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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次, 2年次
選択・必修 選択必修
生物圏生命科学専攻の選択必修科目
授業科目名 海洋生物資源化学演習
かいようせいぶつしげんかがくえんしゅう
Seminar on Biochemistry of Marine Resources
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-5272-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

開講時間 月曜日 9, 10時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 開講教室は掲示等にて確認すること.

担当教員 柿沼 誠(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻),五十嵐 洋治(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻)

KAKINUMA, Makoto,IGARASHI, Yoji

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 水圏という特殊な環境に生息する動植物の生体成分の構造,代謝および機能や,その栄養,食糧,遺伝子および化学資源としての有用性について,最新の研究内容を通してゼミ形式で紹介する.
(育てたい資質や能力)水圏生物資源の生産,利用,保全に貢献できる能力を身につけることを目指す.
(DP,CPとの関連)三重大学の目標である4つの力を身につけるため,生物資源学研究科博士前期課程のDPである(3)科学的・論理的思考と問題抽出・解決力,(4)他者と協調して問題解決に取り組む力を身につけることを目指す.
学修の目的 水圏生物の栄養,食糧,遺伝子及び生化学資源としての特性や有用性を理解し,説明できるようになる.また,水圏生物由来の生体成分の構造,機能,代謝,生物活性に関する先端研究の内容を学修することにより,関連研究を実際に遂行する上で必要となる専門知識を得ると共に,研究計画を組み立てることができるようになる.
学修の到達目標 水圏生物資源の生産,利用,保全に貢献できる専門知識や問題抽出・解決に向けた研究計画力を身につけることを目指し,以下の学修到達目標を設定する.
(知識)水圏生物の生体成分の物理化学的諸性質に関する専門知識を修得し,栄養,食糧,遺伝子及び生化学資源としての有用性と関連付けて説明できるようになる.
(態度)課題論文のまとめと発表,相互ディスカッションを通して,関連分野の先端研究の内容について理解を深める.
(技能)課題論文の発表を通して,先端研究の内容について自ら調べ,科学的・論理的な文章と図表でまとめる力,問題抽出・解決に取り組める力を養う.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 課題論文のまとめと発表(50%),討論の内容や取組姿勢など(40%),口頭試問(10%),計100%(60%以上で合格).
(知識)専門知識の修得について課題論文のまとめ方と口頭試問で評価.
(態度)課題論文の発表方法,相互ディスカッションの内容(質疑応答)で評価.
(技能)課題論文の発表内容,発表用資料のまとめ方,発表や質疑応答における論理展開で評価.
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業
授業アンケート結果を受けての改善点 学生の要望を取り入れて,適宜改善していく.
教科書 必要な資料は印刷物等として配布する.
参考書 適宜紹介する.
オフィスアワー 毎週月曜日12:00~13:00,場所728号室(柿沼),716号室(五十嵐).
受講要件 特になし.
予め履修が望ましい科目 特になし.
発展科目 海洋生物資源化学特論
その他 先端研究に関する論文や専門書を基に,実際の研究を遂行する上で必要な専門知識等を習得させる.このため,三重大学情報ライブラリーセンター(図書館)等の文献情報検索を活用させ,先端研究に関する論文や専門書について自ら調べさせる.

