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科目の基本情報

開講年度 2024 年度
開講区分 医学部看護学科 ・母子看護学
受講対象学生 学部(学士課程) : 3年次
選択・必修 必修
授業科目名 母性看護学実習
ぼせいかんごがくじっしゅう
Practicum in Maternal Nursing
単位数 2 単位
ナンバリングコード
medc-nurs-MATE-3401-001
開放科目 非開放科目    
開講学期

後期

開講時間
授業形態

対面授業

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

「オンライン授業」・・・オンライン会議ツール等を利用して実施する同時双方向型の授業
「ハイブリッド授業」・・・「対面授業」と「オンライン授業」を併用した授業
「オンデマンド授業」・・・動画コンテンツの配信等によって実施する授業

開講場所

担当教員 安積陽子(医学部看護学科)、齋藤真希(医学部看護学科)、近藤桃子(医学部看護学科)、高橋恭子(医学部看護学科)

ASAKA Yoko, SAITO Maki, KONDO Momoko , TAKAHASHI Kyoko

実務経験のある教員 助産師として臨床(産科病棟など)での実務経験があり、母性看護学実習で教授する母性看護学の基礎的知識・技術を備え、学生の看護実践を指導するための能力をもっている。

SDGsの目標
連絡事項

* 状況により変更される可能性があるので定期的に確認して下さい

学修の目的と方法

授業の概要 母性看護の対象の身体・心理・社会的特性を理解し、性と生殖に関する形態・機能・病態、および、母子とその家族への看護ケアを看護過程の展開をとおして学ぶ。
学修の目的 1. 妊娠期、分娩期、産褥期、新生児期の身体・心理・社会的特性を理解し、母子とその家族に必要とされる看護ケアを実践する基礎的能力を習得する。
2. 実習場面での、受け持ち対象者-看護師・助産師の関わりから、専門職としてふさわしい態度を身につける。
学修の到達目標 1. 積極的傾聴の姿勢でコミュニケーションがとれる。
2.対象の看護過程の展開において、必要な情報を収集することができる。
3.対象(妊婦・産婦・褥婦・新生児)の身体的特性を把握し、状態をアセスメントし、優先順位をふまえて診断できる。
4.対象(妊婦・産婦・褥婦・新生児)の身体的状態に応じた看護目標・計画を立案できる。
5.対象(妊婦・産婦・褥婦・新生児)の身体的ケアや観察を看護診断に基づき安全・安楽に実践できる。
6.母乳育児支援の原理と方法について理解できる。
7.対象(妊婦・産婦・褥婦)の心理・社会的特性(退院後の生活を含む)を把握できる。
8.対象(妊婦・産婦・褥婦)の心理・社会的状態(退院後の生活を含む)をアセスメントし、優先順位をふまえて診断できる。
9.対象(妊婦・産婦・褥婦)の心理・社会的状態(退院後の生活を含む)に応じた看護目標・計画が立案できる。
10.対象(妊婦・産婦・褥婦)の心理・社会的ケア(退院後の生活を含む)を実践できる。
11.妊婦・産婦・褥婦・新生児の看護を実践し、適切に評価し必要に応じて計画を修正・追加できる。
12.母子相互作用、愛着形成促進に向けた母子へのケアができる。
13.対象の育児に関する社会資源の活用について考えることができる。
14.対象(妊婦・産婦・褥婦・新生児)のプライバシーや羞恥心に配慮して行動できる
15.周産期における継続的な看護活動を行うための保健医療チームの役割を理解できる。
ディプロマ・ポリシー
○ 学科・コース等の教育目標
○看護学の観点から人間を総合的に理解するための基本的知識と技能を身につけている。
○地域及び社会的ヘルスニーズや人のライフサイクルに伴う社会生活を視野に入れ、より健康にその人らしく生きるための援助を考えることができる。
○人の尊厳と生命を尊重する姿勢に基づき、対象者に対する倫理的配慮ができる。
○他者との相互関係における自己省察をもとに自己成長を志すことができる。
○国際的な健康問題や社会の変化などの動向を視野に入れながら、看護に関する課題を解決しようとする態度を持つ。
○看護職としての責任感を持つ。
○科学的根拠に基づき、個人の健康状態に応じた適切な看護実践をすることができる。
○保健医療福祉システムの中で、看護の専門性を発揮しながら他職種と連携・協働することができる。

○ 全学の教育目標
感じる力
  • ○感性
  • ○共感
  • ○主体性
考える力
  • ○幅広い教養
  • ○専門知識・技術
  • ○論理的・批判的思考力
コミュニケーション力
  • ○表現力(発表・討論・対話)
  • ○リーダーシップ・フォロワーシップ
  •  実践外国語力
生きる力
  • ○問題発見解決力
  • ○心身・健康に対する意識
  • ○社会人としての態度・倫理観

