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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教育の基礎的理解に関する科目
科目名 道徳の理論・指導法
どうとくのりろん・しどうほう
Moral theory/teaching methods
受講対象学生 A 類

学部(学士課程) : 2年次
75 期生
2年:国・社・技
卒業要件の種別 必修
授業科目名 道徳教育論(2-1)
どうとくきょういくろん
Theory and Practice of Moral Education
単位数 2 単位
ナンバリングコード
educ-comn-MORA2301-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 火曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 市川 則文(非常勤講師)

ICHIKAWA Norifumi

実務経験のある教員 【教員名】市川 則文

【実務経験】小・中学校教員、教育行政機関、小中学校管理職経験(37年間)、その間に主に社会科教育・道徳教育の実践・研究、研修企画・運営、授業助言・指導や、主に社会科教育・道徳教育の各種研修会の講師等を行う。

【講義内容との関連性】三重県総合教育センターでは、県内の教職員に道徳教育(心の教育)の研修企画・運営、四日市市教育委員会では、幼稚園・小中学校の道徳に関する指導・助言等を行う。学校長として、文部科学省道徳教育研究推進校の委嘱を受け公開授業研究会等を実施し、平成22年度道徳教育全国研究大会で実践発表をする。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 道徳教育について、基本となる考え方や道徳科の授業の基本的指導方法等を学ぶとともに、指導略案等の作成を通して実践力の基礎を身につける。道徳に関する我が国の歴史や学習指導要領の変遷・位置づけ等を踏まえ、学校現場が直面している道徳的課題の把握と課題解決に向けた道徳教育の果たす役割を主体的に考える。
学修の目的 道徳教育の役割や課題について、正しく理解することができる。学習指導要領による教育課程では、「道徳の時間」から「特別な教科 道徳」という教科の扱いに変更され、教科書の給与もはじまった。これまでの道徳教育の変遷を踏まえ、現在の道徳教育ではどのような指導や授業展開、評価などが求められているか基本的な理解をするとともに、教科書に基づく指導略案等の作成を通じて、実践的指導力の基礎を身につける。
学修の到達目標 道徳教育について、基本となる考え方や道徳科の授業の基本的指導方法等を学ぶとともに、指導略案等の作成を通して実践力の基礎を身につける。道徳に関する我が国の歴史や学習指導要領の変遷・位置づけ等を踏まえ、学校現場が直面している道徳的課題の把握と課題解決に向けた道徳教育の果たす役割を主体的に考える。
 現行の学習指導要領では、「特別な教科 道徳」として位置づき、道徳教育の要の役割を果たしている。新しい道徳教育において、児童生徒が多様な価値を認め合い、他者との対話等を行う道徳的価値について「考え、議論する道徳」が求めら、それらの学習を通して、「道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる」ことが目指されている。それらを実現するために、どのような指導や授業展開等が可能であるか、指導略案等の作成から実践的指導力の基礎を身につけることができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
○自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 授業後の振り返り(30%)と作成した他教科等との関連・指導略案(40%)とまとめレポート(30%)で最終評価する。
授業の方法 講義 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 文部科学省「小学校学習指導要領解説 特別な教科 道徳編」平成29年3月告示
文部科学省「中学校学習指導要領解説 特別な教科 道徳編」平成29年3月告示
参考書 毎回、いくつかの引用・参考図書を紹介する。
オフィスアワー 毎週火曜日12:00~12:30、非常勤講師室
学校教育講座(大日方 真史)
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 道徳教育の歴史、全面主義、特設主義、道徳的価値
Key Word(s) History of Moral Education
Moral Education throuth all the Activities in School
Establishment of the 'Hours of Moral Education'
Moral values
学修内容 1 ガイダンス・道徳教育とは
2 道徳教育の歴史①(主に戦前)
3 道徳教育の歴史②(主に戦後から「道徳の時間」の誕生とその後)
4 道徳教育の歴史③(主に「特別な教科 道徳科」への転換)
5 現学習指導要領における位置づけと道徳的価値
6 教科書と教材・資料の活用と評価の特色・在り方
7 現代的な教育課題と道徳教育(いじめ問題等の未然防止)
8 小学校の優れた道徳科の授業事例検討
9 中学校の優れた道徳科の授業事例検討
10 道徳教育全体計画・年間計画と道徳科の指導略案
11 他教科等との関連と指導略案の作成①【演習】ー主に他教科等との関連ー
12 他教科等との関連と指導略案の作成②【演習】ー主に道徳科の指導展開ー
13 作成した他教科等との関連と指導案の検討【演習】
14 道徳性の発達と子ども理解の重要性
15 諸外国の道徳教育の特色,まとめレポート作成【講義・演習】
16 試験はなし・【演習】【講義・演習】の記載のない回は、すべて【講義・グループ討議・発表】
事前・事後学修の内容 〇引用・紹介する文献等については、主体的に読み理解を深めること。
〇小学校・中学校の「特別な教科 道徳」の検定教科書を、校種・学年をまたいで、多数読むこと。
〇日頃から道徳に関する諸問題(例:いじめ問題、命に関する問題など)に関心を持ち、新聞やニュース報道などから情報を収集し、その解決のためにはどのような方法等が考えられるか、意識するように心掛けること。
〇教育改革の方針や「学習指導要領」の改定など、政府・文部科学省の動向にも注目し、ニュース等に関心を持つように努めること。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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