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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 工学部機械工学科/総合工学科機械工学コース ・専門教育
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
工学部総合工学科機械工学コース
選択・必修 必修
授業科目名 機械加工学
きかいかこうがく
Materials and Processing Technology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
EN-PROC-3
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 水曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 中西栄徳(工学研究科機械工学専攻)

NAKANISHI, Eitoku

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  「ものづくり」に必要不可欠な技術である「生産加工」に必要な基礎的な知識と考え方を身につける.地球環境に配慮しつつ,高精度・微細・高速・省人という高度化する要求を実現するための最適な加工法を提案できる機械技術者であることを目指す.講義では,生産加工法の各種の分類およびそれらの特徴について学ぶ.
学修の目的  機械の製造に必要な加工技術について知ることができる。また、具体的な材料加工の問題に対し、適当な加工法の提案ができるようになる。
学修の到達目標 本講義で到達できるレベルとして,例えば,FE試験のINDUSTRIAL分野におけるManufactureing Processes, またMECHANICAL分野におけるMaterial Behavior/Processing の問題が解けるレベルが挙げられる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 個性に輝く技術者となるために、自らの短所を補い、長所を伸ばそうとする意欲と姿勢を持っている。【関心・意欲】【態度】
 社会性・国際性・倫理観:社会的・国際的に広い視野、先見性、倫理観を持つために、科学技術の果たす歴史的・社会的役割を理解している。【態度】
 コミュニケーション能力:自らの考えを日本語や英語で科学的・論理的に説明し、コミュニケーションすることができる。【技能・表現】
 工学基礎:工学の礎となる数学、自然科学、情報技術に関する基礎知識を持っており、これを使って議論できる。【知識・理解】
 機械工学専門:材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産、機械とシステムなどの機械工学の主要専門分野に関する基礎知識を持ち、これを応用することができる。【知識・理解】
 デザイン能力・創造性:社会の要求をとらえたモノづくりのための創造力と設計技術の基礎を修得している。【思考・判断】
 実践的能力:機械の専門分野とともに、産業の環境負荷や生態系への影響、環境と人間に調和する機械の知能化など、環境-人間-機械の関係を総体的にとらえて、科学技術を応用することができる。【思考・判断】
 自主性:地球の将来を見据えて、自ら課題を設定し、計画・実行することができる。【関心・意欲】

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

「感じる力」:20%
「考える力」:40%
「コミュニケーション力」:20%
「生きる力」:20%

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 評価は,期末試験(100点)で行い,得点/10の小数点以下を四捨五入して6以上を合格とする.ただし,授業出席率70%以上を期末試験受験の有資格とする.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 毎回の授業の初めに,前回までの内容を簡潔に示し,身につけるべき内容と理解の確認を行うことで教育目標の達成を確認するとともに,授業への導入が容易になるように努める.特に,変形加工と除去加工の対比にも重点を置き,加工技術全体を正しく認識できるように,また将来性を考慮し環境適合加工法についても力点を置くように努める.
教科書 生産加工入門(数理工学社)を使用する。
参考書 機械加工技術や加工現象に関しては,「・・工作法」,「・・加工法」,等のタイトルで多数刊行されている.また,加工中における材料の特性に基づく変形や解析については,「加工の力学」,「塑性力学」等のタイトルで刊行されている書物が有効である.
オフィスアワー 後期の火曜日・木曜日昼休みに,機械棟3階中西教員室にて対応.電子メールによる受付も可.
受講要件 材料力学,機械材料に関する基本科目を受講済みであることが望ましい
予め履修が望ましい科目 「材料力学及び演習」,「機械材料学及び演習」,「金属材料学」
発展科目 「機能加工システム」,「工場見学」
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 生産加工,鋳造,溶接,塑性加工,切削加工,研削加工,特殊加工
Key Word(s) industrial processing, casting, welding, plastic working, cutting, grinding, nontraditional machining
学修内容 第1回 機械工作の歴史(ものづくりの認識,材料の進歩と加工技術,創意工夫の重要さ)
第2回 材料の被加工性
第3回 鋳造(鋳造加工の基本)
第4回 鋳造(各種鋳造法)
第5回 鋳造(鋳造加工の特徴・技術)
第6回 塑性加工(塑性加工の基本および特徴)
第7回 塑性加工(各種塑性加工方法その1、圧延、押し出し、引き抜き)
第8回 塑性加工(各種塑性加工方法その2、鍛造、板材成形)
第9回 粉末成形(粉末成形の基本および特徴)
第10回 粉末成形(各種粉末成形方法)
第11回 研削加工(機械加工の特徴および研削加工の基本)
第12回 研削加工(各種研削加工ならびに研磨加工)
第13回 切削加工(切削加工の基本および特徴)
第14回 切削加工(各種工作機械および工具)
第15回 切削加工(切削加工メカニズム)
第16回 定期試験
事前・事後学修の内容 各回の授業の内容を教科書にて予めチェックしておくこと。既習の専門授業科目(機械材料,材料力学)の関連箇所の再認識も効果的な理解を助ける.また授業内容の理解確認のために課すレポート課題の具体的内容については講義時に説明する.
事前学修の時間:40分/回    事後学修の時間:200分/回

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