採る経営戦略をどのように見据えて遂行されるのかを考えることができる。
第二に、日本企業を取り巻く状況の激変に伴って、日本企業の人的資源管理の方法がどのように変化するのか、あるいは、どのように変化する可能性があるかを考えることができるようになる。特に仕事と家庭のバランスや、雇用形態の変化についても検討の幅を広げ、正社員以外の人的資源の管理並びに、企業が採りうる家庭との関係に関する施策などが経営戦略との関連で理解できるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
 現代社会・地域社会の課題に挑戦する積極性を備える。
 自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末テストで評価します。期末テストの形式は、オリエンテーションの中で示す。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 人的資源管理に関連する研究は、アンケート調査を用いたものが多い。このため、人的資源管理の各トピックに関するアンケート調査項目を検討する中で、従業員が職場でどのように行動しているのか、また、その根底にはどのような考えがあるのか、について、データ的な側面を重視して、検討するつもりである。
教科書 上林憲雄・厨子直之・森田雅也『経験から学ぶ人的資源管理 新版』 有斐閣,2010年。
参考書 鈴木好和『人的資源管理論 第3版』創成社, 2011年。
白木三秀(編著)『人的資源管理の基本 新版第2版』文眞堂,2015年。
上林憲雄編著(2016)『ベーシック+(プラス)人的資源管理』中央経済社。
オフィスアワー 毎週木曜日12:00~13:00
受講要件
予め履修が望ましい科目 経営学に関連する科目を受講している方が望ましい。
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18944
キーワード 人のマネジメント、採用、キャリア管理、処遇、働き方改革
Key Word(s) Human Management,Recruitment,Career Management,Treatment,Work Style Reform
学修内容 以下の内容の授業を行う。
 第1回:オリエンテーション
 第2回:人的資源管理と人間モデル
 第3回:組織設計
 第4回:採用・配置・異動
 第5回:人材育成とキャリア開発
 第6回:人材の評価・考課
 第7回:昇進・昇格管理
 第8回:賃金・報酬・福利厚生
 第9回:安全衛生とメンタルヘルス
 第10回:労働組合と労使関係
 第11回:労働組合と労使関係
 第12回:退職管理と雇用調整
 第13回:女性雇用と非正規雇
 第14回:裁量労働と在宅勤務
 第15回:まとめ
事前・事後学修の内容 教科書を中心とした基本的な事項の整理ならびに把握と、現在の日本企業における人的資源管理の変化の両面から授業を行う。したがって、事前学修は、教科書の該当箇所を事前に読んでおくこと、また、データによる調査を用いた検討を行うため、統計に関する知識が必要となる。事後学修としては、日本企業における人的資源管理の変化に関連して、雇用や従業員に関連する内容を新聞等の記事から探ってみると良い。この際に、経営戦略との関係を検討することが重要であり、経営戦略と人的資源管理の関連を念頭に入れて復習することが重要である。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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