感じる力30%,考える力30%,生きる力10%,コミュニケーション力30%

成績評価方法と基準 実習評価表に則り、知識・技術・態度について総合的に評価する。
授業の方法 実習

授業の特徴

PBL

問題提示型PBL(事例シナリオ活用含)
問題自己設定型PBL
プロジェクト型PBL
実地体験型PBL

特色ある教育

グループ学習の要素を加えた授業
キャリア教育の要素を加えた授業
その他、能動的要素を加えた授業(ミニッツペーパー、シャトルカードなど)

英語を用いた教育

授業アンケート結果を受けての改善点 実習中・終了後に学生からの意見や要望に対応する。また、学生による授業評価結果をもとに教員間で検討し、教授・指導方法を改善する。
教科書 有森直子 編、母性看護学Ⅰ 概論 第2版、医歯薬出版株式会社、2021
有森直子 編、母性看護学Ⅱ 周産期各論 第2版、医歯薬出版株式会社、2021
病気がみえる Vol.10 産科 第4版 MEDIC MEDIA
根拠と事故防止からみた母性看護技術 第3版 医学書院
参考書 写真でわかる母性看護技術 インターメディカ
【電子ブック】
NICUとこころのケアー家族のこころによりそって 第2版,橋本洋子,メディカ出版,2011
周産期看護マニュアル―よくわかるリスクサインと病態生理―,中井 章人,東京医学社,2008,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000052104
母性看護技術 第2版(看護実践のための根拠がわかる),北川 眞理子,メヂカルフレンド社,2015,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000033716
写真でわかる母性看護技術アドバンス―褥婦・新生児の観察とケア、母乳育児を理解しよう!―,平澤 美恵子,インターメディカ2017,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000049269
写真でわかる母性看護技術アドバンス―褥婦・新生児の観察とケア,母乳育児を理解しよう!―【動画付き】,平澤 美恵子,インターメディカ,2017,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000060658
全身の回復と子宮復古を促す看護 【動画】(看護過程から学ぶ!母性看護学実習 vol.1),医学映像教育センター,2019,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000076637
母乳育児の確立に向けた看護 【動画】(看護過程から学ぶ!母性看護学実習 vol.2),医学映像教育センター,2019,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000076638
新生児の子宮外生活への適応の看護 【動画】(看護過程から学ぶ!母性看護学実習 vol.3),医学映像教育センター,2019,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000076639
帝王切開で出産した褥婦への看護 【動画】(看護過程から学ぶ!母性看護学実習 vol.4),医学映像教育センター,2019,https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000076640
オフィスアワー 担当教員が設定する
受講要件 母性看護学Ⅰ、母性看護学Ⅱを履修済であること。
予め履修が望ましい科目 実習までに開講しているすべての必修科目
発展科目 統合実習Ⅰ・Ⅱ(母性看護・助産学)
その他 事前に、母性看護学実習要項の事前学習の項目にそって自己学習を進めて、母性看護技術も実施できるよう準備をした上で、実習に臨みましょう。その際、母性看護学Ⅱで学習した事例による母性看護過程展開の内容を復習しましょう。それらの学習レポート、および、母性看護学Ⅱの看護過程展開記録は、実習ガイダンス・オリエンテーションの際に持参してください。実習中は自己の健康管理に気をつけて、欠席しないようにしてください。

授業計画

MoodleのコースURL
キーワード 妊娠、分娩、産褥、新生児、母性看護、看護過程展開
Key Word(s) Pregnancy, Childbirth, Postpartum, Newborn, Nursing process
学修内容 1.実習内容
入院中の褥婦・新生児、あるいは、妊婦、産婦を受け持ち、看護過程を展開する。
2.実習場所
三重大学医学部附属病院 周産母子センター母性棟、産科外来
3.実習スケジュール
1週間を病棟実習、1週間を外来実習とし、10名を4~6名に分けて、交互に病棟・外来実習を行う。
初日は全員で病棟オリエンテーションを受ける。病棟実習では、初日に受け持ち対象者に挨拶し、情報収集を行い、看護過程展開の方向性についてアセスメントし、指導を受ける。2日目以降は、受け持ち対象者の看護過程を展開する。
4.カンファレンスは、1週目最終日にテーマカンファレンス、2週目最終日にテーマカンファレンス、最終カンファレンスを行う。
事前・事後学修の内容 母性看護学実習要項Ⅳ. 事前学習の内容にそって学習し、実習ガイダンス・オリエンテーションの際に提出し、教員の確認・指導を受ける。
事前学修の時間:180分/回    事後学修の時間:90分/回

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