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 海洋生物,生体成分,化学構造,生理機能,栄養機能,生合成,代謝,生物活性物質,食品素材,遺伝子,タンパク質,生化学,分子生物学,食糧資源,遺伝子資源,天然物資源,環境応答,ゲノム研究
Key Word(s) marine organism,ingredient,chemical structure,physiological function,nutrition,biosynthesis,metabolism,baioactive substance,food material,gene,protein,biochemistry,molecular biology,food resources,gene resources,natural product resources,environmental responses,marine genomics
学修内容 1.食料資源としての海洋生物
2.海洋生物の生化学
3.海洋生物の一般成分
4.海洋生物の生体成分の種類と構造
5.海洋生物のタンパク質
6.海洋生物の脂質
7.海洋生物の糖質
8.海洋生物のミネラル・微量成分
9.生物活性物質資源としての海洋生物
10.海洋生物の低分子有機化合物(遊離アミノ酸)
11.海洋生物の低分子有機化合物(ペプチド)
12.海洋生物の低分子有機化合物(生体色素)
13.海洋生物の低分子有機化合物(その他)
14.海洋生物の特殊成分(毒)
15.海洋生物の特殊成分(その他)
16.海洋生物(動物)由来成分の機能性(食品への利用)
17.海洋生物(植物・藻類)由来成分の機能性(食品への利用)
18.海洋生物(動物)由来成分の機能性(香粧品への利用)
19.海洋生物(植物・藻類)由来成分の機能性(香粧品への利用)
20.海洋生物(動物)由来成分の機能性(医薬品への利用)
21.海洋生物(植物・藻類)由来成分の機能性(医薬品への利用)
22.海洋生物の分子生物学
23.海洋生物(動物)の特異な生命現象
24.海洋生物(植物・藻類)の特異な生命現象
25.海洋生物の環境応答・適応(温度)
26.海洋生物の環境応答・適応(栄養)
27.海洋生物の環境応答・適応(その他)
28.遺伝子資源としての海洋生物
29.海洋生物のゲノム研究と育種開発
30.海洋生物の育種開発
※上記話題について,最新の学術論文,専門書,テキスト等を利用してゼミ形式で紹介する.また,関連の学術論文や専門書の内容をまとめ,プレゼンテーションと総合討論を通して専門知識の理解を深める.
事前・事後学修の内容 予習:Moodleコースから事前に配布する補足資料を確認し,下記(※)について取り組む.また,各回(第1~30回)の学修内容に関連する課題論文をゼミ資料としてまとめ,内容を理解しておく.
復習:各回で学修した内容について,課題論文,補足資料,ゼミ資料,専門書を用いて復習する.また,相互ディスカッションを通して出てきた問題点や疑問点について自ら調べてまとめ,専門知識の理解を深める.
※海洋生物の生化学,分子生物学に関する学術論文や専門書の理解.
※食料資源あるいは遺伝子資源としての海洋生物の有用性をまとめた学術論文や専門書の理解.
※海洋生物の生体成分,生理活性物質等の構造,機能,食品・医薬品資源としての有用性に関する学術論文や専門書の理解.
※海洋生物の特異な生命現象(特に環境応答・適応の分子機構)に関する学術論文や専門書の理解.
1.食料資源としての海洋生物
2.海洋生物の生化学
3.海洋生物の一般成分
4.海洋生物の生体成分の種類と構造
5.海洋生物のタンパク質
6.海洋生物の脂質
7.海洋生物の糖質
8.海洋生物のミネラル・微量成分
9.生物活性物質資源としての海洋生物
10.海洋生物の低分子有機化合物(遊離アミノ酸)
11.海洋生物の低分子有機化合物(ペプチド)
12.海洋生物の低分子有機化合物(生体色素)
13.海洋生物の低分子有機化合物(その他)
14.海洋生物の特殊成分(毒)
15.海洋生物の特殊成分(その他)
16.海洋生物(動物)由来成分の機能性(食品への利用)
17.海洋生物(植物・藻類)由来成分の機能性(食品への利用)
18.海洋生物(動物)由来成分の機能性(香粧品への利用)
19.海洋生物(植物・藻類)由来成分の機能性(香粧品への利用)
20.海洋生物(動物)由来成分の機能性(医薬品への利用)
21.海洋生物(植物・藻類)由来成分の機能性(医薬品への利用)
22.海洋生物の分子生物学
23.海洋生物(動物)の特異な生命現象
24.海洋生物(植物・藻類)の特異な生命現象
25.海洋生物の環境応答・適応(温度)
26.海洋生物の環境応答・適応(栄養)
27.海洋生物の環境応答・適応(その他)
28.遺伝子資源としての海洋生物
29.海洋生物のゲノム研究と育種開発
30.海洋生物の育種開発
事前学修の時間:60分/回    事後学修の時間:60分/回

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