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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部看護学科 ・その他
精神看護学
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
授業科目名 精神看護学実習
せいしんかんごがくじっしゅう
Clinical Practice in Psychiatric Nursing
単位数 2 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-MNTL-3271-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 1)看護学科棟 5階 こころのケア室
2) 三重県立こころの医療センター
3) 障害者施設「夢の郷」

担当教員 ○片岡 三佳(医学部看護学科),北 恵都子(同),田村 裕子(同)

○KATAOKA, Mika, KITA, Etsuko, TAMURA, Yuko

実務経験のある教員 片岡三佳、北恵都子,田村裕子は精神科病院での看護師としての実務経験がある

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 精神看護学の知識・技術を活用して精神科病棟および施設で実習を行い、精神疾患を持つ人の理解および自己理解を深め、精神保健活動を実践する能力を培う。
学修の目的 精神疾患および精神障害によって日常生活や対人関係などに困難を抱えている対象に対して、その人の立場に立って、その人が望むその人らしい生活を追求するとともに、看護の役割課題を検討することができる。
対象との関わりの中で生じる自らの気持ちを見つめ、自分と対象との関係性を検討することができる。
学修の到達目標 1.対象がもつ日常生活能力や対人関係能力を理解し、それを対象がどのように受け止めているかを理解できる。
2.精神保健医療上の問題が対象の日常生活や対人関係におよぼす影響と、それを対象がどのように受け止めているかを理解できる。
3.対象が抱えている生活上の困難さを理解し、対象が望むその人らしい生活を送ることができるための援助を考え、医療チームと共有することができる。
4.対象との関わりの中で生じる自らの気持ちに気づき、検討し、自己洞察を深めることができる。
5.「患者と看護者」の関係性についての理解を深め、援助技術としての治療的コミュニケーションについて考えることができる。
6.精神保健医療におけるシステムおよび他職種の役割を理解し、チームワークの中で果たすべき看護者の専門性について考えることができる。
7.体験を通して見いだされた精神保健医療上の諸問題の解決にあたり、社会における看護の役割ならびに今後の課題を検討できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
○地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
○人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
○他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
○国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
○看護職としての責任感を持つ。
○科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
○保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 2/3以上の出席を前提に、実習目標の達成度および実習記録(70点)、最終レポート(10点)、実習態度(10点)、自己学習(10点)の合計100点で評価する。60点以上が合格。なお、実習態度には、実習への積極性、実習記録の提出状況、カンファレンスの参加度を含む。
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
インターンシップ
地域理解・地域交流の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 令和5年度の実習では実習目標を対象理解を中心に設定したことは、学生にとっては限定された期間での目標が明確になり評価が良かったので、令和6年度も継続する。
対象理解および自己理解が深まるようにする。
教科書 ・武井麻子ほか著(2021)系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護学[1] 精神看護の基礎, 医学書院.
・武井麻子ほか著(2021)系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護学[2] 精神看護の展開, 医学書院.
参考書 ・安保寛明,武藤教志 (2010) コンコーダンス 患者の気持ちに寄り添うためのスキル21,医学書院.
オフィスアワー
受講要件 精神保健看護論、精神看護学Ⅰ、精神看護学Ⅱを受講済みのこと
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 対象理解、自己理解、その人らしさ、精神看護
Key Word(s)
学修内容 実習内容
1.精神科病棟において1名の患者を受け持ち、看護過程を展開し、精神疾患がその人の生活に与える影響を理解するとともに、その人らしさを尊重した看護とは何かを考える。
2.社会復帰に関連する施設で1日、メンバーとともに過ごし、施設の機能・役割を理解する。
3.学内での実習に向けた準備、ふりかえり

実習場所:
・三重大学病院、三重県立こころの医療センター
・三重県立こころの医療センター ディケア、障害者施設「夢の郷」
事前・事後学修の内容 【事前学修】実習を行う上で、必要と思うことを事前に学習する。
〈主な内容 参考例〉
 ・精神科領域における治療(精神療法・薬物療法・社会療法など)と看護
 ・主な疾患(統合失調症、気分障害など)に対する治療と看護
 ・患者の生活を支える制度、資源
 ・入院環境、入院形態、隔離・拘束時の看護
 ・患者‐看護師関係の展開と終結(ターミネーション)
 ・精神科デイケアの目的と機能
 ・障害者施設の目的と機能、種類
 ・地域生活支援に関すること
【事後学修】
 ・実習を通して見いだされた精神保健医療上の諸問題の解決にあたり、社会における看護の役割ならびに今後の課題を検討し、文章化する
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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