三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教育の基礎的理解に関する科目
科目名 心身の発達と学習
しんしんのはったつとがくしゅう
Development and Learning
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
期生
75期生については,理科・家政・特別支援の学生。74期生以前はコース指定なし
卒業要件の種別 選択必修
授業科目名 教育心理学(2-3)
きょういくしんりがく
Educational Psychology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
educ-comn-PSYC2201-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 中西良文(教育学部学校教育講座)

NAKANISHI Yoshifumi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 心理学は、教育に応用できる様々な知見を生み出しているとともに、教育に関わる様々な場面をその研究対象として扱っており、この授業ではそれらを紹介する。これらの内容について十分に学習しておかないと、教育場面において、真面目に教育活動を行っても、かえって学習者の学習を「阻害する」場合がある。その意味で本授業は、発達心理学とならび、教育に関わる者が知っておくべき基本的な事項を扱ったものであるといえる。
本授業では特に、教育現場で「実際に使える」ような心理学的知識を提供することを目指す。その中で幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程について理解を深めていきたい。
学修の目的 「実際に使える」教育や発達に関わる心理学的知識の習得を目指す。
学修の到達目標 教育や子どもの心身の発達に関わる心理学的な知識を獲得するとともに、実際にそれをどう使えばよいかについて考えることができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
○教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
○教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業内で出される毎回作成するレポート(50%),グループ活動(25%),最終課題(25%)により評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 授業の内容として「教育」を扱っているため、授業の仕方においても、「どのような教育が望ましいのか」について考えられるような工夫を行いたい。例えば、学生自身が自ら発見をする学習や、学習したことをどう生かすかを考える学習などを行っていきたい。
教科書 授業内に連絡する
参考書 ・教育と学びの心理学-基礎力のある教師になるために- 速水敏彦編 名古屋大学出版会
・教育支援の心理学 鈴木眞雄監修 福村出版
・モティベーションをまなぶ12の理論 鹿毛雅治編 金剛出版
・絶対役立つ教育心理学 藤田哲也編著 ミネルヴァ書房
・学習意欲の心理学―自ら学ぶ子どもを育てる 桜井 茂男 誠信書房
・動機づけ研究の最前線 上淵 寿 北大路出版
・人はいかに学ぶか―日常的認知の世界 稲垣 佳世子 , 波多野 誼余夫 中公新書
・授業が変わる―認知心理学と教育実践が手を結ぶとき ジョン・T. ブルーアー (著) 北大路出版
・認知心理学〈5〉学習と発達 波多野 誼余夫 東京大学出版会
・認知心理学〈2〉記憶 高野 陽太郎 東京大学出版会
・授業デザインの最前線―理論と実践をつなぐ知のコラボレーション 高垣マユミ 北大路書房 2005
・人が学ぶということ―認知学習論からの視点 今井 むつみ (著), 野島 久雄 (著) 北樹出版
・授業を変える―認知心理学のさらなる挑戦 米国学術研究推進会議 (著), 森 敏昭 (翻訳), 秋田 喜代美 (翻訳), 21世紀の認知心理学を創る会 (翻訳) 北大路書房
オフィスアワー 前期・金曜9:00~10:30・学習心理学(中西)研究室
受講要件 他の受講生の学習の妨害となるような行為(私語や協同学習への不参加)を行うものには、厳格に対応する
予め履修が望ましい科目 心理学A・F
発展科目 発達心理学、学習心理学、モティベーションサイエンス
その他 なし

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 「実際に使える」教育心理学的知識の習得を目指す。
Key Word(s) Educational Psychology, Memory, Motivation
学修内容 第1回:学習するとは?:学習理論からみた望ましい学習
第2回:効果的に学習指導を行うにはどうすればよいか?:学習理論の応用①(記憶と学習理論)
第3回:効果的に学習指導を行うにはどうすればよいか?:学習理論の応用②(知識の重要性)
第4回:人は、いかに発達していくか:幼児、児童及び生徒から成人に至る心身の発達
第5回:どの教科でも同じ学習?:教科に応じた学習指導
第6回:生徒は「勉強」だけできればよいのか?:社会的な能力を伸ばす教育
第7回:生徒のやる気を高めるにはどうすればよいか?:様々な動機づけ理論とその応用①(内発的動機づけ)
第8回:生徒のやる気を高めるにはどうすればよいか?:様々な動機づけ理論とその応用②(期待価値理論、社会的動機づけ)
第9回:生徒の学力や知能をとらえる試み:望ましい評価の方法とテスト①
第10回:生徒の学力や知能をとらえる試み:望ましい評価の方法とテスト②
第11回:生徒と教師のよい関係:教師-生徒関係と学習
第12回:障がいを有する子どもの理解・障がいを有する子どもの発達及び学習とその支援:特別支援教育を視野に入れて①(障害について理解する)
第13回:障がいを有する子どもの理解・障がいを有する子どもの発達及び学習とその支援:特別支援教育を視野に入れて②(障がいを有する子どもの発達と学習)
第14回:障がいを有する子どもの理解・障がいを有する子どもの発達及び学習とその支援:特別支援教育を視野に入れて③(障がいを有する子どもの支援)
第15回:教育心理学的知見から望ましい授業を考える
定期試験(レポート提出)
事前・事後学修の内容 各授業において、レポートを提出したり、調べ物をする際に、Moodleやインターネットにアクセスして作業を行うことがある
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

Copyright (c) Mie University