三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 共生環境学科・環境情報システム学教育コース
学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 選択
選択推奨科目(環境情報コース)
授業科目名 フードシステム学
ふーどしすてむがく
Food Systems
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Envi-3141-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

開講時間
掲示案内する.
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 掲示案内する.オンラインを利用する場合はTeams

担当教員 森尾 吉成(生物資源学部)

MORIO, Yoshinari

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 フードシステムを構成する,生産,加工,流通・輸送,市場,購買,調理・消費,廃棄物回収・養分循環,資源投入,そして生産に戻る循環サイクルの中身と重要性を理解し,さらに,持続可能なフードシステムを構築する上で重要となる安全,品質,効率,経済,循環などの観点で必要とされる新しい技術を考える機会を提供する授業である.
(DP,CPとの関連)「感じる力」,「考える力」,「コミュニケーション力」,「生きる力」を身に付けるため,生物資源学部のDPである(2),(3),(5)の修得を目指す.
学修の目的 PBL形式の授業を通して,フードシステムを構成する循環サイクル,フードシステムで活用される技術について知識を得て他人に説明できるようになるとともに,フードシステムで活用されるシステムを自ら開発する活動を通して身に付けた知識を活用するスキルも訓練する.
学修の到達目標 (知識)
・フードシステムを構成する循環サイクルを他人に説明できる.
・フードシステムで活躍する技術について他人に説明できる
・国外のフードシステムについても,他人に説明できる.
(技能)
・フードシステムに必要な計測システムを自ら考案し,試作することができる.
・試作したシステムを使って現場でデータを収集することができる.
(態度)
・調査や検討したアイデア,計測結果,考察した内容などをグループメンバーに説明するとともに,ディスカッションできる.
・収集したデータを解析・整理して,得られた成果を発表するとともに,経験したことをグループで共有ことができる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
○(2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○(3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
○(5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 (知識)フードシステムに関する基本的な知識の獲得について30%で評価する,(技能)計測システムの開発内容,取得データやデータ処理の内容と質,資料作りの質などについて50%で評価する.(態度)複数ある成果発表会やグループディスカッションへの取り組み姿勢について20%で評価する.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL

