三重大学ウェブシラバス


シラバス表示

 シラバスの詳細な内容を表示します。

→ 閉じる(シラバスの一覧にもどる)

科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部医学科 ・臨床実習
受講対象学生 学部(学士課程) : 4年次, 5年次, 6年次
選択・必修 必修
授業科目名 リウマチ膠原病内科学
りうまちこうげんびょうないかがく
Rheumatology
単位数 単位
ナンバリングコード
medc-medc-RHEU-3601-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

スケジュール表による

開講時間
月~金曜日の1週間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 三重大学医学部附属病院10階病棟、カンファレンス室、ドクターステーション、リウマチ・膠原病センター医員室

担当教員 〇中島亜矢子,有沼良幸,伊藤有平

NAKAJIMA Ayako, ARINUMA Yoshiyuki, ITO Yuhei

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 ・病棟実習では、単に疾患の病態や治療を学ぶだけでなく、病気を持つ患者さんに対し心理的社会的面にも配慮し、全人的治療を行える医師の養成を目指す。
・当科では、多臓器病変をきたす自己免疫性疾患であるリウマチ膠原病性疾患を理解する。
・リウマチ膠原病性疾患の多彩な臨床症状・病態を理解し、診療に必要な姿勢や技能の習得、治療など知ることを目的とする。
・実際に患者に接することにより、患者の立場や心理を理解しようとする心を養う。
・メディカルスタッフとの協力、多診療科の連携が重要なことを理解する。
学修の目的 ・問診、身体診察、臨床推論、アセスメントの重要性を認識し、病棟実習できることを目的とする。
・多臓器障害、多彩な症状、検査所見を理解できるようになることを目的とする。
・リウマチ膠原病の治療薬・治療目標・治療戦略を知ることを目的とする。
・実習後、他の診療科で出会うリウマチ膠原病性疾患を加味したアセスメントができるようになることを目的とする。
学修の到達目標 ・リウマチ膠原病患者に対する問診から効果的に病歴、患者情報を的確に把握し、臨床的・社会的問題を明らかに示せる。
・リウマチ膠原病診療に必要な身体診察と基本的臨床診察手技を安全に配慮して適切に実施できる。また、それらの所見を示し、問題点を挙げることができる。
・主要なリウマチ膠原病の主な症候(関節痛・こわばり・発熱・倦怠感・皮疹、臓器障害など)の病態を理解し説明できる。
・自己抗体や免疫異常の概略と臨床的意義を理解できる。
・主なリウマチ膠原病の病態を理解し、科学的根拠に基づいた治療法を医療者側のみならず、患者とその家族にも説明できる。また、予測される治療による副作用予防についても対応法を説明できる。
・チーム医療が重要であることを理解する。
・入院中および通院中の患者・家族教育の重要性を理解する。
・患者に必要な社会的サービス医療助成制度を理解し説明できる。その取得に必要な文書の作成について説明できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○「態度」・豊かな人間性と高い倫理観を持って行動できる。
○「態度」・科学的根拠に基づいて考え、判断することができる。
○「態度」・地域医療の実践に必要な使命感と責任感を有している。
○「態度」・生涯を通して自らを高めていく態度と医科学の進歩を追求する研究心を持っている。
○「技能」・患者の身体的、ならびに社会心理的状況を科学的、統合的に評価し、全人的医療を実践できる。
○「技能」・医学・医療の国際化に対応できる「語学力」「自己表現力」「多文化理解力」を有している。
○「技能」・医療チームで必要な「コミュニケーション力」「リーダーシップ」「協調性」を理解し、多職種連携によるチーム医療に参加することができる。
○「知識」・医療実践に必要な医学・医療の知識を修得している。
○「知識」・社会人と医療人に求められる豊かな知識と教養を有している。
○「知識」・地域と国際社会で求められる保健・医療・福祉を理解している。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 実習参加60%、総括での自身の発表20%、総括での討論参加20%、
 (合計60%以上で合格)
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 実習終了時のアンケートを担当教員へフィードバックすることで、実習の改善を図る
教科書 ① 膠原病・リウマチ診療 Evidence Based Medicineを生かす 膠原病・リウマチ診療 第4版 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター編 メジカルビュー社 
② リウマチ病学テキスト 改訂第2版 日本リウマチ財団教育研修委員会・日本リウマチ学会生涯教育委員会編集 診断と治療社
③ 膠原病診療ノート 症例の分析 文献の考察 実践への手引き 第4版 三森明夫編 医事新報社
④ Textbook of Rheumatology 11th Ed. Kelley & Firestein Elsevier
参考書 ① リウマチ病診療ビジュアルテキスト 第2版 上野征夫著 医学書院 
② 膠原病診療ノート 症例の分析 文献の考察 実践への手引き 第4版 三森明夫著 日本医事新報社
 
オフィスアワー 時間帯:終日
場所:リウマチ膠原病センター教授室 医員室
連絡方法:教室秘書(059-231-5729、059-232-1111 内線6051)を通じて連絡
受講要件 4年時に実施されるCATO(医療系大学間強要試験実施評価機構)によるCBT(Computed based test)及びOSCE(客観的臨床能力試験)に合格していること。
予め履修が望ましい科目 受講要件を満たすために必要な科目。(チュートリアル「リウマチ膠原病内科学」の内容を復習しておくこと)
発展科目
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード リウマチ性疾患 膠原病 結合組織疾患 全身性エリテマトーデス 関節リウマチ 多発筋炎・皮膚筋炎 強皮症 血管炎 間質性肺炎 肺高血圧症 自己免疫疾患 抗核抗体 抗好中球細胞質抗体 抗リン脂質抗体 グルココルチコイド 抗リウマチ薬 生物学的製剤 免疫抑制薬 患者生活の質(QOL) 患者評価 
Key Word(s) rheumatic diseases, connective tissue diseases, systemic lupus erythematosus, rheumatoid arthritis, polymyositis/dermatomyositis, scleroderma, angiitis, ANCA-associated vasculitis, large vessel vasculitis, small vessel vasculitis, spondyloarthritis, interstitial pneumonitis, pulmonary hypertension, autoimmune diseases, antinuclear antibody, antineutrophil cytoplasmic antibody, antiphospholipid antibody, glucocorticoids, antirheumatic drugs, biological agents, JAK inhibitor, immunosuppressants, quality of life, patient oriented report,
学修内容 病棟実習
・症例担当:病歴聴取、身体診察、検査結果判定、アセスメント、診断、治療方針、治療判定、副作用予防、等を、学ぶ
・関節診察、皮膚診察
・関節エコー実習
・抗核抗体をはじめとする自己抗体、リウマチ膠原病の臓器病変を学ぶ
事前・事後学修の内容 事前学習:医学教育モデル・コア・カリキュラムの該当する到達目標(リウマチ膠原病内科)について事前に参照し、理解の不足しているところについては、参考書などで学習しておきましょう。
事後学習:実習で学んだ項目のうち理解が不十分の項目や、実習で学べなかった項目について、参考資料などを基に知識を整理する。特に、実習で経験した症例の疾患アウトカムや問題については、より確実にするよう努めましょう。
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

Copyright (c) Mie University