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開講年度 | 2024 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学部 | |
受講対象学生 |
資源循環学科・グローカル資源利用学教育コース 学部(学士課程) : 2年次 |
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選択・必修 | 必修 教育コース必修科目 |
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授業科目名 | 【遠隔】農業経済学 | |
のうぎょうけいざいがく | ||
Agricultural Economics | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Reso-2331-001
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 野中章久(生物資源学部) | |
NONAKA, Akihisa | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 農業経済学は、わが国および世界の農業・食料に関する需給動向や、国民経済における農業の位置と役割、農業生産に関わる経済理論、農産物市場の特徴と価格形成の仕組み、農業関連団体の特徴と役割、わが国の食料・農業政策の特徴と課題等に関する学問です。本授業は、こうした農業経済学に関する知識を修得した上で、現実の社会で生じている農業経済学上の課題について、実証的に分析・検討するための基礎技術を習得することを目的とします。 |
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学修の目的 | 農業経済学に関する主要テーマについての知識を習得し、実証分析を行う上で必要な基礎理論(ミクロ経済学,マクロ経済学の理論,制度学派,マルクス派)を理解することを目的とする。 |
学修の到達目標 | 上記の学修の目的を達成するため、以下の到達目標を設定します。 【知識】農業経済学の主要テーマとその分析枠組についての知識、ならびに、実証分析を行う上で必要な基礎理論を理解する 【技能】Excelを用いたデータ操作方法や基礎的な統計分析に関する技能を習得した上で、初歩的な統計分析とその解釈ができるようになる 【態度】農業経済学のテーマならびに方法論を理解することに努め、それを現実社会の課題解決に活用することができるようになる |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 出席20%、課題提出50%、期末レポート30%、計100%(合計60%以上で合格) 【知識】農業経済学の主要テーマとその分析枠組、基礎統計理論に関する知識の習得について、毎回の授業で課される課題(小テスト)により評価(20%)。また、知識の定着度について、期末レポート(10%)で評価。 【技能】Excelを用いたデータ操作方法や基礎的な統計分析に関する技能を課題(小テスト、30%)および期末レポート(20%)で評価。 【態度】授業や課題に対する取り組み姿勢を出席(20%)により評価。 |
授業の方法 | 講義 演習 |
授業の特徴 |
グループ学習の要素を加えた授業 Moodleを活用する授業 地域理解・地域交流の要素を加えた授業 キャリア教育の要素を加えた授業 その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど) |
授業アンケート結果を受けての改善点 | ・具体的な事例やデータを使いながら、実践的に学習する ・Moodle等のLMSを使用し、資料や課題のやりとりを効率化する ・食料・資源経済学Iや国際農業開発学で扱わなかった内容・テーマを重点的に扱う |
教科書 | 荏開津典生・鈴木宣弘著『農業経済学 第5版』岩波書店, 2020年 |
参考書 | ティモシー・テイラー (著), 池上彰 (著), 高橋璃子 (翻訳) 「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編」かんき出版,2014 (Kindle版でもよい) 必ず参照するので,教科書と合わせて購入すること |
オフィスアワー | 金曜日午後13時~16時 |
受講要件 | |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | 食料・資源経済学II マーケティング論 社会調査演習 |
その他 |
教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください) |
各回 共通 |
MoodleのコースURL |
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第1回 | 概要 | 授業案内、経済学,農業経済学の枠組み。ノートの取り方。 |
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授業時間内の学修内容 | 授業の内容や進め方、成績評価等について説明した上で、農業経済学の主要テーマについて概観します。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 農業経済学、 Agricultural economics |
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事前学修の内容 | 教科書,参考書のイントロダクションの部分を読んでおいてください | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | ノートを参照しながら教科書,参考書を復習。復習時のノートも作成する。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第2回 | 概要 | 分業 |
授業時間内の学修内容 | 生産行為の根幹である分業の概念。作業内分業と社会的分業の説明。社会的分業により産業分野が形成され,市場が形成されることを理解する | |
キーワード(Key Word(s)) | Production, division of labor, market | |
事前学修の内容 | 参考書第2章の内容を読み、内容を理解してください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 事業中に指示する課題を実施すること | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第3回 | 概要 | 需要と供給 |
授業時間内の学修内容 | 市場の原理・需要と供給,価格形成のメカニズムの説明 | |
キーワード(Key Word(s)) | 市場,価格,需要,供給 market, price, demand supply |
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事前学修の内容 | 参考書第3章の内容を読み、内容を理解してください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に指示した課題を実施してください | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | 価格弾力性 |
授業時間内の学修内容 | 需要の価格弾力性,所得弾力性について説明する | |
キーワード(Key Word(s)) | 価格弾力性 price elasticity |
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事前学修の内容 | 参考書第5章の内容を理解してください | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に指示する課題を実施してください | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第5回 | 概要 | 完全競争と独占 |
