三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部情報工学科/総合工学科情報工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次, 3年次
2018年度以前入学者は3年次に履修する.
2019年度以降入学者は2年次に履修する.
選択・必修 その他
2018年度以前入学者は選択科目として履修する.
2019年度以降入学者は必修科目として履修する.
授業科目名 ディジタル信号処理
でぃじたるしんごうしょり
Digital Signal Processing
単位数 2 単位
ナンバリングコード
engr-engr-ELEC-2651
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

2018年度以前入学者も後期に開講する.

開講時間 火曜日 1, 2時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 工学部指定教室(講義)

担当教員 野呂 雄一(工学研究科情報工学専攻)

NORO, Yuichi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 実際に信号処理を行う実用的素養を身につけることを目標とし、ディジタル信号処理の実用的基礎を講義するとともに実習も実施します。
実習は必携PC上でOctave(数値解析ソフトウェア)を使用を想定しています。
学修の目的 ディジタル信号処理の実用的素養を身につけ、実際に信号を処理する力を養うことを目的とする。
学修の到達目標 有限長の離散的データを扱うディジタル信号処理が持つ意味合いを理解した上で、フィルタリングやスペクトル解析などの基本的信号処理を実際に行える力をつけることを目標とする。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 情報工学の基礎知識を身につけ、科学技術が社会や自然環境に及ぼす影響を理解し、責任ある技術者として行動できる。【技術者倫理】
○情報工学科に関連する様々な分野に関心をもち、未知分野を理解するために、自主的、継続的に学習できる。【自主的継続的学習】
 世界に多様な考え方があることを学び、様々な立場の考えや意見を尊重し、多面的に物事を考えることができる。【多面的な思考能力】
○情報工学に関連する課題に対して、与えられた条件や期限を熟慮し、計画的に作業を進め、報告できる。【計画的な活動】
 専門分野の英語で書かれた文献について理解し、説明できる.また、学習や実験で得た知見を、論理的に記述し、的確に発表し、討議できる。【コミュニケーション能力】
○自然科学と情報技術に関する十分な知識を修得し、それらの知識を応用できる。【知識の修得と応用】
○与えられた問題に対し、修得した知識や技術を利用して、関連情報を収集し、解決手法を提案し、実現できる。【問題解決能力】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 評価は、定期試験(60点満点)および実習課題(40点満点)によって行い、得点が60%以上を合格とする。なお、定期試験では、基本的な信号処理を実用的に実施し得る力の習得度を問う。
授業の方法 講義 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 講義内容に沿った実習を行う。
教科書 教科書:
MATLAB対応 ディジタル信号処理(第2版)(樋口龍雄他, 森北出版)
参考書 参考書:
ディジタル信号処理入門(城戸健一著、丸善)
科学計測のための波形データ処理(南茂夫著、CQ出版)
ディジタル信号処理の基礎と応用(中田和男著、森北出版)
はじめて学ぶディジタル・フィルタと高速フーリエ変換(三上直樹著、CQ出版)
オフィスアワー 毎週火曜日12:00〜13:00
場所:第二合同棟3階6307室
事前にメールでアポイントをとってください。(上記時間以外でも対応可能)
受講要件
予め履修が望ましい科目 工業数学JA (工業数学I)
工業数学JB,JC (工業数学II)
発展科目
その他 OctaveはMATLABとほぼ同機能を有するフリーソフトです。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=14920
キーワード 標本化、z変換、伝達関数、ディジタルフィルタ、FIR、IIR、離散フーリエ変換、FFT、スペクトル解析、窓関数、線形予測
Key Word(s) sampling, z-transform, transfer function, digital filter, FIR, IIR, discrete Fourier transform, FFT, spectrum analysis, window function, linear prediction
学修内容 第1回 Octaveの基本操作と演習
第2回 数学的基礎と確率統計
第3回 信号の定義~基本信号と統計量
第4回 標本化と量子化~WAVファイルの作成
第5回 各種変換
第6回 畳み込みと相関~線形システム
第7回 DFT(離散フーリエ変換)とFFT(高速フーリエ変換)
第8回 打ち切り誤差と窓関数
第9回 FFTを利用した信号処理
第10回 アナログフィルタの基礎理論
第11回 z変換とディジタルフィルタの構成
第12回 ディジタルフィルタの設計①~間接設計と直接設計
第13回 ディジタルフィルタの設計②~直接設計と応用事例
第14回 フィルタの応用事例①
第15回 フィルタの応用事例②
事前・事後学修の内容 初回授業までに実習に使用するソフトウェア(GNU Octave)をMoodleの授業コースに情報に基づき必携PCにインストールしておくこと。
事前: Moodle上に公開されている学習内容を予習し、事前課題が指示されている場合は対応する。
事後: 毎回、学習内容について課される課題(レポート)をMoodleに提出する。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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