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開講年度 | 2024 年度 | |
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開講区分 | 生物資源学研究科(博士後期課程)資源循環学専攻 | |
受講対象学生 |
大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次, 2年次, 3年次 |
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選択・必修 | 選択 |
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授業科目名 | 果実発育生理学 | |
かじつはついくせいりがく | ||
Physiology on Fruit Growth and Development | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | BIOR-Reso-7491-003
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
後期集中 |
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開講時間 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 奥田 均(生物資源学研究科生物圏生命科学専攻FSセンター附帯施設農場) | |
OKUDA Hitoshi | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 果樹の開花・受精・結実・発育・成熟についての一般知識ならびに温帯地域・熱帯地域を代表する果樹類の開花から成熟に至る過程を講義するとともに、果樹産業に関する最近の話題について議論する。 この講義を通じて4つの力の「考える力」「コミュニケーション力」「生きる力」を身につけるため,生物資源学研究科のディプロマポリシー(2)生物資源の開発,保全,利用に貢献できる生物資源学の高度な専門的な知識と技術,経験を身につけることを目指す. |
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学修の目的 | 果樹の果実発育に関する一般知識、日本で栽培されている主な落葉果樹・柑橘類・(亜)熱帯果樹・果実的野菜の基本的な栽培管理に関する知識および最近の研究情報ならびに最近の果樹産業の話題を理解できるようになる。 |
学修の到達目標 | 日本で栽培されるカンキツ類・落葉果樹・(亜)熱帯果樹・果実的野菜の果実発育に関する一般的な知識の講義や果実の収穫・試食体験、果樹産業を取り巻く話題などの紹介を行う。これら授業の学習到達目標として以下を設定する。 (知識):果実発育に関する基礎的一般知識、最近の研究について理解できるようになる。 (態度):果実の収穫体験や試食・課題に関する議論に参加するため、自分の意見をまとめ、伝え、質疑に応えられるようになる。 (技能):議論を通じて問題を抽出し、論理的に展開する力が身につくようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 討論における発言内容および課題レポートを総合的に評価する.課題レポート総合点の60%以上を合格とする. |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 |
Moodleを活用する授業 地域理解・地域交流の要素を加えた授業 教員と学生、学生相互のやり取りの一部が英語で進められる授業 教員と学生のやり取りは日本語でも、英語による論文や教材の講読を含んだ授業 |
授業アンケート結果を受けての改善点 | 初学者に配慮し、基本から教授する。果実発育に関する研究情報ならびに果樹産業にかかわる情報を提供する。 |
教科書 | 使用しない(講義資料類はmoodle上) |
参考書 | |
オフィスアワー | 随時、メールにて。 |
受講要件 | 特になし |
予め履修が望ましい科目 | 園芸植物機能学特論、作物生態生理学特論 |
発展科目 | |
その他 |
各回 共通 |
MoodleのコースURL |
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第1回 | 概要 | ガイダンス・総論 |
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授業時間内の学修内容 | 自国と世界の果樹産業について | |
キーワード(Key Word(s)) | ガイダンス(guidance)、果樹産業(fruit industry) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習とレポート提出。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第2回 | 概要 | 果樹の芽の休眠 |
授業時間内の学修内容 | 芽の休眠性の分類と意義、花芽形成との関係を説明する | |
キーワード(Key Word(s)) | 自発休眠(endo-dormancy),条件休眠(para-dormancy),他発休眠(eco-dormancy), 環境刺激(environmental stimulus) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第3回 | 概要 | 果樹の花芽形成 |
授業時間内の学修内容 | 果樹の花成刺激、花芽分化の仕組みと調節 | |
キーワード(Key Word(s)) | 花芽誘導(floral induction)、生理的花芽分化(floral initiation)、形態的花芽分化(morphological floral differentiation) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第4回 | 概要 | 果樹の結実生理(不和合性、単為結果、多胚性) |
授業時間内の学修内容 | ナシの不和合性、ウンシュウミカンの単為結果性、カンキツやマンゴーの多胚性について Incompatibility of pears, parthenocarpy of satsuma mandarin and polyembryony of citrus and mango. |
