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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部法律経済学科
受講対象学生 2023年度以前入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 ミクロ経済学
みくろけいざいがく
Microeconomics
単位数 4 単位
受講対象学生 2024年度以降入学生対象
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
来年(2025年)度より、ミクロ経済学(4単位)は、ミクロ経済学Ⅰ・ミクロ経済学Ⅱの2科目(各2単位)に分けて開講予定
選択・必修
授業科目名 ミクロ経済学1、ミクロ経済学2
みくろけいざいがくいち、みくろけいざいがくに
Microeconomics 1, Microeconomics 2
単位数 各2 単位
ナンバリングコード
humn-laec2240-003
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期

開講時間 金曜日 3, 4, 5, 6時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 西森 晃(非常勤講師)

Nishimori Akira

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ミクロ経済学は経済学における基礎科目の1つで,市場における取引を分析し,市場の役割を理解することを目的としています。消費者や生産者はどのように行動し,どのように相互関係を構築するのか。市場での取引は望ましいのか。政府はどのような政策を実施すべきなのか。授業ではこのようなことを考えていきます。
学修の目的 経済学の基礎的な考え方を身につけ,経済学のツールを用いて様々な経済問題や経済政策を分析できるようになる。
学修の到達目標 1. 消費者と生産者の行動原理を理解し,それらを数式・グラフで表現できる。
2. 市場のメカニズムと市場の効率性を理解し,それらを数式・グラフで表現できる。
3. 市場の失敗の原因と,政府の役割を理解し,それらを数式・グラフ・文章で表現できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
 現代社会・地域社会の課題に挑戦する積極性を備える。
○自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 期末試験80%,課題提出20%。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

キャリア教育の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 ・授業中の練習問題や授業外での課題を通じて理解を定着させる。
・抽象的な経済理論と具体的な経済事象を関連させて話すことで,より深い理解につなげる。
・授業中に学生同士でディスカッションする時間を設けることで,学習への興味を促し,モチベーションを高める。
教科書 特に指定しない。授業ではプリントを配布する。
参考書 下記のリスト中から自分のレベルにあったものを参考にしてもらいたい。なお概ね難易度順に並べてある(下に行くほど難易度が高い)。
小川光,家森信善 (2016)『ミクロ経済学の基礎([ベーシック+])』中央経済社
安藤至大 (2021)『ミクロ経済学の第一歩 [新版]』有斐閣
伊藤元重 (2018)『ミクロ経済学(第3版)』日本評論社
神取道宏 (2016)『ミクロ経済学の力』日本評論社
奥野正寛 (2008)『ミクロ経済学』東京大学出版会

また,講義では数学を利用する。経済学で用いられる基本的な数学を学びたい人は,下記の本を参考にすること。
西森晃 (2012)「これから経済学を学ぶ人のための数学基礎レッスン」日本経済評論社
オフィスアワー 授業後や昼休み時間に教室で対応する。連絡の窓口は川地啓介先生。
受講要件 特に定めない。
予め履修が望ましい科目 近代経済学、経済数学
発展科目 マクロ経済学、国際経済論、財政学、地方財政論
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18903
キーワード 市場のメカニズム,消費者余剰・生産者余剰,最適化問題,厚生経済学の基本定理,市場の失敗,ゲーム理論
Key Word(s) Market mechanism, Consumer's surplus, Producer's surplus, Optimization problem, Fundamental theorems of welfare economics, Market failuer, Game theory
学修内容 下記の順番で講義を進める予定である。ただし,受講者の理解度や授業形態の状況によって,内容を変更することもあり得る。
1. ミクロ経済学について
2. 消費者の行動
3. 需要曲線と消費者余剰
4. 費用関数
5. 供給曲線と生産者余剰
6. 市場のメカニズムと社会的余剰
7. 市場の効率性
8. 価格弾力性
9. 租税
10. 2財モデル分析の準備
11. 消費者の最適化行動
12. スルツキー分解
13. 厚生経済学の基本定理
14. 中間テスト
15. 中間テストの解説
16. 外部不経済
17. ピグー税
18. 外部経済
19. 公共財
20. サミュエルソンルール
21. 独占
22. 規模の経済と自然独占
23. ゲーム理論:同時手番ゲーム
24. ナッシュ均衡
25. クールノー均衡
26. ゲーム理論:逐次手番ゲーム
27. シュタッケルベルグ均衡
28. 繰り返しゲーム
29. オークション
30. まとめ
事前・事後学修の内容 事前学修:「学修内容」に記載された内容について,参考書の該当する部分を読み,重要な用語の意味を調べておくこと。

事後学修:経済学を体系的に理解するには授業を聞くだけでは不十分であり,しっかりとした復習が欠かせない。授業中に説明された図や数式を,何も見ずに再現できるようになるのが理想である。それを目指して復習し,その上で課題として与えられた練習問題を解くこと。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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