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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士前期課程)生物圏生命科学専攻
受講対象学生 大学院(修士課程・博士前期課程・専門職学位課程) : 1年次
選択・必修 選択必修
授業科目名 生物物性学演習
せいぶつぶっせいがくえんしゅう
Seminar on Biopolymer Science
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Life-5272-003
開放科目 非開放科目    
開講学期

通年

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 大井淳史(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻)

Atsushi Ooi

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 生体高分子の性質を理解するために用いられる研究手法や生物物理化学的な原理に関する演習を行う。演習は3つのパートからなり,はじめに生体構成分子について生物物理化学的な特徴を復習し,次に各種の研究手法の原理を理解し,最後に応用例としてタンパク質を対象とした分子間相互作用の解析の実際を学習する。さらにレオロジー解析を主な研究手段とした生体材料の研究例の紹介も行う。

(育てたい資質や能力)この講義を通じて,生体高分子に関わるさまざまな研究手法を原理から理解し,大学院における特別研究でそれらを主体的に活用できるような資質を養うことを目指す。
(DP,CPとの関連)この講義は,三重大学の教育目標である4つの力「感じる力」「考える力」「コミュニケーション力」を身に付けるため,生物資源学部のDPである(3) 科学的で論理的な思考を展開する力および計画的に問題の解決に取り組む資質の習得を目指す。
学修の目的 細胞内で起きている様々な現象を理解するためには,熱力学や物理化学に関する知識が重要となることが多い。この演習では,主にタンパク質を対象にして,その物理化学的なアプローチの方法を学び,学生が細胞内の種々の生化学的な反応を定量的に理解できるようになることを目的とする。
学修の到達目標 生体高分子を研究する上での物理化学的手法の利点や課題点を認識できるようになり,博士前期・後期課程における実験データの取得・解析に有用となる知識を得る。また,多くの研究例を学習することによって,各種手法に習熟しておくことが可能となる。そのために以下のような学修到達目標を設定している。

(知識)
生体高分子研究における各種測定技術を理解できるようになる。
(態度)
グループ学習や発表を通じて食品製造に関する課題に対して議論したものを的確に発表し,学習した内容をさらに深めることができる。
(技能)
各種測定データから生体高分子を特徴づける物性値の算出ができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  •  感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 内容の理解度と質疑応答を含めた発表時の評価 70%, レポート30%

(知識)課題発表における質疑応答から評価する(40%)。
(態度)課題発表30%で評価する。
(技能)レポート課題30%で評価する。
授業の方法 演習

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 近年この分野は急速に進歩しているので新たな論文の内容を追加した.
教科書 特に指定はしない,時々論文のコピーを配付
参考書
オフィスアワー 毎週水曜日12:00-13:00,723室
受講要件 なし
予め履修が望ましい科目 なし
発展科目 生物物性学特論
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード タンパク質,物理化学,リガンド結合,アロステリック制御
Key Word(s) protein, physical chemistry, ligand binding, allosteric regulation
学修内容 第1回 生体高分子の生物物理化学的研究手法の特徴について
第2回 タンパク質の構造学概説                       
第3回 タンパク質の分子モデリング
第4回 タンパク質の分子モデリング演習
第5回 核酸の構造
第6回 その他の生体高分子
       多糖類
第7回    脂質 
第8回 生体膜中の脂質
第9回 生体膜中のタンパク質
第10回 タンパク質ー脂質相互作用
第11回 第1回~第10回の振り返り
第12回 生体構成成分の構造と機能の研究手法
       吸光分析
第13回   その他の光学的手法
第14回   高分子のサイズと形状の研究手法
第15回   高分子のサイズと形状の研究手法演習
第16回   遠心分析法
第17回   その他の流体力学的手法
第18回   その他の流体力学的手法演習
第19回 第12回~第18回の振り返り
第20回 平衡化の基質相互作用の解析
第21回 平衡化の基質相互作用の解析演習
第22回 基質相互作用のキネティクス
第23回 基質相互作用のキネティクス演習
第24回 生理活性の制御
第25回 アロステリック酵素
第26回 アロステリック酵素演習
第27回 第20回~第26回の振り返り
第28回 レオロジーの基礎理論
第29回 レオロジーの基礎理論演習
第30回 バイオレオロジー


これらに関する論文を読んで発表をおこなってもらいます。また各種の計算問題を課題として課します。
事前・事後学修の内容 事前に輪読で使用する論文を配布するので予習しておくこと。またプレゼンテーションに向けて,必要なパワーポイントおよびプリントを作成すること。目安として,毎回の演習の予習に2時間と復習に2時間が必要。各回の標準的な学修時間を以下に示す。

第1回 予習0時間,復習4時間
第2回 予習2時間,復習2時間                       
第3回 予習2時間,復習2時間
第4回 予習0時間,復習4時間
第5回 予習2時間,復習2時間
第6回 予習2時間,復習2時間
第7回 予習0時間,復習4時間
第8回 予習2時間,復習2時間
第9回 予習2時間,復習2時間
第10回 予習2時間,復習2時間
第11回 予習6時間(小テスト対策),復習0時間
第12回 予習2時間,復習2時間
第13回 予習2時間,復習2時間
第14回 予習2時間,復習2時間
第15回 予習2時間,復習2時間
第16回 予習2時間,復習4時間
第17回 予習0時間,復習2時間
第18回 予習0時間,復習4時間
第19回 予習6時間(小テスト対策),復習0時間
第20回 予習2時間,復習2時間
第21回 予習2時間,復習2時間
第22回 予習2時間,復習2時間
第23回 予習2時間,復習2時間
第24回 予習2時間,復習2時間
第25回 予習2時間,復習2時間
第26回 予習0時間,復習4時間
第27回 予習6時間(小テスト対策),復習0時間
第28回 予習2時間,復習2時間
第29回 予習0時間,復習4時間
第30回 予習2時間,復習2時間
事前学修の時間:180分/回    事後学修の時間:60分/回

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