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開講年度 | 2024 年度 | |
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開講区分 | 人文学部文化学科 | |
受講対象学生 |
学部(学士課程) : 2年次, 3年次, 4年次 |
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選択・必修 | ||
授業科目名 | フランスの文学C | |
ふらんすのぶんがく | ||
French Literature C | ||
単位数 | 2 単位 | |
ナンバリングコード | humn-cult2130-050
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開放科目 | 非開放科目 | |
開講学期 |
前期 |
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開講時間 |
木曜日 7, 8時限 |
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授業形態 |
対面授業 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい
「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業 |
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開講場所 | ||
担当教員 | 横田 悠矢(人文学部) | |
YOKOTA, Yuya | ||
SDGsの目標 |
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連絡事項 | MoodleコースのURLは下記の通りです: https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=19297 * 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい |
授業の概要 | 個人の生と創造行為のあいだに認められる多様な関係について、文学作品や映像資料をもとに検討する。本年度前期は、2022年にノーベル文学賞を受賞したアニー・エルノー(1940–)の作品群を総合的に取り上げる。文学史におけるエルノーの位置づけや、当時の社会状況、未邦訳の関連資料をあわせて考察することで、作家や作品をめぐる言説への理解を深める。加えて、文献の探し方や、レポートの書き方についても学ぶ。 |
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学修の目的 | みずからが関心のある文学作品について、その背景や先行研究を考慮したうえで解釈・表現できるようになる。 |
学修の到達目標 | フランスの文学作品を特定の主題に即して読むための、基本的な知識と手法について理解する。また、各論を手がかりに、個々のテクストを多角的に捉えることができるようになる。 |
ディプロマ・ポリシー |
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成績評価方法と基準 | 平常点(授業への参加姿勢、コメントペーパーの内容等)40%および期末レポート60%。 |
授業の方法 | 講義 |
授業の特徴 | |
授業アンケート結果を受けての改善点 | |
教科書 | 使用しない。 |
参考書 | 授業中に紹介する。 |
オフィスアワー | 横田(yokota@human.mie-u.ac.jp)までメールにて相談してください。 |
受講要件 | フランス語の初級文法をひと通り学習していること(授業には、フランス語の表現や文章を解説する時間が含まれます)。 |
予め履修が望ましい科目 | |
発展科目 | フランスの文学D |
その他 | ※2024年度は「文学概論D=フランス文学概論」(前期のみ、フランス語の知識は不要)でフランス文学史の流れを、「フランスの文学」(前期C・後期D、フランス語初級文法の知識が必要)で特定のテーマに即した内容を扱います。 |
MoodleのコースURL |
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キーワード | フランス文学 |
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Key Word(s) | French literature |
学修内容 | アニー・エルノーの作品は大部分が自伝的であり、妊娠中絶や両親の死、愛人との関係などを描く「物語」のなかで、自己の社会的側面、個人と歴史・社会の結びつきが問題になることが多い。本講義では作家の日記や文学論を含めた多様なテクストを経由し、おもに以下のテーマを取り上げながら、エルノー作品の全体像に迫る。また、エルノーが影響を受けた文学作品・映画等についても適宜紹介する(なお、履修状況等により一部変更になる場合がある)。 第1回 ガイダンス、アニー・エルノーの紹介 第2〜3回 「オート=ソシオ=ビオグラフィ」と個人、家族、社会 第4〜5回 エクリチュールという「場所」 第6〜7回 エルノー作品と絵画・映画 第8回 中間課題とレポートの書き方について 第9〜10回 日記・写真の使用法 第11〜12回 個人的記憶と記憶的記憶 第13〜14回 自伝的記述と「ロマネスクなもの」 第15回 総括 |
事前・事後学修の内容 | 予習箇所を指定するので、あらかじめ読み、内容について考えておくこと。また授業後は、新たに得た知識や理解を踏まえて、次回以降に備えること。 |
事前学修の時間:90分/回 事後学修の時間:150分/回 |