三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学部
受講対象学生 資源循環学科・農業生物学教育コース
学部(学士課程) : 2年次
選択・必修 必修
教育コース必修科目
授業科目名 遺伝学
いでんがく
Genetics
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-2131-001
開放科目 開放科目    
  他講座の学生の受講可, 他学科の学生の受講可
開講学期

前期

開講時間 金曜日 3, 4時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所 生物資源学部校舎(教室番号は、Moodle生物資源学部・生物資源学研究科 学生掲示板で確認して下さい。)

担当教員 掛田 克行(生物資源学部資源循環学科)

KAKEDA, Katsuyuki

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 メンデルの遺伝法則から染色体地図の作成に至る古典遺伝学的な基本事項と,近年発展している植物の分子レベルでの遺伝解析の概要について解説する.この講義は,三重大学の目標である4つの力の「感じる力」「考える力」「生きる力」を身に付けるため,生物資源学部のDPである(3)科学的で論理的な思考力および計画的な問題解決能力の向上を目指す.
学修の目的 とくに植物分野に関わる遺伝学の習得を目的とする.
学修の到達目標 遺伝子の分離,染色体地図の作成などに関する問題演習を通じて遺伝学的な考え方の基礎を身につけ,植物育種の基礎となる遺伝学研究の概要を理解できるようになる.
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 (1)幅広い教養と倫理観、国際感覚を身につけ、豊かな人間性を有している。
 (2)生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験を有している。
○(3)科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むことができる。
 (4)豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動することができる。
 (5)社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

○ JABEE 関連項目
成績評価方法と基準 期末試験50%,レポート・小試験等50%,計100%
授業ごとの小試験および授業後の課題提出(レポート)により基礎的な遺伝学的思考力を評価し,期末試験によりそれらの総合的な定着度を評価する.
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 ビデオ映像,問題演習,レポート課題などにより,受講生の主体的な取り組みを図り,理解が進むよう配慮する.
教科書 植物育種学,第5版(北柴大泰・西尾剛編,文永堂,2021.9出版).本講義と合わせて、後期開講「植物育種学」の教科書としても使用する.
参考書 遺伝学の百科事典(日本遺伝学会,丸善出版),見てわかるDNAのしくみ(工藤・中村,講談社),改訂 遺伝単(遺伝学用語集,日本遺伝学会監修),エッセンシャル遺伝学・ゲノム科学(原書第7版,Dniel L. Hartl著,培風館),ハートウェル遺伝学(ハートウェルら著,MEDSi),遺伝学の基礎(第2版,北柴編著,朝倉書店),遺伝学(中村編,化学同人),ライフサイエンスのための生物学(培風館).*高校生物未習者向け:生物総合資料(実教出版),物語 遺伝学の歴史(平野博之著,中公新書),遺伝のしくみ(経塚監修,新星出版社),新しいゲノムの教科書 DNAから探る最新・生命科学入門 (中井謙太著,ブルーバックス・講談社)
オフィスアワー 金曜日12:00-13:00,356室
受講要件 毎回の授業に教科書を持参すること.教科書なしでの受講は認めない.
植物育種学(後期開講、農業生物学コース必修科目)とセットで履修することが望ましい.
予め履修が望ましい科目 生物学基礎Ⅰ
発展科目 植物育種学(本講義と同一の教科書を使用し,その後半部の内容について講義する)
その他 教員免許・各種資格取得に関連した科目 (注 : 必ず入学年度の学修(習)要項で確認してください)

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード メンデル遺伝,遺伝子,連鎖地図,DNAマーカー,ゲノム,植物育種
Key Word(s) mendelian inheritance, gene, linkage map, DNA marker, genome, plant breeding
学修内容 1 序論,メンデルの遺伝法則1
2 メンデルの遺伝法則2(遺伝の問題演習)
3 遺伝子と形質発現1
4 遺伝子と形質発現2
5 減数分裂と交叉
6 遺伝子の連鎖と組換え
7 染色体地図の作成(問題演習)
8 DNAマーカー連鎖地図
9 遺伝子マッピング・ゲノム研究
10 量的形質の解析(QTL解析)
11 植物の生殖様式と遺伝構成
12 交雑による遺伝変異拡大
13 突然変異
14 遺伝子組換え技術
15 作物の染色体と倍数性
16 期末試験
事前・事後学修の内容 第1-4回:メンデルの法則,遺伝子,DNAと形質発現の基礎を理解する.教科書の該当箇所やMoodleに掲載する資料を事前によく読んでおき,授業後に授業内容の理解度を問う課題(moodleコース等に提示)に取り組み,小レポートとして提出する.
第5-7回:遺伝子の分離や染色体地図作成に関する問題演習を通じて,遺伝学的な考え方の基礎を身につける.教科書の該当箇所やMoodleに掲載する資料を事前によく読んでおき,授業後に授業内容の理解度を問う課題(moodleコース等に提示)に取り組み,小レポートとして提出する.
第8-10回:DNAマーカーやゲノム情報に基づく発展的な植物の遺伝解析に関する理解を深める.教科書の該当箇所やMoodleに掲載する資料を事前によく読んでおき,授業後に授業内容の理解度を問う課題(moodleコース等に提示)に取り組み,小レポートとして提出する.
第11-15回:植物育種に重要な生殖様式や遺伝変異拡大のための技術について理解する.教科書の該当箇所やMoodleに掲載する資料を事前によく読んでおき,授業後に授業内容の理解度を問う課題(moodleコース等に提示)に取り組み,小レポートとして提出する.
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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