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キーワード(Key Word(s)) | 不和合性(imcompatibility)、単為結果性(parthenocarpy)、多胚性(polyembryony) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第5回 | 概要 | 果樹の生理落果 |
授業時間内の学修内容 | 果樹の生理落果と関係する環境要因ならびに生理落果の仕組み | |
キーワード(Key Word(s)) | 生理落果(physiological fruit drop)、植物成長調節剤(plant growth regulators)、オーキシン濃度勾配説(auxin gradient theory) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第6回 | 概要 | 果実発育 |
授業時間内の学修内容 | 果実発育と調節要因 | |
キーワード(Key Word(s)) | 果実発育(fruit growth)、植物ホルモン(plant hormone)、S字発育曲線(single sigmoid growth curve)、二重S字発育曲線(double sigmoid growth curve) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 Review of lessons |
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事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第7回 | 概要 | 果実の成熟 |
授業時間内の学修内容 | ナシ、リンゴの受精・果実肥大 | |
キーワード(Key Word(s)) | ナシ(japanese pear)、リンゴ(apple)、受精(fertilization)、果実肥大(fruit growth) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 Review of lessons |
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事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第8回 | 概要 | カキの脱渋機構 |
授業時間内の学修内容 | 脱渋性によるカキの分類と脱渋機構、タンニンプリント法 | |
キーワード(Key Word(s)) | Pollination Constant Astringency、Pollination Constant Non-Astringency、Pollination Variant Astringency、Pollination Variant Non-Astringency,タンニンプリント(tannin printing method) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第9回 | 概要 | 落葉果樹の栽培特性Ⅰ(ブドウ、モモなど) |
授業時間内の学修内容 | ブドウ、モモの花成と果実肥大 | |
キーワード(Key Word(s)) | ブドウ(grape vine)、モモ(peach)、受精(fertilization)、果実肥大(fruit growth) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第10回 | 概要 | 落葉果樹の栽培特性Ⅱ(リンゴ、ナシなどのバラ科果樹) |
授業時間内の学修内容 | リンゴの試食、バラ科果樹の花成と果実肥大 | |
キーワード(Key Word(s)) | ナシ(Pear)、リンゴ(apple)、不親和(incompatibility)、果実肥大(fruit growth)、ソルビトール(sorbitol) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第11回 | 概要 | 熱帯果樹の栽培特性(花成と成長) |
授業時間内の学修内容 | アボカド、バンレイシ属果樹の花成の特徴、マンゴの花成と多胚性、パッションフルーツの花成 | |
キーワード(Key Word(s)) | アボカド(avocado)、アテモヤ(atemoya)、バンレイシ(sugar apple)、果実肥大(fruit growth) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習とレポート提出。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第12回 | 概要 | カンキツ類の栽培特性 |
授業時間内の学修内容 | ウンシュウミカンの収穫・試食ならびにカンキツの花成と果実肥大 | |
キーワード(Key Word(s)) | ウンシュウミカン(satsuma mandarin)、果実肥大(fruit growth)、花成(flowering) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第13回 | 概要 | 果実的野菜(イチゴ、メロン)の栽培特性 |
授業時間内の学修内容 | イチゴの収穫と試食、イチゴ・メロンの花成と発育特性 | |
キーワード(Key Word(s)) | イチゴ(strawberry)、メロン(melon)、発育(fruit growth)、花成(flowering) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第14回 | 概要 | 果物を取り巻く最近の話題Ⅰ(海外における日本の果物) |
授業時間内の学修内容 | 海外で話題になっている果物の紹介と経緯 | |
キーワード(Key Word(s)) | デコポン(Sumou Citrus)、シャインマスカット (Shine Muscat) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 | ||
第15回 | 概要 | 果物を取り巻く最近の話題Ⅱ |
授業時間内の学修内容 | 世界や日本の最近の果物事情に触れ、果樹産業の動向について意見交換する。 | |
キーワード(Key Word(s)) | 果樹産業の動向(trends in the fruit tree industry)、話題(topics)、新種苗法(The new seeds and seedlings law) | |
事前学修の内容 | moodleにあがっている講義関連資料(論文、外部リンク、雑誌)を予習しておく。 | |
事前学修の時間 | 120分 | |
事後学修の内容 | 授業の復習とレポート提出。 | |
事後学修の時間 | 120分 | |
自由記述欄 |