三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教育の基礎的理解に関する科目
科目名 総合的な学習の時間の指導法
そうごうてきながくしゅうのじかんのしどうほう
受講対象学生 教育学部, 教育学研究科, A 類

学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
期生
74期以降の学生は、学籍番号順のクラス指定による開講となる。
73期以前の学生は、指定されたクラスにて受講すること。
卒業要件の種別 必修
授業科目名 総合的な学習の時間の指導法
そうごうてきながくしゅうのじかんのしどうほう
Teaching Methods for the Period for Integrated Studies
単位数 1 単位
ナンバリングコード
edu-comn-COMP 2301-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 金曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 杉澤学(教育学部),前原裕樹(教育学研究科),久保田重幸(教育学研究科),廣川清治(教育学部)

SUGISAWA,Manabu
MAEBARA,Yuki
KUBOTA,Shigeyuki
HIROKAWA,Seizi

実務経験のある教員 杉澤:小学校において教諭として、20年以上の実務経験を有する。
久保田:現場の教員として、20年以上の実務経験を有する。
廣川:現場の教員として、20年以上の実務経験を有する。

SDGsの目標
連絡事項 学生のみなさま

本授業の取りまとめをしている前原です。以下3点連絡します。

(1点目)
第1回目の授業は全受講生一斉にオンライン(Zoom)でオリエンテーションを行いますので、時間になりましたら以下からアクセスをお願いします。

参加 Zoom ミーティング
ミーティングID: 403 516 1910

パスコード: 9323

(2点目)
第1回目授業開始前までに、以下のURLからMoodleにアクセスして連絡事項を確認してください。
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=21183

(3点目)
2回目以降は4つのクラス(後期前半2クラス、後期後半2クラス)に分けて、対面形式にて行います
(教室やスケジュールなどの詳細は第1回目の授業時に説明します)。
なお、諸事情で初回の授業を欠席された方は、初回講義資料を参照し、各自で自学習した上で、2回目以降の授業に出席をお願いします。
授業(対面)実施場所は、コースムードル等で必ず確認をしてください。

なお、1回目のオンライン授業は、各自の良い場所にて受講可能ですが、学内の以下の教室もオンライン受講用として使用可能です。
・1号館2階201(予定)
・1号館4階403(予定)
・教職支援センター棟1F レクチャールーム
*変更がある場合は、あらためて連絡をします。

それでは、半期の授業よろしくお願いします。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 本授業では、「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の編成・実施に関する基礎的な考え方や、学校における実際の実践を理解し、その意味や意義について考察する。
具体的には、前原が担当するパートでは、実際の授業を体験的に学習することを通じて、学習者の視点から理解を深める。
また、杉澤が担当するパートでは、実際に自分たちの手で教材開発することを通じて、教師の視点から考察を進めていく。
上記のことを通して学習者と教師の両方の視点から、「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の意義と課題を整理し、望ましい授業実践のあり方を模索する。
学修の目的 「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の意義,果たす役割など基本的な概念や原理について理解できる.
「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」を編成するための方法論を理解し,それらを実践するための基礎的な力を身につける.
学修の到達目標 ・「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の意義とその編成の方法について理解できる。
・「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」という視点で、自身・他者の被教育体験や教育実践を捉えることができる。
・自分の手で「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の教材を開発することができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
○教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
○教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 以下の学習活動および学習課題(いずれも必須)により、総合的に評価する。

レポート:50%
全ての授業内容を踏まえた上で、「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」に関するレポート課題を提示する。
評価基準および規準については、講義内で紹介する「ルーブリック」にもとづいて評価する。

平常点:50%(授業への取り組み方、他者との学びへの貢献度、授業外の学習課題)
テーマに基づいた学習課題、ワークシートおよびリフレクションを課す。
また、授業内のグループワークおよび全体討論への積極的な参加も評価に加味する。
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
eポートフォリオを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 ●毎回の授業において振り返り活動を設定し、授業内容に対する質疑や感想、質問などを把握した上で、次回の授業冒頭にそれらに対するフィードバックを行う。
また、それらをもとに授業およびカリキュラム改善を行う。
教科書 小学校学習指導要領(平成29年3月告示 文部科学省)
中学校学習指導要領(平成29年3月告示 文部科学省)
高等学校学習指導要領(平成30年3月告示 文部科学省)
参考書 田中耕治『「総合学習」の可能性を問う―奈良女子大学文学部附属小学校の「しごと」実践に学ぶ』ミネルヴァ書房、1999
奈良女子大学附属小学校学習研究会『自律的に学ぶ子どもを育てる「奈良の学習法」「話す力、書く力、つなぐ力」を育てる』明治図書出版、2015
西岡加名恵編『 高等学校 教科と探究の新しい学習評価―観点別評価とパフォーマンス評価実践事例集』学事出版、2020
上記他、適宜講義内で紹介する。
オフィスアワー 前原:
毎週金曜日12時30分頃〜14時頃、教職支援センター2F・208
メールやムードル上のメッセージ機能などを通じて要予約のこと。その際、希望する曜日や時間帯などを複数提示すること。

杉澤:
毎週木曜日 13時~14時 教育学部校舎1号館 2F・245
メールやムードル上でのメッセージ機能等での事前予約が必要です。

久保田重幸:
メールを通じて要予約のこと。その際、希望する曜日や時間帯などを複数提示すること。

廣川清治:
メールを通じて要予約のこと。その際、希望する曜日や時間帯などを複数提示すること。
受講要件 学習効果を考慮してクラス指定によって行う。したがって、自身のクラスを必ず確認した上で、履修登録をすること。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 希望者には公開研究会や学習会等の案内を授業およびムードル上で随時紹介する。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 総合的・探究的な学習、教科・領域との横断的学習、体験活動、学習ポートフォリオ
Key Word(s) Integrated Study , Theme Learning, Investigation, Experience Activity
学修内容 授業計画
*各回の順番は、クラスによって前後する。詳細は初回のオリエンテーションで説明する。

第1回:オリエンテーション:「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の意義と課題(被教育経験の振り返り)
本時の中心的な問い:「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」とは、どのようなコトやモノなのか?また、自身が受けてきたには、「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」どのような意味があったのか?

第2回:「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の実践史
本時の中心的な問い:「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」はいつ頃から始まり、どのような実践があるのか?

第3回:「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の目標と育てたい資質・能力
本時の中心的な問い:「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」においては、学習者にどのような資質・能力を育成する必要があるのか?

第4回:「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の評価
本時の中心的な問い:「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」においては、学習者の学びをどのように把握すれば良いのか?

第5回:「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の編成原理①全体構想
本時の中心的な問い:「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」は、どのように構想したら良いのだろうか?

第6回:「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の編成原理②教材開発
本時の中心的な問い:「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」における教材は、どのように開発したら良いのだろうか?

第7回:「総合的な学習の時間」および「総合的な探究の時間」の編成原理③学習者の把握
本時の中心的な問い:「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」において、学習者の問いや想い・願いをどのように位置づけたら良いのだろうか?

第8回:本講義の総括的リフレクションおよびレポート課題の提出
事前・事後学修の内容 授業内容について疑問点を残さないよう、次回までに復習をしておくこと。
自分が受けてきた総合的な学習の時間や総合的な探究の時間などの探究的な学習について振り返り、その特徴や方法、構造などについて考えておくこと。 
日ごろから、様々な教育および社会事柄に関して、興味・関心・疑問を抱いておくこと。
個人探究活動や最終レポートの作成においては、各種必要な資料の収集と分析および整理を行うこと。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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