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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部法律経済学科
受講対象学生
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 特殊講義 協同組合論
とくしゅこうぎ きょうどうくみあいろん
Co-operatives
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-laec2230-031
開放科目 開放科目    
  他学科の学生の受講可, 他学部の学生の受講可
開講学期

後期

開講時間 月曜日 9, 10時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 青木 雅生

AOKI, Masao

実務経験のある教員 ゲストスピーカーとして各種の協同組合のトップマネジメントないしは職員の方に、その組織の歴史や目的あるいは実際の取り組みなどをご講義いただく。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 協同組合とは何か、どのような役割があり実践があるのか、そして協同組合の今後について、学び考える。
学修の目的 現代の資本主義社会において活動する組織として、企業や行政などのほかに市民セクターがあり、そのひとつに協同組合がある。
市民などの自発性に基づいて組織される協同組合の本来の役割や意義を歴史的な経緯も含め理解をするとともに、現在の活動内容や状況を、主に三重県内において実際に携わっている方たちから直接きくことを通じて、現代社会の諸問題について考え、未来への課題を共有し、検討していくことを目的とする。
協同組合と未来を担う学生との関係、地域との関係などについて、そのもちうる可能性についても検討する。
学修の到達目標 協同組合の基本的な意義や役割を理解する。
様々な協同組合の活動などを具体的に知ることを通じて、現代社会の諸問題を知るとともに、解決に向けた課題を考える。
協同組合のもつ未来への可能性を考えるとともに、自らの社会で果たす役割を考える。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 法律・政治・経済・経営の諸分野において、専門的知識と豊かな教養を身につけている。
○現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
 法律・政治・経済・経営の諸分野を広く学び、学際的視点で問題を探究できる。
 現代社会・地域社会の課題に挑戦する積極性を備える。
○自ら学んだ知を的確に発信し、国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 各回の「振り返りシート」提出(30%)
最終レポート(70%)
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

Moodleを活用する授業
地域理解・地域交流の要素を加えた授業

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 この講義の各回に、主に三重県内の各協同組合に所属し活動されている方たちをお招きして、具体的な取り組み、その組織の歴史的経緯、未来に向けた活動の課題や方向性などをお話いただく予定。ゲストスピーカーによる講義は好評であるので、引き続き行っていく。
教科書 毎回の講義で適宜資料を配付する。
参考書 賀川豊彦『協同組合の理論と実践』(復刻版)日本生活協同組合連合会出版部2012年
日本協同組合学会訳編『21世紀の協同組合原則』日本経済評論社2000年
日本協同組合学会訳編『西暦2000年における協同組合 レイドロー報告』日本経済評論社1989年
ピョートル・クロポトキン『相互扶助論』(増補修訂版)同時代社2012年
石田正昭『これからの協同組合間連携』家の光協会2021年
石田正昭『JA女性組織の未来』家の光協会2021年
原田晃樹・藤井敦史・松井真理子『NPO再構築への道』勁草書房2010年
日本労働者協同組合連合会編『<必要>から始める仕事おこし』岩波ブックレット2022年
渡辺峻『生協組織のマネジメント』文理閣2020年
北川太一『新時代の地域協同組合』家の光協会2008年
オフィスアワー 月曜日14:40-16:10
受講要件 とくになし。
予め履修が望ましい科目 とくになし(しいて言えば、経営学総論)。
発展科目
その他 本講義は現代経済コース、企業経営履修プログラムに属します(2023年度以前入学の学生向け)。

授業計画

MoodleのコースURL https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18939
キーワード 協同組合、相互扶助、相互自助、自発的市民
Key Word(s) Co-operatives, mutual aid, mutual self-help, voluntary citizen
学修内容 第1回 ガイダンスとイントロダクション
第2回 協同組合の仕組みと原則
第3回 生協運動の現在と未来
第4回 大学と協同組合
第5回 消費者と協同組合
第6回 医療・福祉と協同組合
第7回 食と農からみた協同組合
第8回 協同組合と共済
第9回 金融と協同組合
第10回 協同組合と市民
第11回 中小企業と協同組合
第12回 働く人の協同
第13回 協同組合と市民
第14回 ICAと協同組合間協同
第15回 協同組合の未来
※ゲストスピーカーの都合によって順序やテーマを変更する可能性がある。講義初回に改めて講義スケジュールを提示する。
事前・事後学修の内容 生活協同組合(生協)、農業協同組合(農協)、漁業協同組合(漁協)など、地域に見られる協同組合について関心をもって、講義に望んで欲しい。
事前学修:取り上げられる協同組合について文献やホームページなどを通じて調べておく。
事後学修:取り上げられた協同組合について、事前に知っていたことと知らなかったことを整理し、その協同組合の社会における役割や今後の展開の可能性について自分なりに考えまとめておく。
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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