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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 人文学部文化学科
受講対象学生
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次
選択・必修
授業科目名 フランスの文学D
ふらんすのぶんがく
French Literature D
単位数 2 単位
ナンバリングコード
humn-cult2130-051
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間 木曜日 7, 8時限
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 横田 悠矢(人文学部)

YOKOTA, Yuya

SDGsの目標
連絡事項 MoodleコースのURLは下記の通りです:
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19298

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 20世紀のフランス文学には、「主体」の問題をめぐる多様な議論を見ることができる。とくに1970年代後半以降、作家主体が「回帰」したことで、それはいっそう顕著になった。この時期の文学の特徴のひとつに、主体が写真やイメージとの関わりで世界を捉える作品が目立つようになったことが挙げられる。こうした背景のもと、本講義では写真・イメージと記憶という主題について考察することを通して、作家や作品をめぐる言説への理解を深める。加えて、文献の探し方や、レポートの書き方についても学ぶ。
学修の目的 みずからが関心のある文学作品について、その背景や先行研究を考慮したうえで解釈・表現できるようになる。
学修の到達目標 フランスの文学作品を特定の主題に即して読むための、基本的な知識と手法について理解する。また、各論を手がかりに、個々のテクストを多角的に捉えることができるようになる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
 人文科学の諸分野の専門的知識と豊かな教養を身につけている。
 変動激しい現代社会・地域社会について、専門的知識に基づいて論理的に考え、総合的に判断できる。
○人文科学諸分野の成果に基づき、世界各地域の固有の文化に関して、広い視野から探求できる。
 変動激しい現代社会・地域社会に対する理解を基盤として、国際感覚に基づいて行動できる。
 自ら学んだ知を、口頭表現や文章表現によって的確に発信することができる。
 国際社会と地域社会の一員という自覚をもち、その発展に貢献できる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  •  主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  •  論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  •  表現力(発表・討論・対話)
  •  リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  •  問題発見解決力
  •  心身・健康に対する意識
  •  社会人としての態度・倫理観

成績評価方法と基準 平常点(授業への参加姿勢、コメントペーパーの内容等)40%および期末レポート60%。
授業の方法 講義

授業の特徴

PBL

特色ある教育

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点
教科書 使用しない。
参考書 授業中に紹介する。
オフィスアワー 横田(yokota@human.mie-u.ac.jp)までメールにて相談してください。
受講要件 フランス語の初級文法をひと通り学習していること(授業には、フランス語の表現や文章を解説する時間が含まれます)。
予め履修が望ましい科目
発展科目
その他 ※2024年度は「文学概論D=フランス文学概論」(前期のみ、フランス語の知識は不要)でフランス文学史の流れを、「フランスの文学」(前期C・後期D、フランス語初級文法の知識が必要)で特定のテーマに即した内容を扱います。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード フランス文学
Key Word(s) French literature
学修内容 個人の生と創造行為のあいだに認められる多様な関係について、文学作品や映像資料をもとに検討する。本年度後期は、詩や散文、現代芸術といった諸分野において写真・イメージと記憶がいかに結びつくのかを、以下のテーマに沿って考える。文学や芸術の「語り方」に慣れるとともに、作品・文献参照の手法についても学ぶ(なお、履修状況等により一部変更になる場合がある)。

    第1回 ガイダンス、20世紀フランス文学史の紹介
  第2〜3回 「作者の死」と「作者の回帰」
  第4〜5回 いくつかの写真論―バルト、ソンタグ
  第6〜7回 写真と生の記述「フォトビオグラフィ」
    第8回 中間課題とレポートの書き方について
 第9〜10回 写真と現実、写真とフィクション―モディアノ、デュラス
第11〜12回 現代芸術と「個人の神話」
第13〜14回 瞬間の美学
   第15回 総括
事前・事後学修の内容 予習箇所を指定するので、あらかじめ読み、内容について考えておくこと。また授業後は、新たに得た知識や理解を踏まえて、次回以降に備えること。
事前学修の時間:90分/回    事後学修の時間:150分/回

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