特色ある教育

反転授業
プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
eポートフォリオを活用する授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 各回実施する手書きの授業アンケートをフィードバックする.授業アンケート結果の一部には,習熟度が低く達成感を得られない声も含まれるので,受講生に主体的に学習に取り組んでもらえるように動機付けのための言葉遣いに工夫をしたい.夏季集中講義であるため,掲示板に早めにアナウンスしてもらっているが,日程のアナウンスが遅いとの声が一部にある.教育的な面も考慮しながら,日程のアナウンス方法を検討する.
教科書
参考書
オフィスアワー (時間)開講期間中 12:00~13:00,18:00~19:00
(場所)415室,Teams
受講要件 ・開講期間中の全日程に参加できない学生は受講しないこと.
・開講期間中は,授業終了後の時間外学習があるため,時間を空けることがきない学生は受講しないこと.
予め履修が望ましい科目 生物情報工学,プログラミング
発展科目 卒業研究
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード フードシステム,センサ設計・開発,PBL
Key Word(s) Food system, Sensor design and development, PBL
学修内容 ------------------
1日目
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第1回 フードシステムを知る
フードシステムの概要を説明とPBLテーマを提示,テーマは,「フードシステムのいずれかの工程で使うことのできる,これまでは計測できていなかった,計測してこなかった情報を計測する計測システムを考案する」である.
第2回 フードシステムを調べる
フードシステムを構成する循環サイクルの各工程,フードシステムに関する研究事例,計測装置,各種センサについて解説する.グループ分けとアイスブレークを実施.
第3回 フードシステムにおける計測事例を知る
フードシステムを構成する循環サイクルの各工程,フードシステムに関する研究事例,計測装置,各種センサについてインターネットを使い調査を行う.現在開発されている各種システムの概要,計測方法,計測データを紹介する.
第4回 フードシステムのための独自計測システムのアイデア検討
フードシステムを構成する循環サイクルの各工程,フードシステムに関する研究事例,計測装置,各種センサについてグループで情報共有するとともに,各自が計測システムのアイデアを検討する.
第5回 初日の活動成果発表会
インターネットでの調査結果および自身の計測システム(案)について検討した結果を発表する.
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2日目
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第6回 計測システムの開発内容と開発計画の策定作業
1日目に考案した計測システムのアイデアを具現化するための方法と計画を検討する.
第7回 計測システムのブラッシュアップ
計測システムをブラッシュアップさせるためのアドバイスを行う.提案システムのオリジナリティ,実現性と実用性について,グループメンバーとのピアコメントのやり取りとディスカッションする.
第8回 計測システムのブラッシュアップと計測方法の確認
計測システムをブラッシュアップするためのアドバイス,計測方法や計測手順,データ処理方法についてもアドバイスをする.
第9回 計測の試行とさらなるブラッシュアップ
計測を行うための具体的な方法や手順を決めていくとともに,計測の試行を開始する.
第10回 2日目の活動成果発表会
独自計測システムの内容と計測方法についてまとめて発表する.
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3日目~4日目
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独自に考案した計測システムを使って計測実験を行い,データを整理する.
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5日目
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第11回 3日目から4日目の試験で得られたデータを整理
第12回 最終成果発表会に向けた発表方法およびスライドづくりのアドバイス
第13回 最終成果発表会とディスカッション(第1部)
第14回 最終成果発表会とディスカッション(第2部)
第15回 最終成果報告書の作成方法を説明し,5日間の活動を振り返る.
事前・事後学修の内容 --------------------------------------------------------------------
1日目
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第1回
(事前学習)シラバスを確認し,いくつかのキーワードをインターネットで調べる.
(事後学習)フードシステムについて,インターネットで調査してまとめる.
第2回
(事前学習)インターネットで調査したフードシステムの内容を発表できるように準備する.
(事後学習)フードシステムに関する研究事例,計測装置,各種センサについて,インターネットを使って情報を収集する.
第3回
(事前学習)第2回目の事後学習で収集した情報を発表できるように準備する.
(事後学習)フードシステム分野で現在開発されているシステムの概要,計測方法,計測データについてインターネットで調査する.
第4回
(事前学習)インターネットで調査してきた内容を発表できるように準備する.
(事後学習)フードシステムの中で利用される独自の計測システムのアイデアを検討する.
第5回
(事前学習)初日の成果発表会のための資料作り.
(事後学習)計測システムの開発計画の検討を開始する.
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2日目
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第6回
(事前学習)計測システムの開発内容と開発計画の検討結果を整理する.
(事後学習)計測システムの開発を具体的に始めるための準備作業を開始する.
第7回
(事前学習)開発の準備作業で出た課題について整理する.
(事後学習)計測システムのブラッシュアップ作業を行う.
第8回
(事前学習)ブラッシュアップ作業の結果について整理する.
(事後学習)計測システムを使った計測を行うために必要なものを整理する.
第9回
(事前学習)計測の試行をするための準備をする.
(事後学習)試行結果を基に解決すべき課題を整理する.
第10回
(事前学習)この時点までに得られた成果を発表する準備をする.
(事後学習)3日目以降の本計測のための準備をする.
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3日目~4日目 2日間 計測実験の実施,データ整理,発表
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5日目
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第11回
(事前学習)計測実験で得られたデータを整理する.
(事後学習)計測実験で得られたデータを整理するとともに考察および可視化作業を行う.
第12回
(事前学習)成果発表資料を開始する.
(事後学習)成果発表のためのスライドを作成する.
第13回
(事前学習)発表練習を行う.
(事後学習)発表後のディスカッションを仲間と行う.
第14回
(事前学習)発表練習を行う.
(事後学習)発表後のディスカッションを仲間と行う.
第15回
(事前学習)活動成果報告書の作成作業を開始する.
(事後学習)活動成果を報告書にまとめる.
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事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:120分/回

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