三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部看護学科 ・その他
看護学科共通
受講対象学生 学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 選択
1年後期で医学医療Cで慢性疼痛についての講義を履修された学生さんは、是非参加してさらにチーム医療について学んでください。鈴鹿医療科学大学の学生さんと合同でワークショップを行います。
授業科目名 いたみのチーム医療・集中コース
いたみのちーむいりょう・しゅうちゅうこーす
Interdisciplinary workshop for chronic pain care
単位数 1 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-IWFC-2801-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

前期集中

2024年度は8月19日(月)から21日(水)の3日間です。

開講時間
授業形態

オンライン授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 対面開催予定ですが、開催場所は分かり次第お伝えします。
*2023年度は鈴鹿医療科学大学のキャンパスで実施

担当教員 (三重大学)賀来隆治、百崎良、松崎孝、横地歩、坂本正、角甲純、松裏豊、他
(鈴鹿医療科学大学)丸山淳子、上條史絵、山口太美雄、丸山一男、三輪高市、伊藤薫、菅原秀次、鈴木聡、河尻純平、荒井信行、伊藤和寛 他

実務経験のある教員 医師、看護師、薬剤師、理学療法士、鍼灸師、他

SDGsの目標
連絡事項 授業形態の変更他、必要な連絡はMoodleで行います。

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 痛み治療に関わるメディカルスタッフ(医師、理学療法士、看護師、鍼灸師、薬剤師、栄養士、臨床心理士)を養成するために、早期より教養教育と並行して選択受講できる「慢性疼痛医療者育成プログラム」を新設しました。この授業は、チーム医療を体験型シミュレーションを通じて学ぶ3日間の集中ワークショップです。ワークショップは、医学科・看護学科の学生と鈴鹿医療科学大学の学生と合同で行います。
学修の目的 3日間のワークショップにおいて、東洋医学を用いた慢性疼痛治療の基礎を体験体験的に学習し(第1日)、さらにチーム医療の基礎となるコミュニケーションやディスカッションスキルをシミュレーション型の体験学習をとおして学びます(第2日・第3日)。多職種が持つそれぞれの力が、連携することによってより大きな力となって患者さんを支えることを、ワークショップを通して実感することが「ねらい」です。
学修の到達目標 1.医療系学生として、一般社会人が行っている痛み対策や取組についての医学的理解を深め、体験することにより、痛みを持つ生活者とのコミュニカーションを深める能力を身につける。
2.チームとして機能するためには何が必要なのかを理解する。
3.多職種が持つそれぞれの力が連携することによってより大きな力となって慢性疼痛患者さんを支えることができる可能性を実感する。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
 地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
 人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
 他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
 国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
 看護職としての責任感を持つ。
 科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
 保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

多職種がもつそれぞれの力を、医療チームとして連携できる医療人を目指しましょう。

成績評価方法と基準 出席、授業中の学習態度、レポートと課題提出を総合的に考慮して判断
授業の方法 講義 演習 実習 実技

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 参考資料(冊子)を配布します
参考書
オフィスアワー
受講要件 慢性疼痛とチーム医療に興味がある人の参加を求めます。
ワークショップ全体で50名を募集しています。1年次医学医療C慢性疼痛についての講義を履修された方は優先的に参加を認めています。3日間すべて参加できることを条件とします。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他

授業計画

各回
共通
MoodleのコースURL
第1回 概要 1日目:
痛みに対する生活者としてのアプローチを学ぶ
新聞、雑誌、マスコミなどで頻繁に取り上げられている、痛みに対する一般社会で話題となることの多い以下の内容を、医療系学生として理解する。
授業時間内の学修内容 (午前)オリエンテーション、痛みのメカニズム(講義)、 身体に対する東洋医学的な見方、 体操、姿勢、ストレッチの効果の理論
(午後)薬膳弁当をいただきながら、健康と痛みと栄養の解説、東洋医学的演習(生薬を煎じて試飲、証について、舌を見て証 を考える、人形で腹診、鍼灸治療、温熱治療などの体験など)
キーワード(Key Word(s)) 慢性疼痛、東洋医学的アプローチ
chronic pain care, oriental medicine
事前学修の内容
事前学修の時間 90分
事後学修の内容
事後学修の時間 90分
自由記述欄
第2回 概要 2日目:
チーム医療の基礎となる“チーム”について考える
授業時間内の学修内容 大手企業でも導入される体感型のアクティビティやグループ・ディスカッションを通じて、「チームとは何か?」を考える1日です。多様な人が「グループ(単なる集まり)」ではなく、「チーム(目的をもち協働する集まり)」として機能するためには何が必要なのか、チームはどのような壁にぶつかりいかに乗り越えればよいのか、を一緒に学びます。
キーワード(Key Word(s)) チームの力
team approach
事前学修の内容
事前学修の時間 90分
事後学修の内容
事後学修の時間 90分
自由記述欄
第3回 概要 3日目:
多職種医療チームのシミュレーション体験
授業時間内の学修内容 退院前カンファレンスを多職種チームで体験します。模擬患者にも参加してもらい、慢性疼痛を抱える患者を多職種でどのように支えていくかを考える中で、より実践的な解決力を身に着けます。同時に、それぞれの職種の背景、価値観などに配慮して、職種間のコミュニケーションを円滑に行い、患者にとって重要な関心や課題に焦点を当てて、共通の目標を設定できるようになることを目指します。
キーワード(Key Word(s)) チーム医療、多職種チーム連携教育
team medicine, interdisciplinary team education
事前学修の内容
事前学修の時間 90分
事後学修の内容
事後学修の時間 90分
自由記述欄

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