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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 生物資源学研究科(博士後期課程)資源循環学専攻
受講対象学生 大学院(博士課程・博士後期課程) : 1年次, 2年次, 3年次
選択・必修 選択
授業科目名 菌類進化・分類学
きんるいしんか・ぶんるいがく
Systematic and evolutionary mycology
単位数 2 単位
ナンバリングコード
BIOR-Reso-7491-007
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期集中

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 中島 千晴(生物資源学研究科資源循環学専攻), 白水貴(生物資源学研究科資源循環学専攻)

NAKASHIMA Chiharu, SHIROUZU Takashi

実務経験のある教員 中島千晴: 国際協力機構、独立行政法人製品評価技術基盤機構: 生物多様性の評価と生物多様性条約におけるABS対応の実務

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 異なる生物である植物寄生菌とその宿主植物の相互作用は細胞を介して互いに認識することから始まり、この相互作用が生物の進化に大きく影響を与えていると考えられます。そこで, これら異なる生物を材料として, 生物の分子系統進化を反映し, 且つ実用上有用な分類学は成立するか, また生物間相互作用が観察できるか, をテーマに, 研究手法および基礎的な知識について解説し, 議論を行います。
Students can learn knowledge about Fungal evolution, fungal phylogeny, and fungal biodiversity including systematics through this class.
この講義を通じて4つの力の「考える力」「コミュニケーション力」「生きる力」を身につけるため,生物資源学研究科のディプロマポリシー(2)生物資源の開発,保全,利用に貢献できる生物資源学の高度な専門的な知識と技術,経験を身につけることを目指します
学修の目的 菌類進化・分類学は, 幅広い菌学分野の視点から異なる生物である植物寄生菌とその宿主植物の相互作用, 相互作用が生物の進化に与える影響や, 生物の分子系統進化とその解析手法, 且つ実用上有用な分類学は成立するか, また生物間相互作用が観察できるか, をテーマに議論を深め, 知識を得る講義です。この講義に参加する学生はこれらの問題を理解し, 生物の多様性と生物間の相互作用とその利用の実際を理解することで, これらの問 題の解決方法を自ら考察できるようになることを目的とします。
学修の到達目標 本講義を通じて, 形態分類学, および分子系統解析の基礎理論を習得し, コンピュータを用いて系統樹を作成できるようになります。また, 菌類のみならずさまざまなモデル生物を用いて得られた系統樹と現行の分類を対比し, その対象生物の分類の妥当性と生物間の相互作用について評価できるようになります。また, 生態的な知見をはじめさまざまな知見を取り込み, 統合することで妥当な分類体系や, それを応用した生物資源としての利用を提案するための能力を身につけることができます. そのために, 以下の学修到達目標を設定します。
(知識)
生物の諸性質, 多様性, 分類学, 分子系統学の基本知識を得て, 議論できるようになります。
(態度)
聴講だけではなく発表や討論を通じて, 自らの意見をまとめ, また他の参加者の意見を認め, 取り込みさらに展開することでさらに内容を深めることができます。
(技能)
モデルデータを用いた系統樹の作成, 系統樹に基づいた議論の展開など, 論理的に議論を展開できるようになります。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  •  共感
  • ○主体性
考える力
  •  幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  • ○実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 毎時間ごとのレポートの提出と議論への参加を義務とし、この条件を満たさない場合には減点(5-10点)し100点満点で60点以上が合格とする。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

プレゼンテーション/ディベートを取り入れた授業
グループ学習の要素を加えた授業
Moodleを活用する授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

教員と学生、学生相互のやり取りが、ほぼ英語で進められる授業
授業アンケート結果を受けての改善点 学生とのコミュニケーションを重要視する。
教科書 適宜配付する。
参考書
オフィスアワー 毎週水曜日12:00~13:00,場所561号室
受講要件 とくになし。
予め履修が望ましい科目 とくになし。
発展科目 とくになし。
その他

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 分子系統と分類, 菌類, 生物間相互作用, 系統
Key Word(s) Systematics, Fungi, Plant-Microbe Interactions, Phylogeny
学修内容 第1回 菌類の分類学の基礎
第2回 分子系統解析の基礎
第3回 分子系統解析の基礎
第4回 近隣結合法による系統樹作成
第5回 最大節約法による系統樹作成
第6回 各種系統樹の評価法
第7回 各種系統樹の評価法
第8回 植物防疫の現場と課題
第9回 植物防疫の現場と課題
第10回 植物防疫の現場と課題
第11回 分子系統樹と生態学
第12回 分子系統樹と生態学
第13回 分子系統樹の生態学への応用
第14回 分子系統樹の生態学への応用
第15回 分子系統樹の生態学への応用
第16回 総合討論会
事前・事後学修の内容 事前学習用の論文セット、データセットは都度配布する
第1回 菌類の分類学の基礎 : 論文セットの予習2時間、復習2時間
第2回 分子系統解析の基礎 : 論文セットの予習2時間、復習2時間
第3回 分子系統解析の基礎 : 論文セットの予習2時間、復習2時間
第4回 近隣結合法による系統樹作成 : データセット作成の予習2時間、復習2時間
第5回 最大節約法による系統樹作成 : データセット作成の予習2時間、復習2時間
第6回 各種系統樹の評価法 : データセット作成の予習2時間、復習2時間
第7回 各種系統樹の評価法 : データセット作成の予習2時間、復習2時間
第8回 植物防疫の現場と課題: 予習2時間、復習2時間
第9回 植物防疫の現場と課題: 予習2時間、復習2時間
第10回 植物防疫の現場と課題: 予習2時間、復習2時間
第11回 分子系統樹と生態学 : 論文セットの予習2時間、復習2時間
第12回 分子系統樹と生態学 : 論文セットの予習2時間、復習2時間
第13回 分子系統樹の生態学への応用 : 論文セットの予習2時間、復習2時間
第14回 分子系統樹の生態学への応用 : 論文セットの予習2時間、復習2時間
第15回 分子系統樹の生態学への応用 : 論文セットの予習2時間、復習2時間
第16回 総合討論会
事前学修の時間:120分/回    事後学修の時間:120分/回

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