授業時間内の学修内容 | 完全競争市場の特徴,寡占・独占の概念,独占市場の特徴。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 完全競争市場,寡占,独占 perfectly competitive market, oligopoly, monopoly |
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事前学修の内容 | 参考書第9章の内容を読み、内容を理解してください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に指示する課題を実施してください | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | 経済学と農業的世界 |
授業時間内の学修内容 | 農業において前回までのミクロ経済基礎理論と共通する部分と特異的部分があることを示す | |
キーワード(Key Word(s)) | 農業,市場,政策 agriculture , market, policy |
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事前学修の内容 | 『農業経済学』第1章の内容を読み、内容を理解してください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に指示する課題を実施してください | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第7回 | 概要 | 経済発展と農業 |
授業時間内の学修内容 | 農工間の不均等発展,農業問題の発生原理 | |
キーワード(Key Word(s)) | 経済発展,農業問題 economic growth, agricultural problem |
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事前学修の内容 | 『農業経済学』第2章の内容を読み、内容を理解してください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に指示する課題を実施してください | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | 農業生産と土地 |
授業時間内の学修内容 | 収穫逓減の法則,地代と土地価格などの基礎概念の講義 | |
キーワード(Key Word(s)) | 収穫逓減の法則, 地代,土地価格 the low of diminishing return, rent, price of farming land |
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事前学修の内容 | 『農業経済学』第4章の内容を読み、内容を理解してください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に指示する課題を実施してください | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | 農業の経営組織 |
授業時間内の学修内容 | 農家の特徴,労働配分の法則 | |
キーワード(Key Word(s)) | 農家 farm household |
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事前学修の内容 | 『農業経済学』第5章の内容を読み、内容を理解してください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に指示する課題を実施すること | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 農産物貿易 |
授業時間内の学修内容 | 農産物貿易の基礎理論の講義。比較優位説,ヘクシャー=オリ-ンの法則等 | |
キーワード(Key Word(s)) | 農産物貿易 trade of agricultural products |
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事前学修の内容 | 『農業経済学』第7章の内容を読み、内容を理解してください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に指示する課題を実施すること | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | 農業の近代化 |
授業時間内の学修内容 | 技術革新と農業についての講義 | |
キーワード(Key Word(s)) | 技術革新 innovation |
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事前学修の内容 | 『農業経済学』第10章の内容を読み、内容を理解してください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に指示する課題を実施すること | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | 資源・環境と農業 |
授業時間内の学修内容 | 環境と農業の関係についての講義 | |
キーワード(Key Word(s)) | 環境保護 Environmental protection |
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事前学修の内容 | 『農業経済学』第11章の内容を読み、内容を理解してください。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に指示する課題を実施すること | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第13回 | 概要 | 日本農業歴史(1) |
授業時間内の学修内容 | 明治以降の日本農業の概観(1) 明治期~大正期 | |
キーワード(Key Word(s)) | 地主,生糸 land load, silk |
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事前学修の内容 | 日本の生糸に関する出版物を探し,概要を理解する | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中示した文献を図書館等で閲覧し,理解する | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第14回 | 概要 | 日本農業の歴史(2) |
授業時間内の学修内容 | 地主制と自作農制の違いと農地改革 | |
キーワード(Key Word(s)) | 地主,家族経営 land load, family farming |
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事前学修の内容 | 戦後の農地解放に関する資料を探し,内容を理解する | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に示した文献を読み,内容を理解する | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | 日本農業の歴史(3) |
授業時間内の学修内容 | 戦後の兼業農業の拡大と現在の農家数の減少 | |
キーワード(Key Word(s)) | 兼業 part-time farming |
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事前学修の内容 | 兼業に関する資料を探し,内容を理解する | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業中に示す課題を実施すること | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 |