三重大学ウェブシラバス


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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 共通教育・教養基礎科目
受講対象学生 学部(学士課程) : 1年次, 2年次, 3年次, 4年次, 5年次, 6年次
授業科目名 文化人類学A
ぶんかじんるいがくえー
Cultural Anthropology A
授業テーマ 理論と基礎
単位数 2 単位
ナンバリングコード
gedu-libr-ANTH1111-003
開放科目 非開放科目    
分野 歴史・文化
分類・領域

教養統合科目・国際理解・現代社会理解 (2022(令和4)年度〜2015(平成27)年度入学生対象)

開講学期

後期

開講時間 木曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 深田 淳太郎(人文学部)

FUKADA Juntaro

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 文化人類学は世界中の多様な社会の人々<他者>を理解するための学問です。他者理解とは、他者を既存の枠組みに当てはめて、「あの人はああいう種類の人だ」と分類することとは違います。テレビのバラエティ番組の「“部族”の人々の生活は……」という見方は、他者を「自分と違う人間」という箱に投げ入こんでいるだけです。大切なのは自分と異なる存在に素直に驚くこと、いったいどこが違うのか/どこに共有できる点があるのかを考えること、その上で他者と向き合う中で自らの認識枠組みを作りかえていくことです。
学修の目的 この講義では、いわゆる「異文化」のことから現代日本に暮らす私たちにとって身近な話題まで、幅広いトピックを取り上げて人類学的な視点から捉え直していきます。その中で皆さんには、「あたりまえ」のものの見方をいったん手放し、その場で起こっている現実に即して新たな価値観を組み立て直していく人類学的なものごとの捉え方、思考法を学んでもらいます。
学修の到達目標 ・自らの常識を<括弧に入れ>、他者理解に取り組む姿勢を身につける。
・人間の生命や思考方法、行動が多様であること、自らがその一類型に過ぎないことを理解する。
・今自分が生きている世界が変わり続けているものであり、その中で「常識」も新しく作られ続けていることを理解し、その中での自分の振る舞いと世界のあいだの関係を考えていくことが出来る。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  •  専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 コメントシート30%、期末試験70%
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 毎回Moodleでコメントシートを書いてもらいますので、質問、要望があればそこに書いてください。できる限り対応します。
教科書 特定の教科書は使用しません
参考書 松村圭一郎編(2020)『働くことの人類学』(黒鳥社)
石井美保ほか編(2019)『文化人類学の思考法』(世界思想社)
浜本満ほか編(1994)『人類学のコモンセンス―文化人類学入門』(学術図書出版社)
春日直樹編(2008)『人類学で世界をみる―医療・生活・政治・経済』(ミネルヴァ書房)
オフィスアワー ・相談がある人はメールでアポイントメントを取ってください。
受講要件
予め履修が望ましい科目
発展科目 文化人類学B(共通教育)
文化人類学基礎A、B(人文学部)
その他

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18983
キーワード 人間の多様性、文化の構築、文化相対主義
Key Word(s) human diversity, Invention of culture, cultural relativism
学修内容 1.イントロダクション
2.親と子をつなぐものは何か?
3.家族の多様なかたちⅠ:世界中の親子関係
4.家族の多様なかたちⅡ:生殖補助医療と新たな家族
5.人間の命はどこからはじまるのか?
6.映像鑑賞
7.通過儀礼Ⅰ:人間に「なる」
8.通過儀礼Ⅱ:時間に区切りを入れる
9.境界の人類学Ⅰ:汚いものはなぜ汚いのか
10.境界の人類学Ⅱ:人間とロボットのあいだ
11.人はいつ死ぬのかⅠ:臓器移植と脳死
12.映像鑑賞
13・人はいつ死ぬのかⅡ:いろいろな「死に方」
14.ネットワークとしての社会
15.全体のまとめ
(あくまで予定ですので進捗状況次第で内容変更する場合もあります)
事前・事後学修の内容 ・授業内で参考文献や映像作品などを紹介するので、復習として出来る限り読むこと。
・授業で取り扱った話題について、今現在社会で起こっていることとどのように関係するのか、よく考えてみること。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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