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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 教育学部・教科及び教科の指導法に関する科目(A類)・数学
科目名 中学校・高等学校の教科教育法
ちゅうがっこう・こうとうがっこうのきょうかきょういくほう
Teaching Methodology in Junior and Senior High School
受講対象学生 教育学部, A 類

学部(学士課程) : 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
74,73,72,71,70 期生
卒業要件の種別
中・高等学校の数学科教員免許取得のためには単位取得が必須
授業科目名 数学科教育法II
すうがくかきょういくほう に
Methodology of Mathematics Education II
単位数 4 単位
ナンバリングコード
edu-comn-MATH3121-002
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

開講時間 火曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 田中伸明(教育学部)

TANAKA Nobuaki

実務経験のある教員 田中伸明
高等学校数学科教員の実務経験に根ざし、学校現場における生徒理解・教育事情を説き、数学教育の目的論・内容論・方法論を論じる。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要  ○中・高等学校数学科の目標、内容、全体構造について学ぶ。
 ○中学校数学科の4領域、高等学校の各科目の内容の学習指導と数学的活動に関する指導理論、実践理論を学び、高等学校数学科の各単元を取り上げ、教材研究を行う。その際、中学校数学科との接続についても考える。
 ○中・高等学校数学科の学習評価について学ぶ。
 ○中・高等学校生徒の認識、思考、学力の実態等を勘案した授業設計の視点を学び、それに基づいた学習指導案を作成する。
 ○中・高等学校現場の数学科の授業実践に触れ、実践研究の現状と課題を分析する。
学修の目的 ○ より良い中学校・高等学校数学科の授業実践を行うための数学教育の理論と実践について学ぶ。
学修の到達目標 ○学習指導要領に示された中・高等学校数学科それぞれの目標及び主な内容並びに全体構造を理解している。
○中学校の4領域の内容、高等学校各科目の内容、それらを学習指導する際に実践する数学的活動に関して、指導上の留意点を理解している。
○中・高等学校数学科の学習評価の考え方を理解している。
○中・高等学校数学科と学問領域としての数学との関連を理解し、その理解を教材研究に活用することができる。
○中・高等学校生徒の認識、思考及び学力等の実態を視野に入れた授業設計の重要性を理解している。
○学習指導案の構造を理解し、実際の授業を想定した授業設計を行い、学習指導案を作成することができる。
○中・高等学校数学科における実践研究の動向を知り、授業設計の向上に取り組むことができる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 教育をめぐる現実的課題について、専門的知識に基づいて適切な対応を考えることができる。
 教育に関する課題を意識した実践を企画・運営し、関係者と協力して問題解決に取り組むことができる。
 教育に関わる職業人に求められる使命感・責任感を持ち、異文化、多世代の人と連携・協力することができる。
 自律的な学習者として、主体的に学び、振り返ることができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 ○到達目標に基づき、定期試験・課題レポートを課す。定期試験(80%)・課題レポート(20%)を基本とし、それらを総合的に評価する。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 受講者との対話、授業アンケートの結果等に基づき、授業改善に努める。
教科書 中学校学習指導要領解説 数学科編
高等学習指導要領解説 数学科編 理数編
中学校用数学教科書『未来へひろがる数学』1,2,3(啓林館)
参考書 高等学校で用いられている数学教科書、および、授業において適宜配付する資料
オフィスアワー 火曜日12:00~13:00
教育学部一号館4F 数学教育第1研究室
受講要件 ・3年生以上が履修可能。
・下記の専門科目より、12単位以上を修得済みであること。
「代数学概論、代数学演習、幾何学概論、幾何学演習、解析学概論、解析学演習、確率・統計学」
・中学校1種(数学)の教員免許取得のためには,この「数学科教育法II」に「数学科教育法I」を合わせて8単位の取得が必要となります.
・高等学校1種(数学)の教員免許取得のためには,この「数学科教育法II」の4単位の取得が必要となります.
予め履修が望ましい科目 初等教科教育法(算数)、数学科教育法I
発展科目 数学講究A・B
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 数学教育,中学校,高等学校,教育法
Key Word(s) mathematics, secondary school, education method
学修内容 第1回:「高等学校学習指導要領」と高等学校数学科の目標・内容・数学的活動
第2回: 数学教育とアクティブラーニング・課題学習
第3回: 数学教育へのICTの活用
第4回:「数と式」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第5回:「図形と計量」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第6回:「二次関数」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第7回:「データの分析」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第8回:「数学Ⅰ」の学習指導案作成と模擬授業
第9回:「図形の性質」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第10回:「場合の数と確率」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第11回:「数学と人間の活動」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第12回:「数学A」の学習指導案作成と模擬授業
第13回:「いろいろな式」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第14回:「図形と方程式」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第15回:「指数関数・対数関数」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
---------- 定期(中間)試験 ----------
第16回:「三角関数」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第17回:「微分・積分の考え」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第18回:「数学Ⅱ」の学習指導案作成と模擬授業
第19回:「数列」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第20回:「統計的な推測」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第21回:「数学と社会生活」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第22回:「数学B」の学習指導案作成と模擬授業
第23回:「極限」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第24回:「微分法」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第25回:「積分法」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第26回:「数学Ⅲ」の学習指導案作成と模擬授業
第27回:「ベクトル」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第28回:「平面上の曲線と複素数平面」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第29回:「数学的な表現の工夫」の教材研究・授業研究と学習評価、中学校数学科との関連
第30回:「数学C」の学習指導案作成と模擬授業
---------- 定期(期末)試験 ----------
事前・事後学修の内容 中学校学習指導要領解説 総則編、中学校学習指導要領解説 数学編、高等学習指導要領解説 数学科編 理数編 を読んでおくことが望ましい。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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